こんにちは！

神戸大学医学部の、のいです☆

ハロウィンどころかおせちの注文を見かけるようになって、季節を追い越しすぎちゃうかと思う今日この頃です。

さて、今日はちょっと息抜きに、謎多き（？）医学科の実情をチラッと見せちゃいましょう。

医療系に興味のある人はもちろん、医師・看護師にキラキラすぎる幻想を抱くそこのあなた、ぜひ見ていってください（圧）。

医学科ないない① 医学科に入りさえすれば医師になれる説

医学科に入りさえすれば自動的に医師になれる...？！

そうだったらいんですけどねえ。

いや、そんな医者不安すぎるか、、

まず医学科は6年間あります。

大学によって多少異なりますが、一般的に1年生は主に一般教養と少しの生物系の専門科目。

2年生で解剖学や組織学といった正常の体のつくりや細菌についてなどを勉強し、それが終われば病理学や薬学など少しずつ体の異常のお話が始まります。

ここまでが基礎医学です。

その後、だいたい3年生くらいで各科（循環器内科、心臓血管外科、救急科など）ごとの勉強が始まります。ここからが臨床医学です。

もちろん全ての科目で試験やレポートがあり、落ちると再試験、科目によって落とすと留年も（怖）。

各科の勉強が一通り終わる頃、多くの大学では4年生の後半で、全国共通の大きな試験があります。

それに合格すればようやく本格的な臨床実習です。

実習は6年生まで続き、その後卒業試験を受けて、合格できればようやく国家試験の受験資格が得られます。

そして、6年生の2月に国家試験を受けて、無事受かれば医師免許獲得です！

長い長い道ですが、今はその道を楽しみながら進んでいますよ～！

医学科ないない② 入学したらすぐに何科か決める？

医師といえば内科！外科！小児科！産婦人科！というふうに、いろんな科に分かれていることは多くの人が知るところです。

私も入学した頃からよく何科になるの？と聞かれていましたが、実は診療科を決めるのはずーっと後。ほんとにずっと後です。（しつこい）

どのくらい後かというと、最終は卒業どころか、卒業して研修医を2年間やっている間に決めればOK。まっだまだですね。

もちろん早めに決まっていれば、それに合わせて学生のうちからプラスアルファで研究室に通ったり、研修医として働く病院を決める時に決めやすくはなります。

学生の間は、基本的には全員同じように基礎医学やすべての診療科を学びますし、国試合格後も研修医の間はいろんな科を回ります。

医学科ないない③　他の学部からモテる？

医学科って他の学部からモテる？？

これはですね、完全に個人の問題です（笑）

まず私の大学は、他の学部のキャンパスと10キロは離れてますもん。

文字通り山越えしないとあちらのキャンパスへは行けないという。。笑

もちろん他の学部と同じキャンパスの大学もありますが、意外と多くの大学で異なるキャンパスに医学科があったり、医科大学だとそもそも大学に医学部しかなかったりします。

ですので、恋愛関係の"モテる""モテない"はさておき、何もしないでいると、関わりが限定されてくることが多いのが特徴になるかと思います。

何に関しても、大学生での経験の差は、「自分からアクションするか」だと思います。

自分からアクションすれば、自分と同じようなことに興味を持つ学生や社会人と出会うことも多いです。人との繋がりや自分から動いた経験は一生の宝になる！

受験勉強につかれたときは、大学で挑戦したいことや行きたい場所や国を考えるのもいいですね。

私は、社会に出る前に、社会的背景や考え方が異なる人々を知り、視野を広げておきたいと思っていました。

そこで、大学ではボランティアサークルや地域のイベントに、積極的に参加しています。

また、海外（貧乏）旅行やアルバイトも学生ならではのことなので、楽しんでいますよ♪

まとめ

今回はみんなが勘違いしがちな医学科あるあるならぬ、「ないない」を３つご紹介しました！

本当はもっとお話したいことばかりなのですが、今日はこの辺で。

また、機会があれば学科についてもちょこちょこ書いていきます。

お楽しみに！！

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