こんにちは!筑波大学国際総合学類の にせい です。
夏休みが終わり、気温も涼しくなってきましたね。
そろそろ、本番を想定した演習をしていく頃だと思います。
みなさんは二次試験について、「記述の対策は共通テストが終わってからでいいや」と考えていませんか?
実は、共通テスト後から二次までの一か月半は意外と時間がありません。
二次試験は記述式問題が多いため、一問解くのに共通テスト問題の何倍もの時間がかかることがあげられます。
今回は、記述力を向上させるために、今からでもできる勉強法を三つご紹介します。
二次試験で使う科目は、意識して丁寧に取り組む
記述問題を解くときに何よりも必要なのは、基礎知識です。
基本的な知識が固まっていれば、ある程度の問題には対応できます。
そのため、二次試験で使う科目については、他の科目よりも時間をかけて取り組むことから始めてみてください。
間違えたら時間をあけて1~2回解き直すとか、単語帳・一問一答などをやる時間を増やすと言ったことで大丈夫です。
記述問題を解くために必要なのは「思考力」だ!というのはよく言いますよね。
ですが、一言で「思考力」と言っても、具体的にどんな力なのかって、わかりにくくありませんか?
記述問題を解くのに思考力が必要なのは間違いありませんが、それだけを鍛えるのは中々難しいです。
私個人としては、高校の勉強における思考力は、「減点されない記述をするための思考のプロセスが身についているかどうか」だと思っています。
減点されないためというとちょっとネガティブに聞こえますね。
言い換えるとするならば、いわゆる模範解答ができるまでの過程をちゃんとわかっているかなってことです。
じゃあ、それをどう身に付けるか。
それにはやっぱり、基礎が大切なのだと思います。
なので、まずはなぜ問題が解けなかったのかを分析してください。
「思考力が無いから」というのが原因だと、どうしたらいいのかわからなくて途方に暮れてしまいます。
もっと具体的に、「この部分が正しく読み取れていなかったから間違った記述をしてしまったようだ」とか、
「この単元の知識が断片的で、結びついていないからいけなかった」というように原因をあぶりだしてください。
そして、そこでわかった足りない所を埋めるために何をすべきか考えてみてください。
共通テストの対策を兼ねながらでも、できることはたくさんありますよ。
自分の回答を添削してもらう
次にお勧めしたいのが、自分の回答を客観的に分析してもらうという事です。
記述模試などで、「あれ?なんでこの解答減点されてるんだろう?」と思うことってありませんか?
自分一人で勉強しているとどうしても、完璧に採点を行うというのは難しくなってきます。
自分の回答のクセや、正しい回答の作り方を理解するためにも、第三者の目を入れることはとても大切です。
私の場合は、英語・国語・世界史を、学校の先生に添削してもらっていました。
また、赤ペン先生も活用していましたよ。
その時もらったアドバイスはきちんと覚えておいて、次に回答を作るときに見返して、同じ指摘をされないように気を付けていました。
記述のまとめノートを作る
最後に私がおすすめしたいのは、「記述のまとめノートを作る」という方法です。
合格への100題を答え合わせした結果や、学校の先生・赤ペン先生に添削してもらったものを見ながら作っていました。
では、私がやっていたまとめノートの作り方等についてご説明させていただきます。
私がまとめノートを作っていた理由は、記述が特に苦手だったからです。
つい本文に無い自分の考えを入れてしまい、よく減点されていました。
そこで、その対策として「間違いを一般化してまとめノートに記録する」ということを行っていました。
少しわかりづらいと思うので、詳しく説明します。
まず、自分の答えと模範解答を見比べて、なぜ間違えたのかを考えます。
そして、「太郎の「○○」というセリフが読み取れていなかった」のようなその作品の内容だけに沿ったものではなく、
「登場人物のセリフを読み流してしまった。感情表現には線を引くようにする」のように、"次に生かせること"を意識した内容にして、まとめノートに記録します。
次問題を解くときに思い出して気を付けられるような内容の反省点を書き出してまとめておくということです。
こうすることで、自分の減点された理由と、その対策が一冊にまとまった自分だけの参考書ができあがります。
これを、次問題を解く前に読み返してから解けば、同じような間違いは繰り返しにくくなります。
これによって、私は記述の点数が安定しました。
このまとめノートを模試や入試の前に読み直せば、悔しい失点が防げますよね。
同じ間違いを繰り返さなければ、着実に点数があがっていきますよ。
まとめ
以上です。
季節の変わり目ですから、風邪などには気を付けてくださいね!
息抜きもしつつ、こつこつ勉強を続けていきましょう!
<この記事を書いた人>
筑波大 にせい
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