こんにちは!横浜国立大のしろたんです。
夏休みも明け、新学期がそろそろ始まる時期かと思います。
いよいよ受験勉強も本格的に始まりますね。
今回は、私の所属する材料工学EPについてお話しします。
「材料についての勉強って、どんなことをしているの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
機械工学などと比べると材料工学はマイナーなので、何をしているのかわかりにくい部分があると思います。
材料工学EPでは大きく分けて二つのことをしていると私は考えています。
早速、材料工学EPではどんなことをしているかについて、私の主観に基づいてお話しします!
その一:既存材料の研究
私の所属する材料工学EPで行っていることの一つが、既存材料の研究です。
「材料」というと木材、金属、プラスチックなどいろいろなものが思い浮かびますが、材料工学EPでは主に金属やセラミックスについて研究しています。
「この材料はどうしてこのような性質を示すのか?」ということを様々な手法で材料を分析し、研究します。
具体的には、顕微鏡を用いて材料の表面を観察したり、材料を引張ってみてどれくらいの力で壊れるかを調べたりします。
こうして多くの方法で材料を調べ、その材料がなぜそのような性質を示すのかを明らかにすることが、既存材料の研究になります。
その二:新材料の研究
材料工学EPで行っているもう一つのことが、新材料の研究・開発です。
「このような性質を持つ材料が欲しい」という要望に応えられるような材料を探索するのです。
ただ闇雲に材料を探すだけでは、なかなか目的の性質を持つ材料は見つかりません。
そこで役立つのが、既存材料の研究になります。
「AだからBという性質を持つ」ことを明らかにするのが既存材料の研究です。
つまり、「Bという性質が欲しいならAである材料を探せばよい」ということも既存材料の研究を通してわかるのです。
もちろん、この予想が常に的中するわけではありません。
「Aである材料はあったが、Bという性質は持っていなかった」ということも普通に起こり得ます。
ですがこうした材料探索の指針があることで、新材料の研究がぐっとやりやすくなるのです。
このようにして、目的の性質を持つ材料を探すのが、新材料の研究になります。
おわりに
私の所属する材料工学EPで行っていることについてでした。
ここで紹介したことは、ほぼ私が経験したことのみであり、材料工学EPで行っていることのほんの一部です。
これ以外にも、材料工学EPで行っていることはたくさんあります。
主観的な紹介になりましたが、「材料」という何をしているかわかりにくい分野のイメージを掴む助けになれば嬉しいです。
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<この記事を書いた人>
横浜国立大学 しろたん
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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