皆さん、夏に受けた模試の結果は返ってきましたか?
「今までで一番良い判定を取れた!」
「勉強したのに、全然良い判定じゃなかった...」
人によって、状況は様々だと思います。
ですが、模試の判定を捉える上で「本当に大事なポイント」は、実は判定が良くても悪くても変わりません。
ということで今回は、僕がこの時期の模試の判定を捉える上で「特に意識していたこと」をご紹介します!
成績が振るわなかった人も、まだ逆転可能ですよ。
「なぜ」その判定になったのか?
模試の結果はつい「判定」に一喜一憂してしまいがちですよね。
実際、志望校の合格可能性判定は、今の自分の「実力の指標」として悪くないと思います。
ですが、今の時期に本当に大事なポイントは、判定それ自体よりも、「なぜその判定になったのか?」という背景の部分です!
例えば同じE判定でも、
・まだ受験勉強が十分に進んでおらず、「未対策の部分」で大きく失点してしまい、E判定だった人
・猛勉強を続けていたのに、その「勉強したはずの範囲」であまり点数が振るわず、E判定だった人
この2人では、「E判定だった背景」が全然違いますよね。
背景が違えば、「模試の結果を受けて今後やるべきこと」も、全く異なるものになります!
前者の場合、失点の原因は単に「勉強していないこと」なので、ここから未対策の部分をいかに潰していくかが勝負になります。
(要は、これまでと同様に勉強を進めていけば、そこまで問題は無いパターンです。)
一方で、後者の場合は「勉強したことが身になっていない」可能性があるので、勉強のやり方自体から見直す必要があるかもしれません。
僕の場合も、夏に受けた模試の判定は確か「E判定」で、全く振るいませんでした。
ですが、部活をまだ続けていて「勉強の時間が十分でなかったこと」を分かっていたので、気を落とさず、前向きに勉強と向き合うことができました。
間違えた問題は「1問ずつ」復習
そして、この「判定の背景」をきちんと理解するためには、やはり間違えた問題を1問ずつ復習していくことが大事だと思います。
いつもの問題演習と同じように、自分の解答と模範解答をよく見比べて、
・なぜ「自分は」この問題が解けなかったのか?
・どうして「模範解答は」模範解答たり得るのか?
といったポイントを、しっかり押さえていきましょう。
この過程で、間違えた問題に応じた知識と同時に、
「この単元の間違いが多いな」
「これはまだあまり勉強できていないから出来なくて当然だな」
「勉強した覚えがあるのに間違えてしまったな」
といった「間違いの傾向に関する気づき」も得られると思います。
この気づきが、「じゃあこれからは◯◯な勉強を取り入れてみよう」といった、勉強計画の更新のベースになるはずです!
第一志望は「まだ諦めない」
模試の一番の目的は良い判定を取ることではなく、「結果に応じて勉強の方針を立て直すこと」にあると思います。
その方針を検討する上で、「なぜその判定になったのか」を理解することが重要、ということです。
なので、夏の模試判定が振るわなかった人も、「第一志望を諦めるにはまだ早い」と思います。
もとから勉強不足の人はもちろん、勉強したのに結果が出なかった人だって、「結果の分析に応じてやり方を修正すること」ができれば、まだまだ逆転は狙えます!
(もしどう修正すれば良いか詳しく教えてほしい人は、先輩ダイレクトでいつでも相談してくださいね。)
ぜひ模試を「過去のもの」ではなく、「未来に繋がるもの」として捉えてほしいなと思います!
<この記事を書いた人>
東京工業大・すい
判定に踊らされるのは、はんてぇ(反対)!
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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