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【大学進学総合】もし、模試をフル活用するなら。

  • 高2コーチ
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この記事を書いた人

大分大 教育学部  ぴーとこ先輩

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    こんにちは。

    大分大教育学部のぴーとこです。

    絶賛お盆休みですね。

    充実した休みを過ごせていますか?

    私は高2の今頃は苦手な数学をすこ~しだけ取り組んで、勉強した"つもり"になってしまっていたという苦い思い出があります(笑)

    皆様もお気をつけくださいませ。

    さて、夏休み前や夏休み序盤に受けた模試が返却される頃でしょうか。

    模試返却あるある、「え、うそ、なんでこんな点数なん?もうちょい点くれてもよくね?(泣)」問題。

    起こってしまった惨劇は仕方ないものとして、そこから立ち直って立て直さなければなりません。

    その時、当たり前ですが正しい(自分に合った)方法を取れば劇的に伸びるし、間違った方法を取れば単なる時間とお金の無駄です。

    ということで今回は、模試の振り返りについてお話していこうと思います。

    今回の内容はこちら。

    内容に入る前ですが、まとめました。

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    とりあえず模試分析

    まずとりあえず、客観的に模試を分析していきます。

    健康診断でいうところの、結果票の説明を受けている場面でしょうか。

    「この教科で事故った」というよりも「この教科のこの問題を間違えた」ってわかっている方が直しやすいですよね。

    食事制限をするようなダイエットが必要なのか、脂っこいものを控えたほうがいいのか、もっと運動しないといけないのか。

    自分の健康のためにやることをはっきりさせますよね。

    模試も同じです。

    よって分析していくことが重要になります。

    私は以下の手順で模試の分析をしていました。

    ・成績表と問題、自分の解答(マーク表やメモなど)を用意
    ・科目ごとに(もしくは全体で)あと何点あればひとつ上の成績になるかを確認
    ・自分の実力で解けそうなのに間違えた問題を確認
    ・その問題を中心に間違えた問題に印をつける
    ・苦手な単元や問題形式を確認

    参考にしてやってみてください !

    直す優先順位

    続いて、教科ごとの解き直しの優先順位について解説します。

    ぴーとこ流、直す順位の公式に当てはめて考えてみましょう。

    教科の優先順位 =(第一志望の配点) ×(主観的苦手度)×(目標点との点数差)

    この積が大きいものから順番に勉強の優先度をつけていきます。

    あくまでも目安であり、考え方です。

    数値が出てくる計算式ではないのですが、参考にして優先度の高低をつけてみてください。

    メリハリがついて勉強しやすいと思いますよ~。

    高速演習

    「演習不足により点数が上がらなかった」という場合についてお話します。

    このようなときはより多くの問題を解くことで点数が上がるということは間違いないでしょう。

    ということで、問題集を使って問題演習をします。

    しかし勉強に部活に授業に遊びに...と時間がないのが高校生。

    基本的には普通に問題集を解いて普通に復習してほしいですが、そうはいかない局面ってありますよね。

    ということで、ここでは高速で問題集を解くことにより、効率的に点数を上げる方法をご紹介します。

    ただし、かなりきついです。

    想像以上に頭が疲れます。

    覚悟の上、実践してください。

    手順は以下の通り。

    1. 問題集など完璧にしたいもの、解答、ノートを用意
    2. 問題を読む
    3. 答えの一番最初の行だけを考える(書かない。考えて説明するだけ)
    3.5. 3秒以内に答える。答えられなければそのまま 4. へ。
    4. 解説を読む
    5. 合っていたら次の行に進む。間違えていたが、単に計算ミスのようなものはそのまま進む。間違っていて理解できなかったら、その行がわかるまで実際に手を動かして解いてみる。
    6. 問題の最後まで繰り返す
    7. 一周解いたら、もう一度間違えた問題を振り返る
    8. 直後、1週間後、1か月後...とだんだん間隔をあけて間違えた問題を繰り返し解く。完璧になるまで(問題、解答、解説を理解したうえで丸暗記できるようになるまで)繰り返す。

    行う際のポイントは「復習の鬼になる」ことと「基本的には書かない」ということです。

    一度解いた問題を完璧になるまで繰り返し完璧になるまで仕上げておけば、模試や入試本番で同じような問題が出たとき、確実に得点できます。

    ということで、完璧に暗記してしまえばいいのです。

    また、書かないことで効率化をし、短時間でより多くの問題を解くことにします。

    用意したノートを使うのは、解説を読み込んで理解するときのみ。

    頭の中を書き出すためなので、きれいに書く必要はありません。殴り書き上等。

    注意してほしいことは、この場合の問題を「解く」というのは、問題の解答を求めることではなく、問題の解き方を確認するということです。

    よって普通の問題演習の時間を別途用意する必要がありますが、この方法を使うと問題集まるっと一冊暗記なんてこともできちゃいます。

    緊急手段としてお使いください。

    振り返りの効率化のために

    続いて、振り返りの効率化のためにする工夫を模試前、模試中、自己採点に分けて説明していきます。

    模試前の振り返り

    模試前の振り返りに有効なのは、過去の模試を解き直すことです。

    過去の模試には以前解いた時の印がついていると思うので、間違えた回数が多かった問題から順番に解いていくと、過去問が自分専用の問題集になると思います。

    時間がない時は、一番多く印がついたもの&ぱっと見で解答の方針が思い浮かばないものを解き直してみましょう。

    高速問題集の方法の応用で、書かずに解答の方針を思い浮かべるようにすると、効率よく短時間で問題の解き直しができます。

    また授業ノートなどをバーッと見返すだけでも点数が上がるかも。

    模試中の○×△

    問題を解きながら問題に◯☓△をつけてみましょう。

    面倒なら、わからないと思った問題に◯、迷った問題に△をつけておくだけでも有効です。

    この方法は、模試の最中と解き直しの2つの場面において役立ちます。

    まず模試の時間中。

    もし時間が余った時に◯や△がついている問題から解き直しをすることで、効率よく点数を上げることができます。

    次に解き直しの場面。

    もしぱっと解答が思いついた問題だったとしても、◯や△をつけてある問題は、そのままだと次にまた点数を落とす可能性がある要注意問題。

    これらの解き方も重点的に確認をしておくことで、次回同じようなミスで失点を防ぐことができるでしょう。

    自己採点の練習をしよう

    せっかくの機会です。

    自己採点の練習をしましょう。

    「家に帰るまでが遠足」改め「自己採点までが模試」です。

    やり方は簡単、3ステップ。

    しかもいたって普通。

    まず、模試の時に自分の解答を問題用紙にマークしておきます。

    記述であれば、自分の解答の方針をサクッとメモしておくだけでも役立ちます。

    とにかく自分が何を選んだ、何を答えたかが確認できるようにしておきます。

    次に模試の後には模範解答が配られると思うので、その解答を元に丸つけします。

    最後に返ってきた結果表の点数と自分の自己採点の点数の点差を調べることで、自分がどれだけ正確にマークできているか、さらに自己採点できているかがわかります。

    自己採点も練習しておくことで、自己採点ミスにより志望校の選択を誤るという悲劇を防ぐことができます。

    おわりに~練習は本番、本番は練習~

    最後によくある言葉ですが、練習は本番、本番は練習です。

    1回1回の模擬試験を本物の入試のように大事にすることにより、本番を緊張せずにリラックスして迎えることができるでしょう。

    私の場合、模試の時のルーティンを作り、入試当日も同じようにすることにより、パフォーマンスを安定させるようにしていました。

    例えば休み時間に食べるおやつやお昼ご飯の内容、持っていく参考書の種類やどれだけ仕上げておくか(どれだけ参考書を作り上げておくか)などです。

    短い模試の休み時間で効率よく復習と体力回復し、眠気と疲労と緊張に勝てるようにするための工夫ですね。

    これ、受験当日にもかなり役立ちました。

    模試の復習を通じて自分の苦手や成長を発見し、上手に健康診断のように模試を活用することで、周りと一歩差をつけられるようになっちゃいましょう!

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    <この記事を書いた人>
    大分大 ぴーとこ

    実は、私も資格試験の勉強をしている受験生仲間です。

    この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。

     

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