夏休みが終わってもまだ暑い日が続いていますが、受験勉強は順調に進んでいますか?
秋からは、これまで固めた基礎知識を使って、本番に近い形式の問題演習に取り組むことで、問題のレベルをつかんだり、時間配分の感覚を養ったりしていきましょう。
今回は、秋以降の実戦演習のポイントを説明します!
現時点で解くのに時間のかかる問題を把握しよう!
まずは、今の実力で共通テスト情報Ⅰの問題が解けるかを確認しましょう。
以下のどれかを、本番を想定して60分の時間を計って解いてみましょう。
解けない問題があったらならば、ぜひその単元を復習してください。
ほぼ解けたとしても、時間以内に解けたか、迷いながら解いたところがなかったかを振り返ってみましょう。
解いてみてまだ基礎が固まっていないと感じた単元があれば、そのたびに復習しましょう。
本番の問題を時間内に解くために
次の図は、試作問題での時間配分案になります。
共通テストの本番では、以下のようなイメージで各大問を解き切ることが理想的です。
問題の意味がわかり、解けそうと思えたならば情報Ⅰの勉強は順調に進んでいます。
これまで共通テスト予想問題や模試などで見てきた通り、共通テスト情報Ⅰは問題文が長く、問われている内容の理解に最も時間を使うことになります。
では、一読して内容が理解できるようになるにはどうすればよいでしょうか?残念ながらすぐ効く方法はありません。
問題に繰り返し取り組んで、慣れていく必要があります。
ただし、コツはあります。例えば、
・各問いで何を問われているかをざっくり理解する。
・解くのに必要な情報に線を引く。
などです。
多くの問題に取り組んで、自分に合った方法を見つけましょう。
情報Ⅰは、問題の発見・解決に向けて、扱うテーマと情報を結びつけてとらえ、情報技術を適切かつ効果的に活用する力や、コンテンツを生み出す力を身につける教科です。
扱われる素材やテーマは多岐に渡ります。
そのため、共通テストでは、用語やその意味がそのまま問われることはなく、身近な場面や見慣れない素材に対して、学んだことを活用して解く問題が出ます。
①問題でどんなテーマを扱っているか? どんな課題について考える問題か?
②今回のテーマに関連する基礎事項は何か?
③問題文から読み取れる内容から、何がわかるか?得られたデータや数値から何が言えるか?問題の結論は何か?
といったように、おおよそ問われる観点は決まっています。
こうした観点を意識することで、読み解きも早くなっていきます。
読解が苦手なら、たとえ長い文章であっても読み飛ばさずに読んでみましょう。
そして、各問いに取り組み、問題を解くために必要な情報がどこに書いてあるかを探すトレーニングもしていきましょう。
その練習のためには、「共通テスト予想問題」や教科書の章末問題を活用しましょう。
具体的な素材をテーマとして扱われた問題などは、共通テストで問われる観点の練習ができます。
まとめ
今回は、秋以降でやるべき情報Ⅰの実戦演習について説明しました。
情報Ⅰは、取り組むために必要な知識は決して難しくありません。
何を問われているかを理解し、資料を読み解き、正解を選ぶ過程がカギとなります。
今回お伝えしたような勉強を行い、共通テスト本番へ向けて対策し、秋以降もがんばっていきましょう!
次回は最終回、「【絶対おさえる】共通テスト情報Ⅰ直前確認ポイント3選」をお伝えします。お楽しみに!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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