みなさんこんにちは!
大阪大学人間科学部のいりすです。
暑くなったかと思えば雨の日が続いたり、体調管理が難しい時期になってきましたね。
そろそろ本格的に模試を受けたり、その結果と向き合わなければならなかったりする人も増えてきたのではないでしょうか。
なかなか思うような結果が出なかったり、受験自体が大変で疲れてしまったり、「模試なんて嫌い!意味あるの?」と思ってしまうこともあるかもしれませんね。
でも実は、「模試」はうまく利用することで一気に理解度を上げることができる最強の素材なんです!
今回は、暗記系の科目を中心にした「模試の勉強素材としての活用法」についてお話していきますね。
「間違いの選択肢」の間違っている部分を訂正しよう
共通テスト形式の模試など選択式の問題を解く時、正解を選んで終わってしまっていませんか?
それはあまりにももったいない!!
4つの選択肢から正解の1つを選ぶ問題なら、少なくとも3つは間違ったことが書かれていますよね。それを全て見つけ出し、かつ正しく書き換えられれば、3つの事項についての復習が正確に終わったことになります。
まずは、間違いの選択肢の訂正すべき箇所を探して印をつけることを意識して問題を解いてみましょう。
そして、問題を解いている時に余裕があれば、なければ見直しの時に行ってみてください。
もしも「間違っているのは分かるけど訂正できない」ということがあれば、その周辺知識があいまいだということが分かりますね。
これで模試が終わった後の復習ポイントがいち早く分かります!
正しく訂正できたのなら、しっかり理解できている証。自信を持ってください。
この解き方は復習や理解度チェックに役立つだけでなく、「根拠をもって答える」癖をつけることにも繋がり、勘で解くことが減るため、着実な点数アップにもつながりますよ!
キーワードから連想ゲームをしよう
次のステップは「連想ゲーム」です。
模試には幅広い分野から様々な問題が出題されますよね?
つまり、模試の問題をもとに復習をすれば、効率よく一気に学びなおせるということなんです。
問題に出てきたキーワードに関連するワードをどんどんと書き出していきましょう!
問題用紙の空いているスペースに殴り書きをしていく感じで大丈夫です。
例えば日本史や世界史のテストであれば、出てきた人名に対して「何をしたのか」「誰とかかわりがあるのか」など(徳川慶喜→大政奉還、○○、○○......)、事件であれば「何年くらいの話か」「誰が関わっているのか」「その後何があったのか」など、思い出せるだけ書き出していきます。
さらにそのワードから連想される言葉を書いていってもいいですね。
この時、丁寧に書く必要はありません。
頭の中に入っている情報を書き起こすように書いてみてください。
私は自分と対話するイメージで、「この人、○○したよね?」みたいに書いていました。
私は模試で30分以上時間が余った時、見直しと一緒に行っていました。
余裕があれば、同じように見直しの時に行ってみてください。自分の思いがけないミスに気が付くきっかけにもなりますよ!
「そんな余裕ないよ!」ということなら、模試終了後の自己採点の前などにやってみてください。なんの資料も見ないように気を付けてくださいね!
大切なのは、自分の頭の中にある情報だけで学んだことを再生しようとすることなんです。
だからこそ、ごちゃごちゃでも「書き切る」ことを意識してみてください。
「思い出せない」を大切に!
訂正するときも連想ゲームをするときも、「思い出せない」内容をしっかりと書いておきましょう!
それは、「思い出せない」がこれからの伸びしろだからです。
ポイントは、「どこまで思い出せたのか」を正確に書いておくこと。あとで復習するときに、何に着目すればいいかが分かりやすくなるからです。
世界史での模試の場合、私は
「→誰だっけ?何言った人?」
「→この人なんか変なことした気がする。なんだっけ?」
「→なんか国王Aと仲悪かった気がする。戦争したよね、いつ?」
などという風に書いていました。
そして、あとで資料を見て、答えを赤ペンで書き込んでいきます。思い出せなかった内容をクイズにする感覚ですね!
学んだときに感じた感情などと一緒に書いておくと、より暗記に役立つのでおすすめですよ。
まとめ
模試は情報と問題の宝庫です。
そして、何度も思い出してアウトプットしていくことが、しっかりした暗記への第一歩です。
ただ問題を解いて見直しするだけではなく、使える部分は徹底的に使っちゃいましょう!
ぜひ参考にしてみてくださいね!!
<この記事を書いた人>
大坂大学 いりす
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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