こんにちは!筑波大学国際総合学類の にせい です。
受験生となって3か月ほど経ちましたが、模試などは受けましたか?
模試では偏差値や判定が出るので、結果に一喜一憂してしまいがちですよね。
ですが、ここで冷静になり、「模試を利用する」ことができれば、ぐっと合格に近づきますよ!
私が実際にやって良かったと思う模試の活用方法について、3つご紹介します。
できなかった単元をあぶりだし、今後の勉強計画に反映させよう!
模試が返ってくると、つい判定を気にしたり、順位を周りと比べたりしてしまいがちですよね。
私も初めて模試が返ってきたときは、校内順位に一喜一憂し、判定が悪ければ落ち込み、判定が良ければ浮かれていたので気持ちはよくわかります。
ですが、模試は、自分の苦手な所を簡単にあぶりだしてくれる便利なツールでしかありません。
今どんな判定が出ようと、順位が1位だろうとビリだろうと、志望校に受かることや落ちることが確約されるわけではありません。
弱点を一つひとつ克服すれば必ず点数は上がりますし、点数が上がれば着実に合格が近づいてきます。
模試は、一日試験を頑張っただけで、自分の苦手な所を表にまとめて教えてくれるというとても貴重な存在です。
単なる「診断書」だと思って、模試結果を分析し、今後の勉強計画に生かしていきましょう!
模試のどこを見るべきか?
まず見るべきは、今一番苦手な教科は何かという事です。
特に受験科目が多い人にとって大事なのは、得意教科で100点を取る事よりも、苦手教科でも平均点よりくらいは確実に取れるようにしておくことです。
自分の足を引っ張る教科を出来るだけなくすことが、合格への近道になります。
今一番時間をかけるべき教科は何なのか、得点を見て冷静に判断してください。
もちろん、問題が難しかったという可能性もあるため、判断材料の補助として偏差値を見るのは正しい方法だと思います。
ですが、あくまで周りとの比較ではなく、自分の中で低い点数である教科を見つけ、そこに多くの時間を割くように計画を立て直しましょう。
また、余裕があれば単元ごとの成績もチェックしてください。
自分が特にできていない単元がわかれば、より計画が立て直しやすくなります。
得意教科であっても、その中で比較的苦手な単元というものは必ずあるはずです。
「自分の弱点を全て見つけ、それを受験までにつぶしきる!」という気持ちで模試を分析し、より効率のいい計画を立てちゃいましょう!
国数英は間違いの原因と対策を記録する!
ここからは、各教科の具体的な復習方法についてお話ししますね。
私は、国数英では「間違いを一般化してまとめノートに記録する」ということを行っていました。
教科ごとにノートを分けるのは面倒なので、ルーズリーフに教科別に書いたものをまとめて、バインダーに入れていました。
「間違いを一般化」というのがわかりづらいと思うので、具体的な方法を詳しく説明しますね。
まず、模試の自分の答えと模範解答を見比べて、なぜ間違えたのかを考えます。
そして、その原因と、次また同じ間違いをしないようにするための対策を書いていきます。
ひとつひとつは箇条書きで、
・間違いの原因
→その対策
のように書いていくと、考えが整理しやすいかと思います。
作成の際の注意点
間違いの原因を書くときは、
「太郎の「○○」というセリフが読み取れていなかった」のようなその問題だけに沿ったものではなく、
「登場人物のセリフを読み流してしまった。感情表現には線を引くようにする」
のように、"次に生かせること"を意識した内容(=一般化された内容)にして、まとめノートに記録してください。
数学なら、「三角比の公式の数字を勘違いして覚えていた。類題を解いて頭に入れる」とか、英語なら「that節の範囲の解釈が間違っていた。文にしるしを付けながら読解していくようにする」といった感じでしょうか。
要は、次問題を解くときに思い出して気を付けられるような内容の反省点を書き出してまとめておくということです。
こうすることで、自分の減点された理由と、その対策が一冊にまとまった自分だけの参考書ができあがります。
これを、次問題を解く前に読み返してから解けば、同じような間違いを繰り返しにくくなり、点数が安定しますよ。
理社は問題演習をしたうえで、必要な部分だけ自分でまとめる!
理社に関しては、「知識に関するまとめノートを作っている」という人も多いかもしれませんね。
特に歴史に関しては、私の周りでも自分できれいに表を作ったりしている人が多かったです。
ただ、間違えた部分とその周辺知識まで全部まとめようとすると、それだけで莫大な時間がかかってしまいますよね。
しかも、内容が多すぎて、まとめノートが教科書内容とほとんど同じみたいなことにもなりかねません。
自分の苦手な所だけをぎゅっ!と凝縮できる点がまとめノートの良いところですからね。
ということで、間違えた分野は復習ノートを作る前に、ゼミ教材や問題集などの問題を解きながら確認していくことをおすすめします。
なんとなく難しそうなところを全部まとめていると、とんでもない量になってしまいます。
自分で問題を解いたうえで「まだ理解しにくいな」と思うところをノートにまとめるようにすると、時間が節約できますし、見直しやすいまとめノートになると思います。
具体的なまとめる内容ですが、私は覚えにくいところの年表や公式の解説を自分で書いていました。
まとめノートに情報を書くときは、「教科書の文の丸写し」よりは、「口語(自分の言葉)」で書く方がいいと思います。
私の場合は、教科書の文を読んだうえで、それを友達に説明するというイメージで文章を書いていました。
自分の言葉でメモすることで、理解しにくいところもだいぶとっつきやすくなりますよ。
まとめ
とはいえ、模試で結果が悪ければ落ち込むのは当然です。
「努力が足りなかったのかな」「このままで大丈夫かな」と思うこともあると思います。
でも、皆さんは受験生生活に慣れない中でも、ここまでよく頑張ってきていると思いますよ!
冷静に結果を分析し、苦手克服を中心にした計画を立て直せば、必ず得点は伸びます。
まずは自分のここまでの頑張りを認め、息抜きもしながら自分のペースで進んでいきましょう!
<この記事を書いた人>
筑波大 にせい
当時はコロナ禍真っ最中だったので、息抜きに友達とビデオ通話してました。懐かしいです
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