こんにちは!
最近は雨の多い梅雨の季節となってきましたが、平年の梅雨とは異なり、大量の雨が急に降ってくることもあるそうなので、皆さん天候には十分にご注意くださいね!
さて、いよいよ夏休みも近づいてきて、医学部受験に向けて、勝負の時期がやってまいりました。
皆さんの中には、「勉強はしているものの、今の自分の立ち位置がよくわからない」という人や、「何をいつの時期までに進めればいいかぼんやりしていて、勉強の方針に困っている」などという人も大変多くいるのではないでしょうか?
今回はそんな悩みに応えるべく、勉強や受験戦略のロードマップをご紹介したいと思います!
題して、「今から合格に必要なこととは?医学部合格マップ!」です!
二次試験で多くの皆さんが使うだろう、英数理(物・化)の各科目についてご紹介したいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
英語編
英語は、勉強方針の面からお伝えしていきたいと思います。
医学部受験において英語は必須中の必須であり、必ず苦手克服しておくべき科目となっています。
リーディングに関しては最低でも8割8分ほどはあるのが前提でなければ医学部合格はかなり難しくなってくるというふうに個人的には考えています。
まず、皆さん単語帳、熟語帳の暗記はどれくらい進んでいますか?
一般的な単語帳、熟語帳は1冊ずつ完璧にできている状態であれば、夏休み中盤からもう1段階難しい単語帳も暗記を始めて、最低2冊の単語帳と1冊の熟語帳を完璧にしている状態で共通テストを迎えておきたいところであると思います。
もし、まだ単語帳1冊も完璧じゃないよという人は今すぐ単語帳の暗記に取り掛かってください!
共通テストでは、膨大な量の文章を読むことになりますが、単語の意味を推測で読めるほどの時間はありません。そのため、単語帳暗記は必須となります。夏休みまでには必ず1冊以上の暗記を完璧にしておくように心がけましょう。
次に、長文対策といきたいところですが、先に構文解釈を優先して欲しいと思います。
これを読んでいる多くの人は一般的な英文法の基礎知識は学校で履修済みであるという前提で話を進めていますが、もし大変苦手意識を持っている人は先に文法事項の復習をしておいてください。
構文解釈は基礎レベルの参考書と発展レベルの参考書の2冊を9月までの段階で完璧にしておいて欲しいと思います。
順番としては、基礎レベルの構文解釈→基礎レベルの長文(→基礎レベルの長文②)→応用レベルの構文解釈→応用レベルの長文、という順序で進めていき、最後の応用レベルの長文のところが9月中旬〜末という形になるのが理想的かと思います。(()の部分は余裕があったらしてほしいと思っています。)
もちろん、これより早く進む分には全く問題ないですが、これより遅くなりそうな人はペースを上げて勉強を進めましょう。
共通テストの演習と二次試験の演習は直前まで同時並行で進めていきたいところになります。
10月ごろから11月初旬までは、共通テストと二次試験の過去問の演習等を進めていき、11月からは本格的に共通テスト演習を積んでいくのが個人的には良いと思っています。
しかし、共通テストとは異なり二次試験では英作文や英文和訳などが出題されると思いますので、志望校として検討している大学の傾向は10月のうちに掴んでおき、その傾向を踏まえて11月以降少しずつ対策を進めていくことになります。
例えば、僕の場合は当時の志望校では、英作文と英文和訳のどちらも出題されていたため、11月から英作文の対策を本格的に始め、英文和訳と英作文に関しては週1回先生に添削を出していました。
それ以外は共通テストの演習を中心としており、二次試験のレベルを落とすことなく共通テスト対策ができたと考えています。
共通テスト後は、受験校の傾向に合わせて過去問演習と学校の先生への添削や赤ペン先生を中心に学習を進めるとすごく良い形で学習をしていくことができるのではないかと思います。
数学編
数学は皆さんどのように勉強を進めているでしょうか?
人によって、「難しい問題は解けないけど簡単な問題なら正答率が高い」という人もいれば「ケアレスミスも多くしてしまうけど、難しい問題には自信がある」という人もいるのではないでしょうか。
数学に関しては、受験戦略の面を中心にお話をしていきたいと思います。
受験戦略という観点で言えば、志望校が一つに定まっておらずさまざまな大学を検討しているという人は、まず、この夏休みの段階で相性の良さそうな大学を探しておくということが大切です。
今すでに比較的偏差値の低い医学部であればA〜Cくらいの判定がある場合は、自身の第1志望を中心に、A〜C判定が出ている大学から2校+挑戦校に位置する大学1〜2校の数学の過去問を試しに解いておくことをオススメしたいと思います。
また、どこの医学部でもD or E判定という人は、比較的偏差値の低い医学部を中心に2〜3校過去問を解いてみるのが良いでしょう。
一口に医学部といっても、東大や京大の受験とは異なり大学数が多く、各大学で特に数学は個性があります。
特に、〇〇医科大学というような名前の単科医科大学系は数学の問題が難しい傾向にあります。
そのため、過去問の通してその大学のなんとなくの問題の難易度を掴んでおいて、受験校決定の時期に参考にして志望校を決めておくというのが大切だと思います。
ちなみに僕は、難しい問題は苦手だが、簡単な問題は素早く正確に解けるタイプだったこともあり、香川大学医学部はその傾向にかなり合致していたのが合格の大きなポイントであったと思います。
夏休み以降に関しては、自分の傾向と大学の相性を把握した上で、受験校の可能性がある大学の問題を解くために足りない部分を補うことをイメージした勉強にしていくことが大切です。
例えば、僕は比較的簡単な問題を高得点で、というタイプだったので、一般的な受験レベルの数学の問題集の正答率を上げることを中心に学習を進め、余裕があるときはゼミ教材のかなり難しめの問題で苦手な思考系の問題を演習するというようにしていました。
また、11月以降は共通テストに注力しながら、数学3Cの演習をしておくことが二次試験まで対応できる学習方法であると思います。
理科編
僕は物理と化学を選択していたため、この2科目についてメインでお話をさせていただきます。
物理については、何よりも問題演習が大切で同じ問題を何度も解き方を覚えるまで演習することが、成績アップの最短ルートになっています。
学校の先生の中には、教科書の定義や公式などをマスターしてから問題演習をすることをお勧めされる方もいらっしゃるようですが、僕の体験としては、問題演習をこなすことで勝手に理解が深まっていくという印象です。
医学部受験においては、志望校によらず基本的な物理の問題集と応用レベルの問題集を活用することが大切であると思います。
難しい問題を解くことで理解が深まり苦手を克服するということも多々あったように感じるので、まずは基礎レベルの参考書を完璧にしつつ、どうしても苦手な場所がある場合は、それ以外の内容が完璧になったタイミングで一度応用レベルの参考書に進んでみるというのも一つの良いアイデアだと思います。
具体的には、夏休み中には基礎的な問題集を完璧にし、10月末ごろまでに応用レベルの問題集も完璧にしておく、という形で進めていく理想です。
共通テスト演習はたくさん積んだほうが良いか、という質問をよくいただくのですが、物理はそこまで多く共通テスト演習をする必要はないと考えています。
物理の応用レベルの参考書をマスターしていれば問題形式に慣れるだけで十分高得点が期待できるからです。
まずは、基礎と応用レベルの2冊の参考書を完璧にしておきましょう。
また、共通テストでは電磁気や原子の範囲を中心に細かな知識が求められることがあるので、共通テスト直前は特にこの辺りの教科書範囲の見直しは必要ではないかと思います。
二次試験以降は、基本的には過去問演習と応用レベルの参考書の復習で十分対策ができると思います。
化学については、勉強自体非常に難しいと思っています。
僕は化学がとても得意だったのですが、苦手な人が多く、暗記事項も多いため勉強には時間がかかる印象です。
こちらは、用語などがしっかりと押さえられていない人は一問一答集的な教材を活用してまずは知識のインプットを行う必要があると思います。その後受験レベルの参考書を活用して演習を積んでいくことで、共通テストでも二次試験でも戦える力がついてきます。
基本的には、受験レベルの参考書1冊でも完璧にできていれば共通テストや多くの大学の医学部の二次試験で十分戦っていくことができるのが化学の特徴でもあります。
そのため、たくさんの問題集に手を出すことよりも、完璧な理解、暗記のできている教材を1冊作ることを意識してください!
共通テスト演習は他の科目同様11月以降で十分間に合いますので、焦ることなく勉強を進めていってくださいね!
まとめ
今回は、英数理(物・化)の勉強や受験戦略を紹介しました。本当はもっと伝えたいことなどもありますが、多すぎて書ききれないのでご容赦ください。
今回は具体的な参考書名などはご紹介していませんが、もし詳しく知りたいという人や、わからないことがあるよという人はぜひ先輩ダイレクトで質問してくださいね!
いつでも待ってます!
これから夏の暑い時期に向かっていきますが、体調を崩すことなく全力で勉強頑張りましょう!
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<この記事を書いた人>
香川大 ふゆはる
CBTという全国の医学生の行う試験まであと3ヶ月となりました(泣)
全く試験勉強できてなくて絶望しております。。。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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