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こんにちは!
京都大学文学部のそいそいです。
いよいよ長い長い雨の時期がやってくる予感......!
雨で外出が億劫になりがちな今こそ、日々の学習を見直す好機かもしれません。
さて、この記事を読んでいる皆さんの中に、あまりにキレイなノートを作ろうとするあまり、ノートまとめに多大なる時間と労力を費やしている人はいませんか?
キレイなノートは確かに読みやすいかもしれませんが、自分の力になるかどうかはまた別の話。
もはやデザインを頑張っただけで、その中身は何にも身についていないなんてことも......。
今回は、程よくキレイなノートを作成しつつ、何よりも「自分のためになる」ノートを作るコツを3つ紹介したいと思います。
私はこのノート術のおかげで、テストや模試、最終的には受験の際も迷うことなく復習できました。
どれもほんの少し意識を変えるだけで取り組めるものばかりです。
ぜひ最後までお付き合いください!
1.役割ごとにノートを分ける
「ノートの書き方以前の問題やないか」とツッコミを入れたい皆さん、落ち着いてください。
この中に、同じ教科だからといってありとあらゆる物事を同じノートに書き込んでいる人、いませんか?
まずはじめに、役割ごとにまとめるノートを分けることをおススメします。
これによって、自分が見直すべき箇所がすぐに定まり、無駄なく復習ができるからです。
私は基本的に、授業ノート、演習ノート、弱点ノートの3種に分けていました。
授業ノートは、文字通り授業で学んだことを授業中に書き込むノートのことです。
授業中はほぼこのノートだけを使います。
演習ノートは、参考書や問題集、過去問などを解いた記録を残すノートです。
途中式や英作文、その他問題を解いた跡はこのノートに残します。
そして弱点ノートは、テストや模試、過去問で間違えた問題や、誤って覚えやすい情報・単語などをメモするノートのことです。
ノートというほど大きい冊子にまとめる必要はなく、例えば暗記系は持ち運びしやすいメモ帳にまとめるなど、それぞれの特性に合わせた大きさのものにまとめていました。
自分が苦手だと感じたことはとりあえず全部このノートに書き込み、スキマ時間はもちろんのこと、定期テストや模試、受験直前ではこのノートだけを何度も見返していました。
他にも、日本史では通史ノートと文化史ノートの2種を作って自分で教科書・資料集の内容をまとめたり、英語では初見でわからなかった単語・熟語、もしくは覚えていたはずなのに全く思い出せなかった単語・熟語をまとめたノートを作ったりするなど、各教科、自分の目的に合わせたノートを作成していました。
日々の学習において少し気を付けて役割分担するだけで、漠然とした復習対象が、目的に応じてただ一つに定まります。
まずは、自分がどんなノートを作りたいのか目的をハッキリさせた上で、ノートレイアウトを考えましょう。
2.とにかくスキマを作って、あとでたくさん書き込もう!
ノートは、あとで何度も振り返ることを前提に、「自分の学んだ足跡を記す」ために作成するものです。
ゆえに、知識が更新されるたびに、そのノートを更新する必要があります。
たとえば、板書のあとに先生がすごくためになる一言を呟いたとき。
難解な板書の内容が、先生の一言ですごくわかりやすく理解できたとしても、それをメモしなければ、あとでそのノートを見返しても意味不明な言葉が並ぶばかりで終わってしまいます。
そして問題集や過去問を解いて、自分の知らない用語が出てきたとき。
特に日本史では、過去問や模試を解くことで初めて出会う人物や事件といった事柄が数多くあり、それをメモしておかなければ、あとで同じ問題に出会ったときに全く歯が立ちません。
このように、あとで書き込むための余白を作ることはとても大切なことなのです。
私は、ノート1ページの右側3分の1を、常に余白として確保していました。
初めからぎっしりしていることが美しいのではありません。
何度も見返すたびに更新した知識・気づきのメモでいっぱいにしたノートこそが、本当に美しいのです。
3.ノートに使う色は基本3色!それぞれの役割をハッキリさせて
むやみやたらとカラフルなノートを作っている人がいたら、早いうちにその因習から脱却しましょう。
カラフルなノートはキレイに見えるかもしれませんが、本当に重要なことが見えにくくなってしまいます。
そもそも、ノートで色ペンを使う際は、その色にどんな役割を持たせるのかハッキリさせてから使いましょう。
私は基本的に、赤・青・黒の3色でノートを作っていました。
赤には最重要事項という役割を与え、青には赤より優先度が低い重要事項という役割を充てました。
例外として、日本史のまとめノートでは赤・オレンジ・ピンク・黒の4色を使いましたが、このときには、赤を事件名、オレンジを人名、ピンクを文書・作品名として役割分担をハッキリさせていました。
何度も繰り返しますが、ノートはあとで見返すことを前提に作成するものです。
あとで見返したときに、自分が探している情報がわかりやすいように、色分けをするのであれば、その色にどんな役割を与えるのか考えた上で徐々に色を増やして行くことが大事です。
おわりに
「美しいノート」とはどんなノートのことでしょうか。
ただただ美麗だというだけなら、それはもはや「お絵描き」であって「ノート」ではないかもしれません。
1.役割ごとにノートを分ける
2.余白をたっぷりとってあげる
3.色分けは目的を先行した上で最小限にする
この3点を意識するだけで、復習のときに本当に力になってくれるノートが作れます。
見た目より中身。
自分のためになる、自分が美しいと思えるノートを作りましょう!
まだまだ気になることや質問がある人は、いつでもなんでも、お気軽に先輩ダイレクトから質問してください!
さあ次の授業から、前までとは少し違う気持ちで取り組んでみよう!
<この記事を書いた人>
京都大 そいそい
この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
銀魂ファン
2024年6月13日 17:14
ノートの書き方以前の問題じゃねぇ〜か!!by志村新八
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