ここまで皆さんの受験勉強の進み具合はいかがでしょうか?
予定通り順調な人、部活で忙しかった人、あまり進んでいない人、いろいろな人がいると思いますが、夏の頑張りは結果に直結します。
この夏に共通テスト情報Ⅰの基礎固めを終えることを目標にしましょう。
今回はこの夏に何をどのように対策をすればよいのかを説明します!
8月末時点で「大学受験よく出る基礎」を全問正解しよう!
進研ゼミで提供している「大学受験よく出る基礎」アプリで全問正解を目指しましょう。
つまり、全単元の用語・定義はすべて理解している状態を目指しましょう。
夏に入るまでにスキマ時間などを有効活用して進めている人はかなり正解できているかもしれませんね。
「大学受験よく出る基礎」アプリの「情報Ⅰ」には、約40の単元があります。
以下のように単元を並べてみると多いと思うかもしれませんが、主に用語理解の範囲もあるので、これを活用して,基礎固めを進めましょう。
要注意の3単元を重点的に対策しよう!
さて、この単元の中で特に対策すべきものがあります。以下の3つです。
これらは、特有の解法、読解力、思考法が必要なので、短期間の学習では定着しづらい単元です。
「大学受験よく出る基礎」とは別の、より応用力が必要な問に、1問ずつじっくり向き合って取り組んでみましょう。
「2進法や16進法」は、これらが情報の分野で利用されている理由があります。
2進数を16進数、あるいはその逆に変換する計算をマスターし、さらにコンピュータがこれらの数を用いる背景も理解しましょう。
共通テスト試作問題第1問 問2のパリティビットの問題などがその例です。
セキュリティ技術や暗号技術など、具体的な素材を扱った問題に取り組んでみましょう。
「プログラムの仕組み」は、共通テストの独自言語である共通テストプログラム表記(DNCL)対策が注目されがちですが、それが最も重要という訳ではありません。
むしろ、これまで学んできたプログラムの構造や、効率的に結果を求める方法について、論理的に考えることが大切です。
これまで、時間がかかったり、間違えたりした問題の見直しがオススメです。
DNCLの問題ではなくてもよいので確認してみましょう。
「データの分析」では、与えられたデータが何を示しているものなのか把握することが重要です。
グラフの軸の項目や単位など、表示されている要素に注意しましょう。
複数のデータから新たな事実を見出し、データから傾向をつかんで、次の活動に生かすことがテーマになることが多いです。
単にデータを見て計算するだけでなく、読み取ったことから、何がわかるかまで考えることが重要です。
毎週末に1時間でもとれれば、上記に挙げた3単元の対策ができますよ。
ぜひ、夏の学習計画の中に、「情報Ⅰ」を学ぶ時間も加えてください。
秋以降に向けて本番演習もしておこう
共通テスト情報Ⅰでは用語・定義などの基本理解が前提になります。
しかし、実際に試験問題を解くためには、その知識を活用して読み解き、判断することが必要になり、その練習も重要です。
もし、基礎固めを早く終えることができたならば、共通テストレベルの問題に取り組んでみましょう。
使うものは既に解いたことのあるものでもよいので、60分の時間を計って挑戦しましょう。
もし、時間内に問題が解けたならば、対策は順調です。
共通テスト情報Ⅰは問題文やマーク数が多く、解ききれないケースも多いのではないでしょうか。
秋以降は読み解き・解答スピードを上げていくことも意識して取り組みましょう。
まとめ
今回は、夏に勉強すべきポイントについて解説しました。
受験勉強は情報Ⅰだけではありません。多くの教科を学習する必要があります。
ですから、1日も早く基礎固めから取り組むことが、秋以降に落ち着いて受験勉強を進めるカギになります。
この夏は受験勉強の天王山。
合否はこの夏に決まるといっても過言ではありません。
覚悟を決めて、学習に取り組みましょう。
次回は「【基礎から応用へ】共通テスト情報Ⅰ秋からの勉強法」をお伝えします。お楽しみに!
<この記事を書いた人>
「進研ゼミ高校講座」
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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