こんにちは。京都大学のふなまるです。
「夏休みに受験の本格的な対策をできるように、それまでにニガテを克服しておこう!」とゼミ教材や学校の先生が言っていた記憶はありませんか?
「確かに大事なのはわかる、だけど忙しくてできていない」という人もいるのではないでしょうか。
この記事では、受験の天王山である夏休みに向けて、1学期の前半からでも間に合う弱点克服術について、何をどう勉強するかの計画立てを中心にお伝えします。
①模試からニガテを炙り出そう
まだ弱点を克服しきれていないと思っている高校生って、要するに時間が足りないということだと思うんですよ。
そんな高校生が、やみくもに勉強に取り掛かっても、非効率的ですよね。
そんなわけで、まずは「自分の弱点とは何か?」を見極めることから始めましょう。
ニガテだと自覚している分野もあるでしょうし、自分では気づかなかった分野もあるでしょう。
ニガテな項目を炙り出すには、模試の結果を見ることが効果的です。
模試の結果には、大問ごとの点数が明記されていると思います。
正答率が低い大問が、あなたの克服すべき弱点です。
例えば数学なら微分がいつも取れていないとか、国語なら古文が以外とできていない、などです。
模試によっては「あなたのニガテ分野はこれです」とご丁寧に解説してくれているものもあるので、その場合は話が早いですね。
また、模試結果は直近のものだけでなく、過去2,3回分など複数比較すると分析の精度が上がるでしょう。
出来が良い回と悪い回が混在しているなら、その分野の出来が不安定ということなので、いつでも安定して得点できるようにするのが好ましいです。
②どれくらいニガテなのかを考えて優先順位をつけよう
ニガテと一口に言っても、いろいろな種類があると思います。
そもそも基礎すらあやふやというニガテから、基礎はできるけど応用になった途端できなくなるというニガテから、幅が広いです。
なので、どれくらいニガテなのか、優先して取り組むべきなのかを考えます。
よく言われているのは、得意を大得意にするよりも、苦手を苦手ではない状態にするほうが簡単で効率がいいということです。
苦手を苦手ではない状態にするなら、簡単な問題を解くことから初めれば良いので、応用問題を何題も解くよりとっつきやすいでしょう。
80点を90点にするよりも、40点を70点にするほうが、総得点も上がりますよね。
優先順位のつけ方はこちらを参考にしてください。
①基礎すらあやふやなニガテ
②標準的な問題が不安定なニガテ
③応用問題が解けないニガテ
①については、教科書を見直して確認問題を解いていくのが効果的です。
理系科目の場合は公式を覚える、文系科目の場合は単語や文法を覚えることからはじめましょう。
②については、問題集の標準的なレベルを繰り返し解いていきます。
思うように解けず基礎が曖昧かもと思ったら、優先順位を①に上げて教科書に立ち返ります。
③については問題演習でよく出るパターンをおさえます。
まとめ
時間がないときに勉強に取り掛かるときこそ、事前準備が大切!
何が自分にとって弱点なのか、どれくらい優先して対処すべきなのかを把握してから演習に取り組みましょう!
<この記事を書いた人>
京都大 ふなまる
ゲームをやめたのに自由時間が足りないと思うのはなんで......
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