こんにちは! 早稲田大学のしばふです。
新学期が始まってから2か月弱が経過し、徐々に受験生としての生活に慣れてきたころかなと思います。
私が受験生の頃、受験勉強をしている中で、こんなこと勉強しても何の役に立つんだろうと思い、勉強に身が入らなかったことがありました。
でも、今振り返ってみると、受験勉強で得た知識や技能は大学に入学したのちも様々な場面で役立っているなと思います。
今回はいつもと趣向を変えて、受験勉強が受験を終えた先でどのように役に立つのか、例を交えつつ文系大学生の視点からお伝えしていきます。
この記事が少しでも受験勉強のモチベーションアップにつながれば嬉しいです。
社会科目は覚えておくとお得
私は社会科学部という学部に所属しています。
社会科学には政治学、経済学、法学、商学など様々な分野が含まれていますが、どの分野を学習していても、特に戦後の日本及び諸外国の歴史は度々登場します。
今の日本は様々な歴史の上に成り立っているので、過去を分析して未来につなげていく諸学問を勉強していくうえで、歴史の知識理解は不可欠です。
私は日本史選択でしたが、受験生の頃に勉強したことが今でも非常に役に立っています。
日本史を勉強する中で各時代の特徴を掴めていたので、大学の授業で日本史に関係する事柄が登場した際に、当時の状況をかなり具体的にイメージできて理解が深まるという経験を何度もしています。
また、倫理政治経済・現代社会についても、同じような内容が大学でも登場します。
大学では高校で学んだことをより高い解像度で扱うので、基本的な理解を高校のうちに済ませておくと良いスタートを切れるはずです。
ただ、日本史、世界史、倫理政治経済、現代社会などの社会科目を全部高校のうちに学ぶということは難しいと思います。
高校で触れなかった分野については、必要に応じて大学に入ってから自分で勉強すれば間に合うので心配しなくて大丈夫です。
文系でも数学使うよ!
受験で使うか否かは置いておいて、多くの人は高校で数学を勉強している(した)はずです。
研究分野にもよりますが、大学に入ってからも数学を使う機会は多いです。
自然科学を扱う理系はもちろん、先述した社会科学でも社会調査や統計の分析、経済学の理論や実証などで数学を用います。
新入生の頃は数学にヒーヒー言っている友人を何人も目にしました。
受験勉強中に、文系なのにどうして数学頑張ってるんだろうとか考えている人には、文系にも数学は必要な場合が多いということを知ってほしいなと思います。
高校で数学を頑張っておけば、大学に入ってから数学に関してはかなり楽です(新たに覚えることも多いですが)。
現代文や英語も大事
大学では難しい本を読む機会が増えます。
難解な文献を短期間で読み、感想まで書いてくるように言われることもあります。
大学で参考文献に目を通す際、受験で現代文を勉強したときの読解テクニックが非常に役に立っています。
文献を読んでいて、受験の時の現代文みたいだなと思うことも多々あります。
私の場合はとにかく読む本の量が多いので、筆者の主張を素早く論理的につかんでいく高校現代文的な読み方を今でも重宝しています。
また、大学では、英語の授業でなくても、当たり前のように英語の文献を呼んでくるように指示されることがあります。
英語の文献の際は、全部読んでいては私の英語力では疲れ切ってしまうので、英語長文の勉強で身に着けた要点を見極めて読む方法を今でも活用しています。
現代文や英語はどの分野であっても必須となる、大学生の基礎的能力として位置づけられると思います。
さいごに
さいごに、受験勉強ではありませんが、探究の授業はまさに大学での研究のお試し版的なものですので、余裕があれば丁寧に取り組むことで大学入学後に向けた良い練習になるかと思います。
今回紹介したもののほかにも、理系でしたら高校の数学や理科は自身の研究に直結する学問的ベースとなるでしょう。
文学部系に進む方は、古典や文学史の学習が今後役に立つかもしれません。
受験勉強は大変かと思いますが、その先にある大学生活を想像して、少しずつ努力を重ねていってみてください。
受験を経て身に着いたことは大学でも役に立ちますので、勉強しても無駄だよとか、そんな余計なことは気にせず全力投球できるとGOODです。
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<この記事を書いた人>
早稲田大学 しばふ
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