皆さん、情報Ⅰの勉強は進んでいますか?
今は基礎をしっかり固める時期であると同時に、共通テストの模試を受ける時期でもありますね。
模試は、今の自分の実力を確認することが目的です。
それに加え、本番を想定した問題を通して、解く順番や時間のかけ方などを練習できる貴重な機会でもあります。
今回は、共通テスト情報Ⅰの試作問題を元に、模試で使える各大問の解答戦略をお伝えします!
【再確認】共通テスト情報Ⅰの問題構成
以前の記事でも紹介しましたが、改めて、共通テスト情報Ⅰの問題構成を試作問題から確認しましょう。
以下の表のような問題構成で、第2問は配点が各15点の中問2問に分かれていました。
領域別の配点で見ると、プログラミングとデータの活用の扱いが比較的大きいです。
実際の共通テストでも、これに近い問題構成になると考えられます。
なお、25年度の共通テストでは、浪人生向けに「旧情報」も実施されますが、現役生は選択できません。
選択問題はなく、すべて必答問題です。
4大問を60分で解くことが求められています。
最大の敵は「時間」!
この4大問を解き切るにあたって、重要なのは問題の難易度ではなく、60分という時間です。
情報Ⅰは、4領域(4大問)それぞれで求められる力が異なります。長文の問題の読解、計算、グラフの読み取りなど、内容が理解できていれば解答できる問題ではありますが、試験では時間をかけてゆっくり解くことはできません。
どの問題に時間がかかりそうか、最初の判断が求められるのです。
4大問への時間のかけ方は以下のような形をイメージするとよいでしょう。
ただし、これは試作問題を参考にした場合です。
試作問題では、計算の必要な第2問、グラフの読み取りが求められる第4問などで時間がかかります。
扱われる素材や文章量などによって、取り組みやすい問題も変わってきます。
特に、共通テストの教科共通の特徴として、身の回りの事例や製品、応用例などを扱った、教科書では見慣れない素材の問題が出題される傾向があります。
問題文から必要な情報を読み取れれば、これまで学んだ内容で考えられる出題になっていますが、解答方針を見つけるのに時間がかかるもしれません。
最初に問題を見て、各問題にかける時間を想定することが大切なのです。
大問解答順番も意識しよう!
最後に、ゼミ編集部のおすすめの解答順番を紹介します。
試作問題を例に考えてみましょう。
第1問は知識や用語の確認など、比較的平易な問題が出ますので、短時間で確実に解き切りましょう。
第2問・第4問は、データの読み取りや計算が必要です。
よって、時間がかかりやすく、最後にじっくり取り組みたい内容です。
第2・4問の解く順は逆でも良いですよ。
第3問は問題文やプログラムの読解力と、アルゴリズムを組み立てる力が必要です。
得意な場合は先に、時間がかかりそうなら後で解いてもよいでしょう。
もちろん、自分の得意な単元から解き始めても問題ありません。
重要なのは、いきなり問題を最初から解き始めるのではなく、まずは問題を眺めて、どの問題に時間がかかりそうか、取り組みやすそうかなどを判断し、解答プランを考えることです。
心掛けてみてくださいね。
まとめ
今回は、共通テスト情報Ⅰの解答戦略について説明しました。
日々の基礎定着の勉強も重要であることと同時に、本番の形式を意識して慣れていくことも非常に大切です。
直近の模試などで解答戦略も意識しつつ取り組みましょう。
次回は、「【絶対やるべき】情報Ⅰ模試復習パターン別解説」をお伝えします。お楽しみに!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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