受験の足音が近づいてくる季節になりましたが、過去問、上手く使いこなせていますか?
受験生のこの季節というと、過去問演習に取り組むべきか、それともまだ基礎固めに専念するべきか、戸惑いが生まれる人も多いのではないでしょうか...?
過去問は、志望校合格へのヒントがたくさん詰まっている、いわば、志望校合格へのミチシルベです。そして、このミチシルベを活用して受験勉強を進めていくことが、志望校合格への近道であると考えます。
ということで、今回は、過去問を活用した勉強をする上で知りたい、"When, How much, How to"(いつ、どのくらい、どのように)の三つの疑問を解決していきたいと思います!
過去問の"When"
過去問に取り組み始めるベストなタイミングは「社会、理科科目の学習を一通り終えたとき」であると考えます!
過去問は、受験科目の総合正答率から自分の志望校とのギャップを知り、また、アウトプット=学習した知識を試す絶好の機会です。
そして、アウトプットは、社会や理科のような暗記中心の科目において、「覚えた知識を活用して問題を解けているかどうか」を確かめるためにとても大切なプロセス。
その機会を、「未学習の単元が出題されたから正解できなかった」というのでは、せっかくの過去問演習がもったいないです。
そのため、この機会を無駄にせず存分に活かすためには、暗記が中心の科目である社会、理科の全範囲の学習を一通り終わらせ、ある程度の知識をインプット、記憶しておくことが必要であると考えます!
過去問の"How much"
私の経験談から言うと、第1志望のものなら6年分程度(一般的な過去問集2冊分)、第2志望以下のものであれば3年分程度(過去問集1冊分)解くことをおススメします!
理由は大きくわけて二つあります。
一つ目は、あまりにも昔の過去問だと、今と傾向が変わってしまっているかもしれないからです。
過去問演習の目的の一つに「志望校の問題を研究する」ということがあります。
あまりにも昔の過去問に取り組んでしまうと、それができなくなってしまう可能性があるのです。
二つ目は、併願校の過去問もきちんと解き、対策を講じるための時間が必要であるからです。
過去問演習は、ほかの勉強に比べて時間がかかります。
第一志望の対策はもちろん大切ですが、第一志望の試験に自信を持って挑むためには、併願校へ合格するための対策も欠かせません。
ですので、併願校の過去問とバランスよく取り組むために、第一志望校の過去問は、2冊分程度の量に取り組むのが良いと思います!
また、併願校の過去問に関しては、一度解いて合格点に届くようであれば、無理に3年分解く必要はないと考えます。
その分、他の学校の過去問に時間を割き、合格点を目指しましょう!
過去問の"How to"
過去問に取り組む際、どうやってやるべきか悩んだときにおススメなのは、「過去問ノート」の作成です!
「過去問ノート」作成のポイントは以下の3点。
① 大学、年度、教科の記入は必須。
② 感想を書く。誰かに見せるわけではないので、ラフな言葉でOK。
③ 間違えた問題の解説、該当箇所を教科書で確認するなどして、ポイントを記入。
(暗記科目なら穴埋め形式、長文読解などは「どうすれば正解できたか」を書いておくとGOOD。)
過去問ノートの主なメリットは「自分が取り組んだ過去問を蓄積できること」です!
自分が解いた過去問を蓄積していくことは、過去問の復習、振り返りの役に立ちます。
それだけでなく、間違えたところやその原因の分析を読めば、自分の弱点を把握することができます!
また、過去問ノートを作ることで、自分の取り組んだ量が可視化されるので、それがモチベーションや自信に繋がります。
過去問演習のひと工夫、ぜひ試してみてください!
まとめ
今回の記事のポイントは
① 過去問演習は理社を一通り学習してから
② 第一志望の過去問は6年分、それ以下は3年分が目安
③ 過去問ノートを作ろう!
以上3点です!
過去問に取り組み、解けたという経験は、試験当日、大きな自信になります。
この記事を参考に、"過去問に取り組んでみよう!"と思っていただけたら嬉しいです。
分からないことがあれば、先輩ダイレクトでの質問、お待ちしてます!
<この記事を書いた人>
立教大 ごまぷりん
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!この記事が、読者の皆様の役に立てば嬉しいです。
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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