受験勉強に欠かせないアイテムといえば「過去問」ですよね!
過去数年分の入試問題がまとめられている過去問は、自分の実力が志望大のレベルに届いているかを確かめたり、入試のリハーサルに使ったりすることもできるとても実用的な教材です。
しかしいざ過去問を買ってみたはいいものの、時間がなかったり、何年分やればいいか分からなかったり、どのように解けばいいのか分からなかったりする人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、過去問をいつ、どのくらい、どのように解けばよいのか解説します!
過去問を上手に活用すれば合格にグッと近づくことができるので、ぜひ参考にしてみてください。
【いつ?】本腰を入れるのは共テが終わってから
僕は共通テストが終わって、北大に出願することを決めてから本格的に北大の過去問を解き始めました。
共通テストは一月、国公立大学の個別入試は二月に行われるので、それだと遅いのではないかと思われるかもしれませんが、共テ後から始めても十分間に合います。
むしろ今の時期から過去問を解き始めるのはあまりおすすめしません。
個別試験の対策に気を取られて共通テストの対策がおろそかにして、志望大に出願できる得点がとれなければ本末転倒だからです。
やるとしても記述式問題の勘を忘れないようにたまに解く程度がよいでしょう。
【どのくらい?】5年分を解けば十分
市販の過去問はたいてい5年分の問題を収録しており、傾向を知るには丁度いい量です。
10年、15年も前の問題は近年の問題と出題傾向が異なることが多いので、そこまで遡るよりは最近の問題を複数回解く方がよいでしょう。
ただし、ニガテ教科や特に得点を伸ばしたい教科がある場合は、15~25年分の問題を教科別に収録している過去問が売られているのでそれを活用することをおすすめします。
【どのように?】本番を意識して解く!採点も丁寧に
何も考えずに解いていては折角の過去問がもったいないです。
過去問を解いて得られるものといえば「傾向と対策」ですよね。
その大学特有の出題傾向を把握し、どのような演習を行えばそれに対応できるのか対策を練ることが高得点への第一歩です。
傾向と対策が得られれば、「時間配分」を意識してみましょう。
大問ごとに目標時間を設定し、試験時間の中で確実にすべての問題に手をつけれるよう何度も練習してルーティン化すれば、入試本番にも落ち着いて臨むことができますよ。
僕が受験生時代に最も力を入れていたことは「自己採点」です。
解説をよく読んでどのような基準で点が与えらえるかを確認し、一問一問丁寧に採点することが重要です。
僕は採点をしながら、知識の不足や回答作成のプロセスを見直し、自分に足りないものは参考書やゼミの教材で補っていました。
採点結果をもとに、大問の優先順位や、大問ごとに何割取れば合格点に達するのかを考えて、一点でも多くとれるような工夫の模索もしました。
解説を読んでもどのように採点していいかわからないときは、学校の先生に採点をお願いするのがおすすめです。
回答を客観視して、自分だけではわからない問題点も指摘してくださるので、先生は積極的に頼るといいでしょう。
直前期はとにかく本番意識!
本番1,2週間前は、実際の入試スケジュールに合わせて過去問を解いてみることが大事です。
当日の起床時間、休憩時間も組み込んで入試スケジュールをシミュレーションしてみましょう。
僕はこれを怠ったため、本番で最後まで集中を持続することができず、3教科目の国語は睡魔と闘いながらの試験になりました。
何回かリハーサルを行えば、入試当日の緊張や不安も緩和され、いつもの調子で試験に臨むことができます。
まとめ
今回は過去問をいつ、どのくらい、どのように解けばよいか解説しました!
共通テストも近づいてきていますが、焦る必要はありません。
目の前のことを着実にこなしていけば合格への道筋が見えてきます。
何か悩みがあれば「先輩ダイレクト」でいつでも気軽に相談してみてください!
応援しています!
<この記事を書いた人>
北海道大 もっくす先輩
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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