こんにちは!
名古屋大学法学部のサンライズです。
高校時代は、山岳部や書道部などいくつかの部活を掛け持ち、同時に生徒会役員などの活動もしていました。
得意教科は世界史と英語、苦手教科は数学です。
今回もよろしくお願いします!!
さて今回は、「模擬試験の結果をどのように受け止めるか」についてです。
受験生として夏休みを迎えた皆さんの中には、既に何度も模試を受けてきたという人も多いかもしれません。
これから本番に向けてさらに模試を受ける機会が増える予定、という人もいるでしょう。
でも、模試の結果を見て「正直、どう受け止めればいいんだろう?」と思っている人、いませんか?
判定や順位について友達や家族などと話すことはあっても、自分の中で模試の結果をきちんと「消化する」のは意外と難しいことも。
判定や点数、順位など、ついつい「分かりやすい」記号や数値に目が行きがちですが、それを見ただけでは模試の結果を十分に活かせているとは言えないと思います。
模試は、その結果の活用の仕方次第で、実力を伸ばす強い原動力になります。
特にこれからの時期、すなわち「受験生後半期」に模試の結果を上手に活用することは、合格に向けた重要なポイント!
今回は、「模試の結果の見方」で皆さんに大切にしてほしいことをお伝えします。
①模試の結果は、自分の立ち位置を知る良い機会!
突然ですが、僕は受験生のとき、しばしば「広い海の真ん中に放り出された」ような感覚になっていました。
「広い海の真ん中」というのは、「自分がどこにいるのか、よく分からない」場所ということです。
皆さんの手元には、問題集・参考書などの教材があると思います。
そうした教材は、いわば志望校という陸地に向かって「船を漕ぐ道具」です。
しかし、肝心の「いま自分の船がどこにいて、最寄りの陸地はどこにあるのか」という情報がなければ、いくら優れた道具があっても(それを使っても)、志望校に辿り着ける確証は持てませんよね。
受験生時代の僕も、まさにそのような感覚に悩んでいました...。
というのも、志望校がある程度決まってからも、「志望校に合格するためには、どれくらい勉強したら良いのか」がなかなか把握できなかったんです。
こうなると、「今やっている勉強は、本当に正しいのか?」という気持ちになりがち。
言い換えれば、勉強全体のモチベーションにも障ってしまいます。
模試はこのようなとき、とても役に立ちます。
なぜなら模試の結果は、「あなたが今、志望校の位置に対してどこにいるのか」を客観的に教えてくれるから。
先の例でいうと、皆さんが海の真ん中でGPSを確認できるようになった状態、とでも言えるでしょうか。
現在地が正確に分かるから、皆さんは「正しい方向に、最適な道具を使いながら進んでいける」というわけです。
受験では、「自分がどこにいるのか」、より具体的には「自分が志望校の合格ラインにあとどれくらいで到達できるのか」を正確に知っておくことが非常に重要になります。
勉強の計画や方法も、それによって最適なものへと修正していくことができるからです。
毎回の模試の結果を見るときは、「志望校の合格ライン」と「自分の現在の成績」の差を直視し、その距離を把握するように心がけてください!
②一喜一憂に要注意!
さて、模試が「志望校とあなたの現在地との距離を教えてくれる」ことを紹介しましたが、もう一つ、とても大切なことをお伝えしたいです。
それは、「模試の結果、特に『判定』に一喜一憂しない」こと!
例えば、模試で第一志望校の判定がBとなったとします。
これは一見、①で紹介した「志望校との距離」の指標と捉えられそうですが、それはあまり正確な理解ではないかも。
なぜなら、「判定」は、その模試時点でのあなたの力を、大まかに、相対的に判断したものでしかないからです。
先ほどの海の例を使うなら、「今の波の高さで、同じ条件の下で陸地を目指している人々の中で、あなたは少し陸地に近い所にいますよ」と言われているようなもの。
陸地=志望校までの具体的な距離も分からないし、何より受験本番に同じ条件で問題が出されるとは限りませんよね。
判定は、分かりやすい指標ではあるものの、頼りすぎるのは危険な記号と言えるかもしれません。
それよりはむしろ、具体的な点数のほうが注目すべきポイントだと考えます。
具体的には、例えば志望校の「合格最低点」と自分の得点を比較すれば、「合格にはあと何点必要」などと明確で具体的な距離が分かります。
「そうは言っても、判定を勉強のモチベーションにすれば良くない?」と思うかもしれません。
確かに、模試の結果をポジティブに捉えられるなら、それに越したことはありません。
ただ、過度に喜んだり悲しんだりするのは、有効な時間の使い方とは言えないでしょう。
後述しますが、いま受験生の皆さんがやるべきことは、自分自身の具体的な「正解したい/しなければいけない問題」を確実にクリアするための勉強です。
模試の判定は「過ぎたこと」と考えて、自分の立ち位置さえ分かったら「引きずりすぎない」ようにしてください!
③見直しも含めて、最大限の活用を!
①②では、「志望校との距離」という観点から「判定」の捉え方などもお伝えしました。
でも、模試で最も肝心なのは、
「各問題を正答できたか、できなかったのはなぜかといった分析」と、
「その分析を学習に活かすこと」です。
冒頭にも書いたように、模試が返却されると、「判定」などの目立つ記号・数値が気になってしまいますよね。
ただ、それは模試の肝心の部分ではありません!
当然と言えば当然なのですが、模試の結果を学習に反映しなければ何の意味もないんです。
とりわけ、模試の結果が分かったら、見直しをとにかく徹底的に行なうのがオススメ。特に、
1.正答率の高い問題で不正解だった問題
2.「できた」と思っていたのに不正解だった問題
3.迷って書いたら偶然、正解だった問題
の3つを重点的に見直すのが効率的だと思います。
上記の3つは、いずれも「次に出題されたら絶対に正解したい」問題です。
ですから、志望校合格に向けて「点数がまだ足りない」状況でも、まずは上記の3点を克服しましょう。
学習の際も、(判定ではなく)上記の3点を最低限、克服できるような内容・計画を作って進めてみるのがオススメです。
まとめ:模試の結果を「正しく」受け止めよう!!
ここまで、模試の結果が返却された際の受け止め方について、僕の考えをお伝えしてきました。
模試の意義は、やはり「志望校と自分の距離を知ることができる」点。
志望校に合格するまでにあとどれくらいの点数が必要なのか、正確に掴むことができればその後の学習にも反映しやすいです。
ただ一方で、過度に「判定」に振り回されるのも考えもの。
判定に一喜一憂するくらいなら、ぜひ勉強のモチベーションとして使ってほしいです。
模試の結果を踏まえた学習をすれば、より効率的に皆さん一人ひとりの「弱点」を効率的に克服できます。
模試の結果を「正しく」受け止め、学習の内容・計画にきちんと反映することが大切。
一回一回の模試を大事にすることで、志望校への合格を引き寄せましょう!!
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<この記事を書いた人>
名古屋大・法学部 サンライズ
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※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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