こんにちは!
だんだん気温が上がってきて、冷房を入れるか我慢して節約するかの葛藤の日々を送っている、名古屋大学教育学部のなーくです。
まもなく夏休みを迎えるけど、夏休み前によく言われるのが、自分の弱点を見つけて克服しよう!という言葉だよね。(もしかしたら夏休み前じゃなくても言われるかも...?)
とはいっても、弱点克服っていったい何から取り組めばいいのかわからないし、実際自分の弱点って何なのかさえ明確なものじゃないこともあると思う。
ここでは、弱点発見のポイント、その弱点へどうアプローチすればいいのかについて紹介するよ。
①これまでのテストの答案を振り返る
テストには自分の弱点が表れているよ。
弱点は、「知識」の弱点・「活用」の弱点・「無意識」の弱点の3つの分類ができる。
「知識」の弱点は、何回も覚えようと取り組んだけど、なかなか覚えられないテーマのこと。
例:社会科の内容で、日本国憲法に関連した内容がなかなか身につかない、この英文法がうまく扱えない
「活用」の弱点は、知識をうまく組み合わせることができない内容のこと。
例:数学で基礎問題はわかるけど、応用問題はできない・英文法は得意だけど、英作文はうまく書けない
「無意識」の弱点は、自分が意識していないところで減点するきっかけとなってしまっていること。
例:計算ミス・漢字の書き間違え・スペルミス・計算が遅い・途中式不足での減点
一番気づくのが難しい弱点が、「無意識」の弱点だけど、この弱点は、これまで受けたテストを見ることで発見ができるよ。
漢字ミスが散見される社会に限らず、数学や国語、英語での無駄な減点はないかな?
また、どの科目でも、最後の問題まで取り組み切れているかな?
減点が多い部分、解き終えられていない事実に自分の弱点が潜んでいるよ。
②「無意識」の弱点へのアプローチ
「無意識」の弱点は、受験直前に仕上げればいいと思いがちだけど、
もったいない減点が少なくなる
↓
いい点数がとれることで自信につながる
↓
その後の学習意欲にも影響
=>早く克服するに越したことはないよ。
計算ミスへのアプローチ
→・途中式を端折らずに書く(見直しをするときに、どこで間違えているのかがわかりやすくなる)
・計算ドリル的なものをやる(早く間違えずに解く訓練は、難易度が変わっても通ずるものがある)
スペルミスへのアプローチ
→・声に出しながら単語を覚える(発音と単語の綴りを頭の中に入れることで、ある単語のつづりを忘れても、似た単語のつづりから思い出せる)
共通することは、繰り返し繰り返しその弱点を「意識」しながら問題に取り組むこと。
意識することなくミスが減れば、それは弱点を克服したと言い切れるよ!
③「知識」「活用」の弱点へのアプローチ
「知識」「活用」の弱点へのアプローチのポイントは、自分に自分で授業をすることだよ。
基礎問題にしても、応用問題にしても、解答解説を読みながら、自分に向けてかみ砕いて説明する。
自分に自分で説明する過程を通じて、どこがうまく理解できていないポイントになっているのかを発見できることもこのアプローチ法の利点だよ。
例えば、数学の2次関数の最大・最小の問題が自分の弱点だとしたとき、途中式1つ1つでなぜこうなるのかを「口に出して」確認する。
歴史でフランス革命が苦手なら、フランス革命が起きた要因は何か、フランス革命によって何がもたらされたのか、同時期に何があったのかを「口に出し」「紙にメモをしながら」確認する。
なかなか面倒くさい取り組み方のように思えるけれど、弱点が克服できず何度も同じ躓き方をするよりも、最終的に効率の良い学習になっているはずだよ。
実際に僕も、数学の応用問題が弱点だったけど、この学習法を繰り返しているうちに、
自分専用の問題集が出来上がり、それに何度も取り組むことで、受験本番には数学を得点源にすることができたよ。
最後に...
最後に、自分の弱点を、「知識」「活用」「無意識」の3つに分類して分析し、それぞれに合ったアプローチ法で、繰り返し取り組んでいこう。
自分の弱点の見つけ方、対処の仕方を早い段階で見つけられると、
今後、問題演習に取り組んでいく中で、復習に割く時間が短く、中身の濃いものになっていくよ。
地道な学習で我慢しなければならない部分もあると思うけど、根気強く頑張ろう!
<この記事を書いた人>
名古屋大学教育学部 なーく先輩
冷房を我慢すると高らかに宣言しておきながら、この記事執筆中に我慢できずスイッチを押してしまいました。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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