みなさんこんにちは!
京都大学総合人間学部 先輩チューターの しーわ です。
受験生のみなさんは、この時期から「模試」が増えてくるのではないでしょうか?
記述式の模試に加えて共通テストの模試がスタート、さらには志望大ごとの模試を受けに行く人など、多くの人が高3に入ったとたん模試の回数がグンとふえるのではないかと思います。
そして、そんな模試に関して質問をいただくことが多いのが、模試のやり直しなどをまとめる「模試ノート」についてです。
「模試ノートの作り方」「模試ノートのまとめ方」などについて質問をいただくことが多いのですが、実は僕は模試ノートをほとんど作ったことがありません。
僕自身は模試ノートを作らないというやり方もアリなのではないか、と思っています。
もちろん、模試ノートを作らないのが正解というわけではないのですが、「こういうやり方もあるよ」という意味で、今回は僕の「模試ノートを作らない時短戦術」について紹介していきます!
模試ノート作りは少し時間がかかる、、
まず、なぜ僕が模試ノートを作らなくなったかと言うと、「模試ノート作りは少し時間がかかるなあ」と思ったのが一番の原因です。
入学当初は模試をやり直した模試ノートの提出を学校から求められることがあったので、頻繁に模試ノートを作っていました。
ですが、問題を書き写したり、問題のコピーを貼り付けたり、解説を写したりしているうちに、思ったより時間がかかるなあと思うようになりました。
もちろん、模試ノートを作っている過程も力になるはずなので、ムダではないんだけれど、僕としては模試の見直しの時間はもう少し短縮したかったです。
そこで、何か別のやり方で模試を時短で見直しできないかというふうに考えるようになり、模試ノートは作らず、別のやり方で模試の見直しを進めるようになりました。
解答・解説を模試ノート代わりにしてしまう
では、代わりに僕がどのように見直しをしていたのかというと、模試の後に配られる「解答解説」を模試ノート代わりにするというやり方です。
解答解説には、模試の問題文、解答、解説、参考などが全て掲載されています。
ならば、「解答解説を模試ノート代わりにして、必要なことを直接そこに書き込むようにすれば、時間を超短縮できるではないか!」という風に考えて、僕は解答解説に書き込むというやり方で見直しをするようになりました。
僕がやっていた見直しの仕方は以下の流れです。
①問題冊子のメモなども見ながら、解答解説を見て自己採点する。(点数や〇×などを書き込む)
②間違えた問題、不安な問題の解説を見て、なぜ間違えたか、どう考えるべきだったかをチェックする
③解説の難解なところ、気づいたことなどはペンで直接書き込んで自分に取って分かりやすいようにする
④後日チェックしたいところには付箋を貼ったり折り目をつける
こうすることで、書き写したりする必要がないですから、かなり時短で見直しができるようになりました。(例えば、模試の当日にその日の分の見直し全てを終わらせることができました)
そして、書き込みによって分かりやすくなっているので、後日解き直したときの見直しもしやすいです。
さらに、解答解説自体で勉強しているため、解説を自然と読み込むようになり、問題の深い理解や別解を気にすることにも繋がりました。
このやり方は、時短にもなりますし、効果も大きいですから、僕としては凄くオススメのやり方です!
ただし、解き直しはノートを使って解こう!
以上を読んで、「模試ノートではなく解答解説に書き込むやり方でやってみよう!」と思ってくれる方がいたら、すごく嬉しいのですが、ただこのやり方には1つデメリットがあります。
それは「解き直しを忘れがちになる」ということです。
模試ノートの場合は、解答を改めて書き直すわけですから、半ば強制的に解き直しをすることになると思います。
ですが、解答解説に書き込む場合は、既に解答がそこにあるわけですから、解き直しはせず、読んだだけでその気になってしまいがちです。
「解き直し」は、自分が本当に理解しているのか、解けるのかを確認するために極めて大事なことです。
それが疎かになってしまっては、ただただ見直しを短時間で済ませたというだけになってしまいます。
凡ミスなどの問題は良いと思いますが、本当に解けなかった問題は、また別にノートを用意して(このノートは本当に「解く」ためだけのものですので適当で構わないと思います、裏紙でも良いです)後日などに解き直しをすることは忘れないでほしいなと思います!
まとめ
今回は、模試の見直しにおいて「模試ノート」を作らない方法を紹介しました。
具体的には、「解答解説を模試ノート代わりに直接書き込んで使う」という方法でしたが、そのメリットやデメリットを感じ取ってもらえていれば嬉しいです。
何度も言いますが、今回紹介した方法が正解というわけではなく、個人個人に合った様々な方法があるということだと思います!
ただ、色々なやり方を知ることは、自分に合った勉強法を見つけるうえで、参考にはなると思いますので、今回紹介した方法も含めて、自分に合ったやり方を見つけてくださいね!
それでは!
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<この記事を書いた人>
京都大 しーわ
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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