こんにちは。京都大のふなまるです。
受験生になるとマーク模試、記述模試、京大志望だと冠模試など、多くの模試を受けることになりますよね。
あまりに数が多いので、手が回らず模試をうまく使いこなせていないという人もいるのではないでしょうか。
普段の受験勉強でも忙しいと思うので、これだけは知っておいてほしい模試のポイントをお伝えします。
① 模試の種類によって用途を使い分ける
夏には、京大の二次試験問題の傾向にかなり近づけた問題が出題される、冠模試というものがあります。
冠模試は、今までの模試とは全くの別物と考えたほうが良いでしょう。
京大志望以外の受験生も受けるような模試では、皆さんはそれなりにスイスイ解ける問題が多かったと思います。
その感じで冠模試に挑むと、おそらく挫折します。
実際第一回の京大冠模試で、私は物理で100点満点中10点しか得点できませんでした。
それくらい冠模試というのはレベルが高いのです。
ですが、夏の段階であれば問題ありません。
第一回の冠模試は、「良い成績を取る」ということよりも、「京大二次試験の問題形式に慣れる」ということを目的にするのがおすすめです。
京大二次試験に太刀打ちできるような学力は、これからの受験勉強で伸ばしていきましょう。
一方、京大以外を志望校にしている人も受けるような模試は、基礎固めに活用するのが良いと思います。
基礎があってこその応用なので、今一度知識の抜け漏れがないか確認しましょう。
② ドッキング判定をチェック
志望校判定の中に、「ドッキング」というものがあります。
これは、マーク模試と記述模試の成績両方を加味して、志望校判定を出すというものです。
京都大学の入試は、共通テストと二次試験の両方を用いて合否が判断されます。
なので、マーク模試単体の判定や記述模試単体の判定よりも、ドッキングの判定を最重要視すべきなのです。
京大では共通テストよりも二次試験の得点の配分が多い学部が多いです。
これは、共通テストで結果が振るわなくても、二次試験で巻き返せるチャンスがあるということです。
実際、私はマーク模試の判定がDだったときでも、得意な記述式の影響によって、ドッキング結果はBになったことがあります。
今後成績表を見るときは、その点にも着目してみてください。
③ 志望校判定を鵜呑みにしすぎない
「いや今ドッキング判定がどうたらこうたら言うてたやん」と思われるかもしれませんが......。
別に判定は無視しろと言っているわけではありません。
志望校判定を見る際は、50%くらい当てにするくらいの気持ちで向き合いましょう。
あくまでここで出ている判定は、現時点での学力をもとにしているだけで、これからの受験勉強の成果については考慮されていません。
極端な例を挙げると、夏の時点でA判定が出て、それ以降全く勉強しなかったらどうなるでしょう?
相当の天才でない限りは落ちるはずです。
これ以降の判定は努力次第でどうにでもなります。
受験生の中には夏の時点では振るわなかったけれど、直前期になって一気に伸びる大器晩成型もいるので、焦らずいきましょう。
まとめ
ここでは模試に対する考え方や志望校判定の見方について紹介しました。これからも皆さんは多くの模試を受けることになると思います。
模試を使いこなして、学力向上を狙いましょう!
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<この記事を書いた人>
京都大 ふなまる
そういえば模試の正式名称って模擬試験なんですよね。日常会話で「模擬試験」って言葉使ったことないなあ。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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