こんにちは!筑波大学先輩チューターの にせい です。
いよいよ四月という事で、みなさんも受験生になりましたね。
受験生の第一歩として大切にしてほしいのが、「予習・復習」です。
予習・復習を行うことで、授業でより多くのものを得ることができます。
部活や行事で忙しい中でも、授業を大切にすることで、効率よく受験勉強のスタートを切ることができますよ。
予習と復習のどちらを重視するかは、教科ごとに決めよう
この記事を読んでいるみなさんの中には、このような悩みを抱えている人もいるかもしれません。
「予習と復習、どちらもやらないといけないの?」
これに対する答えですが、"NO"です。
もちろん、どちらもする余裕があるのなら素晴らしいことですよ。
ですが、現実問題として、両方を完璧にするのは時間的にも気持ち的にも難しいのではないでしょうか。
なので、予習・復習のどちらを重視するかは、教科ごとに決めるのがオススメです。
その時によく考えてほしいのが、予習と復習の役割についてです。
それを理解した上で、教科の特性ごとにどちらを重視するか決めていきましょう。
私の場合、それぞれが持つ役割は以下のように考えていました。
予習は、授業前に「わからなそうな所はどこか」を明らかにして、授業の聞き所を明確にすること。
事前の本文理解が必須となる、国語や英語に合った効果だと言えそうですね。
復習は、授業後に「わかった所・わからなかった所」を明らかにして、今後の勉強方針を明確にすること。
これは、自分で手を動かすことで力がつくような、数学や理科などの教科に適しているかもしれませんね。
このように、教科ごとに予習復習のどちらを重視すべきかを戦略的に考えていくことが、受験勉強の第一歩となりますよ。
苦手教科を大切にしよう
つぎに、教科ごとの優先順位についてです。
「全部の教科で予習・復習している時間がない!」という時には、苦手教科だけでも少し頑張ってみるといいですよ。
受験勉強の初期に大切なのは、とにかく基礎固めです。
この時期は、得意を伸ばすよりも、苦手を地道につぶしていくことが大切になります。
理由は、今基礎を固めておくことで直前期までに応用問題を解く実力が付き、適切な演習量を確保できるからです。
そのため、時間や体力のないときは、苦手教科の授業準備だけでも頑張ってみましょう。
簡単な内容でいいから、長く続けよう
最後に伝えたいのが、「無理してたくさんやらなくていい!」ということです。
予習・復習を全部の授業、完璧にやるんだ!と意気込んでいる方もいるかもしれませんね。
または、受験生だから今までよりたくさん勉強しなくちゃ...と焦っているかもしれません。
ですが、受験生生活はまだまだ長いです。
一時期だけ頑張りすぎてガス欠を起こすよりも、自分の無理のないペースでコツコツ勉強をしていく方が、結果的には合格への近道となります。
たとえ話
ちょっと例を使って説明してみましょうか。
例えば、以下の二人を比べてみましょう。
どちらの方が、一週間のトータル勉強時間が長いでしょうか?
Aさん→月曜日は8時間、火曜日も8時間頑張った。でも、疲れてしまって水曜日から日曜日まで何もしなかった。
Bさん→月曜日から日曜日まで、毎日3時間ずつ頑張った。
これは、Bさんですよね。(もちろん、勉強は時間が全てではありませんよ。あくまでたとえ話です。)
一日3時間というのは、一日8時間に比べたら少なく感じますよね。
Bさんは、月曜日や火曜日にAさんの勉強時間を聞いて焦ったりしたかもしれません。
ですが、長い目で見るとBさんの方が、勉強量を確保できていることがわかりますね。
結局、何が言いたいかと言うと、「いきなりたくさん勉強するのではなく、まずは自分が継続できる時間・量で進めていこう」ということです。
まとめ
以上です!
受験生スタートということで、不安もあるかと思います。
上手くできない日があっても、自分を責めなくて大丈夫ですよ!
自分の苦手と向き合いながら、ゆっくり実力を伸ばしていきましょう。
応援しています!
<この記事を書いた人>
筑波大 にせい
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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