みなさん、こんにちは!
九州大学のせりです!
さて、今回の記事は「私の進路決定エピソード」ということで、「三重県民の私がなぜ九大の地球惑星科学科を選んだのか」について書いていきたいと思います!
地球惑星科学科ってどんなとこ?
この記事を読んでくださっている方のうち、「理学部の中でも物理学科や化学科・生物学科・数学科は分かるけど、地球惑星科学科って全然聞いたことない」という方、たくさんいらっしゃると思います!
私の家族も、何回説明しても「何やってるか分からん。地球防衛軍?」などと言ってくるほどです...
なので、まず「地球惑星科学科」についてお伝えしていきます!(地球惑星科学科と書くと長いので、これからは「地惑」と略称で書いていきます!)
九大地惑では、大まかに地球などの惑星の成り立ち、地球内部の運動、古生物の生態、地球や宇宙の天気、地震や火山・防災について学ぶことができます。
最近の有名な研究例だと、小惑星リュウグウから持ってきた試料からアミノ酸などを含む有機物を抽出し、リュウグウ表面の環境や他天体との関連を調査したりしています!
簡単に言えば、研究範囲は私たちの足元、地下深くから頭上遥か彼方まで及び、ロマンあふれる学問となっています!
また、研究対象が再現不可能なほど複雑で規模も大きいことが多いので、研究室にこもるだけでなく、実際に屋外に出て、斜面を上り下りしながら地層や岩石を観察することもあり、かなり体力勝負な一面もある学問だと言えます
三重県民の私がなぜ九大地惑に?
では、そろそろ本題の「三重県民の私がなぜ九大地惑に?」に移っていきます。
私は小さい頃から本や魚が好きで、司書か水族館の飼育員になることが夢でした。
しかし、小学校2年生の時に東日本大震災が起こってから、南海トラフ地震の危険性をニュースでよく聞くようになり、地震や津波がとても怖くなりました。
そのため地震などの災害や防災に携わってみたいとも思うようになりました。
その後、高校の文理選択や科目選択の時にそもそも文理どちらか、理系だとしたら物理か生物かでとても迷っていました。
そこでまず考えたのが「本を読んだり、魚を見たりするのは好きだけど、別に仕事にしなくてもできる」ということでした。
反対に地震や防災に関しては、自力で学んで関わっていくことが難しいと考えたので、地球科学や防災が学べる学科に行こうと決めました。
ここからは大学を絞っていって最終的に九大の地惑を選んだ3つの観点についてお伝えしていきます
国立
私は私立の中高一貫校出身で、年が離れた妹もいます。
そのため家族と相談してこれ以上出費を増やすのはよくないということになったので、まずは、国立で地球科学や防災が学べる大学に絞りました。
そもそも地球科学が学べる学校が少ないので、この時点で4校ぐらいには絞れていました。
南海トラフ地震に巻き込まれない立地
この観点はだいぶ個人的なのですが、実家のある三重県や太平洋の沿岸部だと南海トラフ地震や津波による被害がとても大きいので、せめて学んでいる間だけでも安全な所にいようということを重要視していました。
この時点では九大のほかに青森の大学に絞れました。
九大はネームバリューもあって規模も設備も充分、青森の大学は防災に特化しているというそれぞれの長所があってここで本当に迷いました。
気候
温暖な三重県出身ということもあって、家族に「福岡と青森どっちがいいと思う?」と聞いたら、「雪に慣れていないのに、豪雪地帯に行くなんて危ない」、「何かあっても雪積もっていたら駆けつけられないから心配」という理由で福岡の九大地惑に決定しました。
私の場合は学びたい分野が珍しくて選択肢がもとから少なかったこと、最終的に日本の端と端という極端な選択肢だったことから、他の人とは違う観点ながらも、納得のいく進路決定ができたと思っています!
まとめ
今回のまとめとして、私が進路選択で重要視していたのは、
・好きだけでなく、嫌いや怖いなどのネガティブな感情も大事にすること
・趣味でできるのか、独学では難しいのかを考えること
・家庭の状況や家族ともよく相談すること
の3点です!
少し独特な私の進路決定エピソードが少しでもみなさんのお役に立てれば嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
<この記事を書いた人>
九州大 せり
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
ゆの。
2023年4月26日 17:17
地球科学科に興味を持っています。
地球科学科のある大学ってどこにありますか?
ちなみに関東でお願いします。
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