みなさんこんにちは!
東京理科大学のかえるです。
今回は、『「時間がない」「E判定しか出ない」私がなんだかんだ受験を乗り越えた話』ということで、私の参考にしないでほしい合格体験記についてお話ししようかなーと思います。
どうして参考にしないでほしいかは読めば分かるとして。笑、受験終わりましたー!っていう人の息抜きや、これから受験生です!って人に反面教師な内容として楽しんで読んでいただければと思います!!
「受験生」になりたくなかった
高2の2月末の学年末考査が終わり、「高校3年0学期」といわれる受験に向けて勉強し始める時期。
私の代はコロナの影響をモロに受けた代でした。
高2の3月から高3の6月上旬まで、一斉休校。
その間、部活も授業もなし。
課題は若干あったものの、提出があるんだかないんだか微妙な状況。
私は週6~7で活動している運動部で、5月に最後の大会を控えていましたが、社会情勢的にやむなく中止。
部活の引退を体感できないまま引退し、突然「受験生」という事実を突きつけられました。
休校期間中、私は勉強のやる気が起きませんでした。
今までは学校でまわりのみんなが勉強頑張っているから「私もやらなきゃ」と思わされて頑張れていました。
しかし、友達に会えない今、「やらなきゃいけない」という事実は分かっているものの、受験勉強を始めるモチベーションがありませんでした。
定期考査ではだいたい中の上くらいの成績でしたが、考査のための勉強であり時間が経ったら忘れてしまっていたことが多く、この時期の私には何も定着していませんでした。
さすがにやらなきゃまずいなーと思い、高3の5月頃になってようやく1・2年生の復習に着手しました。
びっくりするくらい授業が分からなくなった
6月中旬、ようやく学校が再開して、授業が始まりました。
学校側は空白の3か月強の時間に進むはずだった授業を補うために、もともと早かった授業スピードをさらに上げて進んでいきました。
家ではまだ1・2年の復習を始めたばかりだった私には、正直何をやっているのか分からないレベルで。
一応その時間にやっていることはなんとなくは分かるんです。
ただ、その前の授業内容が完全に理解できていない・覚えていないため、その続きから話されてもまぁ理解できるわけもなく。
理科に関しては基礎からやっていたので、基礎なしの内容なんてついていけるわけがないですよね。笑
仕方なく「とりあえずできるだけ早く1・2年生の復習を終わらせて授業に追いつこう」と思い、授業理解については諦めました。
限りある時間を無駄にしたせいで時間がなくなった
夏休み。私はまだ復習が終わっていませんでした。
学校側で補講をたくさん開いてくれていたので、自分が受験する科目についてすべて参加しました。
大人数で受験問題を扱いながらの補講。
この時期に既習範囲までの復習をすべて終え、問題演習や過去問には入れていたのならきっとためになる授業だったのでしょう。
しかし、まだ理解が怪しいところがたくさんある私にとっては何を言っているのか分からないことが多々あり、ただ椅子に座って聞いているだけといっても過言ではありませんでした。
この時の私には自分に合った勉強が分かっていなかったのですが、授業を聞いて理解した気になっていても、実際問題を解こうとすると解けない、ということがよくありました。
つまり、インプット(授業理解)の学習よりアウトプット(問題演習)の学習をすべきだったのに、夏休みはインプットに時間を割いてしまったのです。
結果として復習や問題演習に割く時間が少なくなり、夏休み前までに終わらせるはずだった既習範囲の復習が、夏休み全部をかける羽目になりました。
入試問題が全く解けない
夏休みが明けて、3年間の内容が終わると、各科目の授業は入試対策の問題演習に入りました。
ひとまず復習は終わったものの、ざっとやった程度だったので、その頃の私は学校の問題集も応用問題や難問になると解けるか怪しいレベルでした。
そんな私が入試問題なんて解けるはずもなく。
解説を聞いてなんとなくは分かるものの、自力でそれは解けないな...なんて思いながら授業を聞く日々。
この状態で入試レベルの問題を解いても時間の無駄だと思い、自分では共通テストレベルの問題を解き、理解できていないところは学校の問題集に戻って確認・類題演習をして過ごしていました。
「共通テストに全振りしよう」
11月に入り、私は前述した勉強法を続けていました。
まわりのみんなは過去問に入っているのに私だけまだ学校の問題集を開いている。
明らかに遅れているし、恥ずかしい気持ちにもなったし、こんなんで大丈夫なのかな、間に合うのかなとすごく不安な日々でした。
私はもともと国公立理系志望で、5教科8科目受験で勉強していました。
この時期は出願についても考え始めなければいけない時期で、「ふーん、共通テストだけのと個別試験だけ、それに両方の、外部試験利用なんてのもあるんだ」なんて、種類の多さに悩まされていました。
親に相談したところ、「あんたは浪人したら廃人になるんだから絶対どこかしらに行きな、好きなだけ受ければ良いよ」と言ってもらったので、自分の体力が持つ限り、できるだけ多く出願することにしました。
具体的なのはこちらの記事の最後の方に紹介しているのでよかったら読んでください。笑
【東京理大】【一般受験】「二次」「共テ利用」「併用型」...?あなたにピッタリの『受験方式』とは
できるだけ多く出願する、となって気付いたのは、「国公立でも私立でも共通テストは使われる」ということです。
個別試験は各大学によって異なるためそれぞれ対策が必要になりますが、共通テストは1回受ければ全部の大学に使える。
しかも私大に関してはその対策だけして合格もらえる...ってなったらめちゃめちゃコスパよくない??ってな発想に至り、個別試験は半ば諦めて11月下旬から共通テスト全振りの勉強を始めました。笑
模試でE判定しか出ない
もともと、第一志望の国公立は、高1~2年までの模試ではずっとC判定でした。
しかし、高2の共通テスト同日模試から、マーク・筆記ともにE判定しか出なくなりました。
原因は理社が増えて5教科になったから。
しかも、このE判定は11月の最後の模試まで変わりませんでした。
それでも私は志望校を変えませんでしたし、そのために滑り止めの大学も厚く揃えました。
11月下旬から共通テスト対策に切り替えたので、徐々に点数は伸びてきていましたし、あまり判定は気にしていませんでした。
なのでE判定しか出なくても、あまり気にしなくて良いと思います。笑
第二志望が受かって受験勉強のやる気がなくなった
共通テストに全振りしたおかげで、過去最高点を本番で出し(得点率74~5%とかだったと思います)、自己採点の判定結果もE以外が並んでいました。
そのまま二次試験に切り替えて私立の受験を始めた2月中旬に、第二志望だった理科大の共通テストでの合格が出ました。
正直、第一か第二のどちらかに行ければ良いな、と思っていたので、最低ラインが保証されてすごくほっとしました。
それと同時に、第一志望が受からなくてもこっちに行けるし...という気持ちが生じてしまったのだと思います。
国公立対策はしているものの、なんとなく身が入らず、そもそも共通テストに全振りしていたせいで数Ⅲなどの理解はまだまだ怪しくて。
そんな状態のまま前期を受けたのでもちろん不合格。
後期も同学科の受験が可能だったので後期まで粘りましたが、正直その勉強も惰性でしていました。
まわりがどんどん受験勉強を終えていくなか、国公立後期の最後の最後まで頑張った。
そういう「見栄」みたいのが欲しかったのかもしれません。苦笑
これから受験生になる君へ。こんな受験生にはならないで。
こうやって書いてみると、本当に何の計画性もなく受験生になり、終えてしまったなと後悔します。
高2の休学期間中、もっと長期的な計画を立てて今やるべきことを自覚し、勉強時間と量を確保して復習を早めに終わらせておくべきだった。
この時期から英単語やイディオム、古文単語の暗記をしっかりとやっておくべきだった。
学校が再開したとき、授業進度に合わせて問題演習をし、既習範囲の理解はそこでしておくべきだった。
夏休みは補講でインプットの学習をするのではなく、類題演習や過去問などのアウトプットに時間を割いた方が私には合っていたしもっと伸びたはずだった。
夏休みから冬休みまでに、入試レベルの問題演習ができるだけの力をつけ、取り組むべきだった。
共通テストだけでなく、個別試験対策にも時間を割くべきだった。
これらの後悔をこれから受験を控えている方にはしてほしくなくて、今までの記事を書いてきました。
受験に関しては後悔だらけですが、なんだかんだで第二志望の今の大学で楽しくやれているので、「共通テストに全振りする」決定をした過去の自分には感謝しています!笑
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!!
<この記事を書いた人>
東京理科大学 経営学部 かえる
2年半前、大学受験の学科選びに悩まされたはずなのに、今度はどんな企業に就職したいかで悩まされています...笑
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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