こんにちは!筑波大学先輩チューターの にせい です。
寒さもいよいよ本格化してきて、受験本番が近づいてきたことを感じている方も多いのではないかと思います。
そろそろ併願校を含めて、最終的な受験大学が決まった頃でしょうか?
この時期に出てくる悩みとして、「本命と併願の勉強バランスが難しい...」ということがあると思います。
今回は、私の経験をもとに、その悩みを解決する助けとなるようなアドバイスができればなと思います♪
すべての対策となる「基礎」を最優先しよう!
まずこの時期に忘れないでほしいのが、どの教科でもどんな大学でも、「基礎が大切」ということに変わりはない、ということです。
私は受験生の時、「併願大だけに向けた対策」をものすごくしっかり行っていたかというと、そうではありませんでした。
勉強時間のうちのほとんどを、共通テストや、本命大の二次試験に向けた勉強に使っていました。
ですが、併願大にもしっかりと合格することができました。
その秘訣として、併願大に特化した対策をほとんどしない代わりに、意識してやっていたことがあるんです。
それは、すべての教科で基礎を徹底し、様々な角度の問題に対応できる地盤を作ることです。
小手先だけでその大学に合わせた勉強をするよりも先に、まだあやふやな所があればその教科・単元を固めることを優先してください。
本番が近づいているからと言って、焦りは禁物ですよ。
どんなに試験が近くても、単語力が足りないと思ったら単語帳の第一章からやり直していいし、公式を忘れていると思ったら超基礎問題に戻っていいんです。
いつでも、基本を固めることを第一に考えましょう。
本命を軸に考えて、併願対策に足りないものをあぶりだそう
併願大対策の計画を立てるときは、本命大の対策を軸に考えるとやりやすいです。
私も実際、本命大対策として行う勉強をメインにしたうえで、併願大の問題傾向と照らし合わせて計画を立てました。
本命対策だけでは足りない勉強を適宜補っていくような形で、併願に向けた勉強を進めていたという事です。
具体的な例もお話ししますね。
にせい先輩の例
私が受験したとき、筑波大学(本命大)の英語は読解や英作文がメインであり、文法知識を直接問うような問題はあまり出ませんでした。
ですが、併願とする私立大学では、文法知識に関する選択問題がよく出題されました。
なので、私大の過去問などを意識的に取り入れ、文法事項をおろそかにしすぎないよう気をつけていました。
結果的に、この勉強は本命大で英作文を書く時にも役立ちました。
このように、併願大の問題傾向に沿っていて、本命大の問題を解くときに役立つような勉強がおすすめです。
そのような勉強を積極的に取り入れていけば、本命対策を圧迫しない範囲でしっかりと併願大の対策も行うことができますからね。
「そんな勉強法どうやって見つけるんだよ~!」と思いましたか?
大丈夫です!そんな時はぜひ、「先輩ダイレクト」で相談してくださいね。
様々な状況を乗り越えてきた頼れる先輩たちが、きっと役に立つアドバイスをしてくれます!
私にせいへの指名質問もお待ちしていますよ♪
併願対策をどの程度するかは、受験戦略によって変えていこう
さて最後に、それぞれの受験戦略にあった勉強バランスについてもお話しします。
この記事を読んでくれているみなさまの中には、いろいろな戦略を持っている方がいると思います。
もう一年挑戦してもOKだから、必ず本命に行きたい!という方もいれば、今年大学に入ることを優先したい!という場合もありますよね。
もちろん本命合格に向けて対策するのは当然なのですが、「併願大の過去問を何年分解くか」といった対策の程度は、戦略によって変わってきます。
例えば、併願大でも志望度が高く、ある程度の時間を割いてでも受かっておきたい!と思うのであれば、3~5年分くらい解いていいと思います。
本命と違う問題形式に触れておくことは、本命受験の時、傾向が変化していた時の対応力にもつながってきますからね。
使える時間は有限ですから、優先順位を自分でよく考えて、分量を決めてみてください。
また、勉強バランスの話からは少しそれますが、「共通テスト利用」形式や英語の試験が免除される検定利用型入試など、併願大対策が楽になるような入試方法もあります。
ぜひ視野を広く持って、納得のいく戦略を立ててみてくださいね。
まとめ
急に寒くなりましたね。
風邪などに気を付けて、健康第一で!残りの期間もがんばってください。
応援しています!
<この記事を書いた人>
筑波大 にせい
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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