昔々、あるところに、どうしても広島大学に受かりたいと願っている一人の受験生がおりました。
彼は併願大の受験対策をするくらいなら、その時間を広島大学の対策に充てたいと考えていて、併願の私大や国公立の後期受験をどこにも出願しませんでした。
そのおかげか、年末から成績が上がっていきましたが、私大の受験に臨み、続々と合格を勝ち取る友人の姿を見て徐々に焦りを感じるようになりました。
迎えた広島大学二次試験の日、正真正銘の一発勝負になった彼は、極度の緊張に襲われ、ペンを持つ手が震えて字を書くにも四苦八苦したという...
「併願大」の勉強、してますか?
冒頭の話の受験生は、何とか合格を掴み取り、今は先輩チューターとしてその経験をゼミ生に伝えているようです、誰のことやら。
本命大の受験で手一杯なのに、併願大の事まで考えられない...と困っている受験生も多いと思います。
ただ、先に併願大の合格を掴んでおくと、ひとまず4月以降の進路の選択肢が一つ増えますし、試験慣れも出来ますから、本命大の受験を落ち着いて受けるためにも併願大の対策は侮れません。
人によって併願大に対する考え方は違いますが、今回は併願大を受験しなかった人の目線で、過去の自分にどうアドバイスするか考えながらお話していきます!
良かったら参考にしてみて下さいね。
最優先=本命大の負担にならない
当たり前ですが、国公立大学を受験する受験生の最大の目標は、二次試験を突破して第一志望の大学に合格することです。
今回はあくまでも併願大受験は本命大合格への鍵だという論調でお話しておりますので、どうしても優先順位は下がってきます。
私なりに考えた結果、日々の勉強に少しだけ私大対策の意識を入れることで本命大と併願大対策の両立が出来るのかなと思いました。
例えば、共通テスト用に日本史の勉強をしていて、復習の際にその時取り組んだ分野の私大の個別試験で問われるような深い知識を資料集や用語集で確認する、なんてどうでしょうか。
よほど高いレベルを目指すのでなければ、日々の勉強だって十分に併願大の対策になり得ると思います。
もちろん受験が近づくにつれて過去問演習等は必要になってきますが、特別に併願大の対策用の勉強をせねばならない、というケースは少ないと思います。
体力的、精神的な負担も考慮
実際に併願大を受験する際も、本命大の負担にならないよう注意が必要です。
本命大受験の直前に遠方の大学を受験したり、試験が立て続けになったりしてしまうのは避けましょう。
日程に余裕がなかったり、本命大対策に集中したいという場合には共通テスト利用もおすすめです。
もちろん併願大に本命大と同じくらい行きたい大学があれば良いですが、そうでなければ合格できる可能性の高い、比較的地元や志望大から近い大学を2校程度受験すれば十分なのではないかと思っています。(個人の見解です)
まとめ
何度も言ってきましたが、忘れないでほしいのは、
ことです!!
年が明けると出願も始まりますし、少しずつ考えていきましょう。
もちろん我々先輩チューターも一緒に駆け抜けます!共に頑張りましょう!
<この記事を書いた人>
広島大 ゆうくん
※この記事は公開日時点の情報を基にしています。
※画面上部の「志望大」から先輩達の他の記事も見られます。
先輩チューターに憧れて。
2023年3月10日 23:30
先輩チューターの語り口調と言いますか、巧みな話術で展開が広がっていって読んでいて面白かったです!!!これからも記事楽しみにしてます!!!とは言え卒業ですが…!!笑
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