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【京都大】学科多過ぎ工学部!それぞれの学科を徹底解説!

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京都大学 工学部  ほえぽ

【京都大】学科多過ぎ工学部!それぞれの学科を徹底解説!

こんにちは!

京都大学工学部先輩チューターほえぽです。

秋も深まり2次試験対策もかなり進んでいるのではないでしょうか。

そろそろ模試の成績も出てきて志望大学や学部、学科を決めるころだと思います。

私は工学部を受けること決めていましたが、学科選びに迷った記憶があります。

そこで今回は京都大学の3分の1を占める工学部の全6学科について解説したいと思います。

特に工学部志望の人は第2希望を何にするかというのも意外と重要なので、参考にしていただけるとうれしいです。

情報学科

情報学科

情報学科はその名の通りITやプログラミングなど情報処理系のことを主に学ぶ学科です。

システムの制御や最適化をする方法や計算アルゴリズム、言語・音声・画像の情報処理,人工知能など様々なことが学べます。

近年情報系の学科を志望する人が多くなっているので人気、難易度共に高い学科の1つと言えると思います。

ITやプログラミングが好きな人にはうってつけの学科と言えると思います。

物理工学科

物理工学科

物理工学科は、物理に関連する知識を用いて、機械システム、材料、エネルギー、宇宙空間活動、などに関する新しい科学技術の研究開発を行うことのできる学科になります。

物理工学科は2回生前期から5つにコースが分かれます。

材料、熱、流体の力学や量子物理や機械のシステムについて学ぶ機械システム学コース

物質のナノ構造制御、電子、磁気、力学物性と量子論や熱力学を関連させて材料を設計できる材料科学コース

エネルギー変換や材料のリサイクルについて学べるエネルギー応用工学コース

ミクロな世界の物理学である核エネルギーや量子ビームなどを学べる原子核工学コース

航空宇宙工学に関連する基礎的学問を学べる宇宙基礎工学コース

と様々なことが学べます。

物理に関してより深く追求したいという人はとても向いていると思います。

人数も多いのでいろいろな人と関われて楽しいと思います。

建築学科

建築学科

建築学科は比較的みなさんもイメージしやすい学科なのではないでしょうか?

建築学科では建築を「計画」「構造」「環境」の3つに分類してそれぞれの面から安全で健康にして快適な生活を営めるような構造物とは何かを学ぶことができます。

建築学科の特色と言えば一番は女子率が工学部6学科の中で最も高いことです。残りの5学科は多くても女子は1割しかいませんが、建築学科は3~4割もいます。

また、課題が出たときに製図室という部屋に集まって勉強しているため、人数が少ないこともあって学科内の結びつきはとても強いと思います。

建築を学びたい人はぜひ建築学科を目指してください!

電気電子工学科

電気電子工学科

電気電子工学科は電気系の学科だというのは分かると思いますが詳しいことはみなさんそこまで知らないかも知れませんね。

電気電子工学科では半導体や超伝導体、集積回路と言った新しいデバイスの創製や、それらを応用した通信やネットワークに関する技術、電気エネルギーの生成と伝送,利用にかかわるシステムや技術といった大きく3つのことが学べます。

電気電子工学科でも情報系のことは学ぶことができてプログラミングも学ぶことができます。

電気系のことが学びたい人はもちろん、情報学部志望の人に第2志望としてもおすすめできる学科だと思います。

地球工学科

地球工学科

地球工学科は地球という壮大な名前がついているため何をやるかパッとはわかりにくいかも知れません。

地球工学科では生活を支える社会資本の整備や防災に関する技術と知識といった「土木工学」

資源・エネルギーの確保と利用に関する技術と知識といった「資源工学」

環境を改善する技術や循環型社会を創造するための「環境工学」

を学ぶことができます。

ただ社会資本を作るのではなく、災害に強く環境にも優しいようなインフラを作っているための知識や技術が学べます。

地球工学科の特色は国際コースという全授業英語で学べるコースがあることです。

英語が得意な人が希望すればこのコースで学ぶことができますが、国際コースには外国人が半分以上いて私の友達はとても英語が上手くなっていました!

社会資本に興味がある人や、英語で工学を学びたい人にはおすすめの学科になります。

工業化学科

工業化学科

工業化学科はその名の通り化学について学ぶ学科です。物理化学、有機化学、無機化学、高分子化学、生物化学、そして化学工場の設計まで全部学ぶことができるのがこの学科です。

私が在籍しているのはこの工業化学科になりますが、この学科の特色は化学全部が学べるので自分の好きな化学の分野を見つけて掘り下げることができることです。

まずは2回生の前期までは一通り基本を学び、2回生の後期からコースが分かれるのでそこで自分のやりたいものを選択します。

みなさんが理科の実験で思い浮かぶ試験管を使うような実験ができるのもこの工業化学科です。

私も今毎日試験管やフラスコで新しい物質を作る実験をしているところです。

工業化学科の特色としては卒業生にノーベル賞受賞者が3人いることです。

化学は日本が強い分野でもあるのでもしノーベル賞を狙うなら工業化学科はありかも知れません!

人数も多く、たくさんの友達ができますし、実験が大好きな人にはとてもおすすめの学科です。

6学科の特色は理解できましたか?

6学科の特色は理解できましたか?

ここまで6学科について説明してきました。

それぞれの学科で学べることをまとめるとこのようになります。

情報学部 ITやプログラミング

物理工学科 機械、材料、宇宙

建築 建築の「計画」「構造」「環境」

電気電子工学科 電気デバイス、通信やネットワーク、電気エネルギーの変換

地球工学科 土木工学、資源工学、環境工学

工業化学科 化学全般、化学プラントの設計

6つもあるとなかなか難しいと思うし、私の説明は簡単なものなので実際に自分でも調べてみてほしいですが、学科決定の参考に少しでもなればうれしいです!

以上、京都大学工学部先輩チューターのほえぽでした!

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<この記事を書いた人>
京都大 ほえぽ

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