5月に続き、今回で第2回目の「FROM合格戦略アドバイス」。
今回は、高3・6月のTOP3の悩みと解決法を、進路と入試のプロである「合格戦略アドバイザー」がお伝えしていきます!
※「合格戦略アドバイス」とは、進路・入試のプロである合格戦略アドバイザーに、進路や学習計画についての相談がWEBで出来るサービスです。
高3・6月の「TOP3の悩み」とは?
1位:学習戦略
2位:大学選択
3位:科目選択
※2020年6月に「合格戦略アドバイス」に寄せられた質問より集計
5月に引き続き、6月も同じ順位です。特に「学習戦略」がダントツの第一位で、多くの高3生が、受験勉強法に悩んでいる様子がわかります。
さて、ここからは一つずつ見ていきましょう!
お悩み1位:【学習戦略】春から勉強してきたのに、共通テスト型の模試の点数が上がってなかった...
高3生の悩み
4・5月は今までにないくらい勉強しました。しかし、先日受けた「共通テスト型の模試」では、自己採点の結果50%くらいしか取れてなくて、2月に受けた時よりも成績が上がってなくてショックです...
どうやったら成績が上がるのでしょうか...
合格戦略アドバイザーからの回答
【ココがポイント】 夏までは成績の伸び待ち期間ととらえ、模試復習と基礎固めを!
すごく頑張って勉強したのに成績が上がっていないと悔しいですね。
お伝えしたいことは、「受験勉強をしていると、頑張っているのに成績が伸びない、思うように理解できていないと感じる時期がある」ということです。
いわゆる「伸び待ち期(学力が伸びるのを待っている時期)」です。
ですので、諦めずに努力を続けましょう。
では、今後何をすればよいかですが、2つです。
(1) 夏までは「基礎固め」
(2) 模試を使った復習
「基礎固め」ですが、『大学受験チャレンジ』を使いましょう。
基礎的な内容、さらには詳しい解説が載っています。また共通テスト形式の演習にも取り組めますので、第一優先で取り組みましょう。
次に、「模試を使った復習」ですが、点数に着目することも大切ですが、大事なことは、模試の結果から弱点分野等を把握し、その分野を徹底的に復習してつぶしていくことです。
「間違えた問題の復習」を優先し、「なぜ、自分は間違ったか」等から、理解できていなかった事項について、過去のゼミ教材や教科書の該当分野のページを見直します。
類題があれば、解いてみるとよいです。
そして、1週間ぐらいして、模試で間違った問題を再度解き直し、本当に理解できるようになったのかを確認しましょう。
他によくある「悩みと解決策」も見てみましょう。
お悩み2位:【大学選択】模試でずっとE判定。志望大を変えたほうが良い?
高3生の悩み
看護師になりたくて、志望大も国立大学で決まっています。しかし、今までの模試でずっとE判定... 浪人もできないため、もっと自分の成績に見合った大学を探すべきでしょうか?
合格戦略アドバイザーからの回答
【ココがポイント】 現時点の成績だけで志望大を変える必要はなし! 学力はこれからの取り組みで伸びてくる!
確かに今までの模試でずっとE判定ばかりだと、不安になり、志望大もこのままでよいのか迷いますよね。
でも、志望大を変える必要はないですよ! その理由をお伝えします。
(1) 模試の成績は、模試を受けたその時点のもので、学力はこれからの取り組みで伸びてくるから
(2) 国公立大学の場合、共通テストの結果を見て、出願大を変えられるから
ですので、今すべきことは、以下2つです。
(1) 模試の成績表を見て、配点が高い科目、伸びシロのある科目、中でも苦手分野を優先して学習する
(2) 他の看護学が学べる大学についても、併願大として検討しておく
入試は総合点で決まりますので、高配点×偏差値が低かった科目かつ、分野から優先的に取り組み、自分はどこで得点を積み上げていくかを考えながら学習に取り組んでいきましょう。
他によくある「悩みと解決策」も見てみましょう。
お悩み3位:【科目選択】現代社会と「倫理、政治・経済」のどちらを入試科目とすべき?
高3生の悩み
多くの大学で「倫理、政治・経済」が使えるという理由で、受験科目に考えていて、勉強を進めています。しかし、現代社会の方が点数も取りやすく、範囲も狭いと聞き、現代社会に変えようかと思っているのですが、時事問題が苦手なので迷っています...
合格戦略アドバイザーからの回答
【ココがポイント】 現代社会を、学校の授業で一通り教科書を使い習っているか
現代社会であっても、時事問題が苦手なことを考えると、独学で学習するのは少し厳しいと言えます。
ですので、学校の授業で一通り教科書を使い習っているかが、変更するかしないかのポイントです。
そして次にポイントになるのが、志望大と併願大の入試科目です。
志望大だけではなく、併願大でも「現代社会」が使えるのかです。
そろそろ大学HPで、2022年度入試(=現高3生の入試情報)の情報が出てくる頃ですので、大学HPの入試科目を必ず確認するようにしましょう。
他によくある「悩みと解決策」も見てみましょう。
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座 「合格戦略アドバイス」サービス担当:芦田
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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