『茶道部』ってちょっと謎じゃない?
活動場所もよくわからないし(和室って学校内にあるの?)、そもそも普段はどんな「練習」をしているの? お菓子食べ放題?
というわけで、突撃取材してきました。お邪魔したのは埼玉県立川越女子高校の茶道部です!
ラノベの舞台みたいな、古くて素敵な校舎で活動!
茶道部の部室は校内に建つ古い「明治記念館」の1階。
明治45年に立てられた旧校舎で、外観はロマンチック、校舎内も落ち着いていてステキ。こんな場所で部活ができるなんて、ラノベやアニメの世界みたい!
さっそく質問開始!
みんなどうして茶道部に入ったの?
日本文化に憧れて!
マナーが学べるし、姿勢が良くなるかなって
見学に来て、仲のいい雰囲気が気に入ったから
学校内でお菓子が食べられていいかなって...
やっぱり! 学校公認でお菓子を食べられるのは魅力的ですよねー!
それが...コロナの感染防止のため、お菓子禁止なんです
なんとなんと、去年1年間はお菓子を食べちゃ駄目で、「エアお菓子」でお点前の練習をしてたんだって。なんてことだ...。
と、ちょっとがっかりしてしまいましたが、気を取り直して次の質問!
ところで、茶道部の「練習」ってどんなことをやるのですか?
お茶には作法があって、細かいルールや手順があるんです。入部した最初のころは、何人かで向かい合って、手順どおりにやれるかを練習します。
所作をひととおり覚えたら、こんどは「亭主」と「客」の役割に分かれて、お茶会をします。
※取材のときには本物のお抹茶を使って実演してくれました!
おおお、静かな中に緊張感があり、テレビで見たことある風景!(←ミーハーな感想ですいません!)
みんなカッコイイですね。たしかに背筋がピーンとしてるし、しぐさがきれい...。
あああ、でも、ちょっとお湯をこぼしてる...(笑)
緊張すると、次に何をするか、度忘れしちゃうんですよね。
今日は撮影もされているので、いつもよりも緊張しています(笑)
手も震えてます!
役割を入れ替えながら、繰り返すんですね
知識としては手順を分かっているはずなのに、何度やっても、なかなか自然にできないんですよ。ぽかっと抜けちゃったり。
繰り返して身に着けるしかないんです。そのへんは、スポーツと同じかもしれません。
なるほど。分かっていてもできないものなのか...。
その難しさが面白いポイントだと思います。やってみるとハマります。
先生はしぐさがきれいなんですよ! 立ち居振る舞いはもちろん、指の先まで美しくて、うっとりします。
先生みたいになりたい、うまくなりたいというのが部員共通の目標です。
おおおっ。なんだか、茶道の魅力がわかってきたような気がします。
じゃあ最後に、「茶道部」について、これだけは伝えておきたい!ってことは!?
茶道部っていうと、上品でおしとやかなイメージかもしれませんが、そんなことはないんです...ごめんなさい......(笑)
普段は部室でだらだらしてるし、けっこうみんなゴシップ好きです。
正座が得意でしょって言われるけど、ふつうにしびれます。
文化祭でお茶会をするんですが、近所のおばさま方の視線で緊張します。「あら、この子たちやるわね」って思われたいのでガンバリマス!
茶道のことをまーったく知らなかった編集部は、「お茶飲んでお菓子食べる楽しい部活でしょ!?」って単純に考えていたんですが、実際の茶道部はみんな真剣でストイック。
エアお菓子で、きちんと練習していたし、参加しているみんなが楽しそうで、取材している私たちも挑戦したくなっちゃいました!
「茶道部」って、兼部OK・途中入部OKの高校も多いということなので、ちょっと気になるなーって人はぜひ見に行ってみてくださいね!
【茶道部の取材に行った人】
カメラマン:久富健太郎
編集部:NAG
茶道初心者の2人組で取材に行ったので、「今何やってるの!?」「どこから撮影したらいいの!?」とウロウロ。練習のお邪魔をしちゃって、すいませんでしたー! みんな真剣で、とってもかっこよかった。静かで滑らかな動きが素敵でした!
匿名
2022年8月 4日 15:56
今後もこういった記事を書いていただけると読んでいて楽しいのでシリーズ化を期待します。
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