多くの大人たちも経験してきた部活の道。県大会でベスト3に入るほどの強豪バスケ部のキャプテンだったというハナコの岡部大さんに、大好きな部活について熱~く語ってもらった!
こう見えて、中学時代には県の選抜メンバーに選ばれるくらい、バスケが得意だったんです。
だから高校でも、迷わずバスケ部へ。入学するとすぐに先輩たちが教室にやって来て、「岡部はバスケ部に入るよな?」なんて熱い勧誘もしてもらい(笑)、ふたつ返事で入部しました。
実際の練習はというと...。中学のバスケ部よりもずっと本格的で、これがめちゃめちゃきつかった!
1年生は先輩よりも早く体育館に行って練習の準備をしたり、練習後のモップがけなどもしたりしなきゃいけなかったし、練習自体も、坂ダッシュのような基礎トレーニングばっかり。夏頃まではボールを持たせてもらえないという、ザ・体育会系な雰囲気だったんですよね。
だから、1年生が自由にボールに触れたのは、練習が終わって、先輩たちが下校した後だけ。それでもバスケができるのが楽しくて、外が真っ暗になって先生に「早く帰れ!」と体育館を追い出されるギリギリまで、同じ1年生の仲間たちととことん自主練習をしてから、コンビニに寄り道して帰る毎日でした。
やがて試合にも出られるようになった僕たちが目標にしたのは能代科学技術高校(当時は能代工業高校)という超強豪校を倒すこと。そして、全国制覇するということでした。
チャンスがやってきたのは、引退が迫った高3の夏。県大会の準決勝まで勝ち上がり、「このまま全国に行けるかも...!」とわき立つ僕たちの前に立ちはだかったのが、まさに能代科学技術高校。バスケマンガのクライマックスみたいな状況だったのですが...。
ふたを開けてみれば、80対150というボコボコのボロ負け!
サッカーでいうなら、20ゴールを決められちゃうというくらいのものすごい負けっぷりに、結果としてベスト3には輝いたものの、「上には上がいるんだな...」と思い知ることに。そしてそれが、「もっと強くなるために大学でもバスケをやろう」と決意し、引退後に受験勉強にエネルギーを注ぐきっかけにもなりました。
そんな高校3年間のバスケ部生活。毎日の練習はめちゃくちゃハードだったけれど、一度も「やめたい」と思わなかったのは、仲間の存在が大きかったと思います。
一緒に残って自主練習したり、ありえないくらい疲れる練習を乗り越えたり、勝つためにはどうするかを真剣に話し合ったり。同じ目標に向かって、仲間と一緒に夢中になる経験って、部活だからこそできること!
なかには、「夏合宿で先輩たちのユニフォームを洗濯したものの、なかなか乾かなくて、みんなでドライヤーをフル稼働して必死で乾かした」な~んて、笑っちゃうような事件も起きたりしたけれど、それも仲間がいたから楽しく乗り切ることができたと思います。
そして、部活の仲間は、いつまでたっても部活仲間。いつ会っても「あの練習さあ...」なんて笑い合えたりして、高校の部活って最高だなと思っています。
今はお笑い芸人をやっている僕ですが、どんなにハードなロケがあっても頑張れるのも、部活で限界まで頑張ったからだなあと思っています。
一緒に笑って、一緒に泣いて、一生ものの仲間ができる部活動。皆さんもぜひ、楽しんでくださいね!
ハナコの岡部大でした!
★岡部さんからの動画メッセージ★
<部活について話してくれた人>
ハナコ 岡部大さん
早稲田大スポーツ科学部在学中からお笑い養成所に通い、菊田竜大・秋山寛貴とともに芸人トリオ「ハナコ」を結成。2018年に「キングオブコント2018」で優勝。役者としてもNHK連続テレビ小説「エール」などに出演し、注目を集める。4月8日スタートのテレビ東京系「しろめし修行僧」では、ドラマ初主演!
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しています。
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