TikTokなどで活躍！マルチクリエイター伊吹さんに聞く『進路の切り拓き方』｜ミライ科

マルチクリエイター伊吹さんに聞く『進路の切り拓き方』

高校生になると、高１の文理選択をはじめ、「こんなに前から卒業後の進路を考えないといけないの！？」って思うことが、けっこうありますよね！

でも、将来の夢がないから進路を決められないっていう人もたくさんいると思います。高２・高３生の中には焦っている人もいるかもしれませんね。

そんな人に向けて、TikTokなどで活躍しているマルチクリエイターの伊吹さんに、『進路の切り拓き方』をインタビューしました！

『伊吹とよへ』という２人組で活動しているマルチクリエイターの伊吹です！

TikTokをメインに、YouTubeなどでの動画配信、ニッポン放送『伊吹とよへラジオみかん』のパーソナリティーも行っています。

200万人以上のフォロワーを持つTikTokなど、ＳＮＳを中心に活躍するマルチクリエイターならではの、アツいメッセージを受け取ってくださいね！

現代を生きるキミたちに向けたメッセージや考え方・生き方は、刺激になること間違いなし！

伊吹さんが、TikTokで活躍するようになったきっかけは『余裕を持つこと』だった！？

まずは、伊吹さん自身がマルチクリエイターという仕事を選んだきっかけ、進路をどのように考えていたのか、このように語ってくれました。

もともと人前に立って笑わせることが好きだったこともあって、小学校の卒業文集にも「有名人になりたい」と書いていました。

「有名人になりたい」という夢を持っていた伊吹さん。そこで具体的に目指したのは、なんと芸人でした！

芸人を目指し、挫折を経験した２年間

マルチクリエイター伊吹さん芸人を目指し、挫折

人を楽しませる・笑いをとる＝芸人というイメージが自分の中にあったので、芸人で有名になることを目標に活動をはじめました。

「有名になりたい」という夢に対して、その手段はたくさんあると思いますが、伊吹さんが自分の好きなことと組み合わせて、芸人という進路を選択したそうです。

ですが、そこで大きな挫折を味わいました。

２年間、芸人になるためにがんばりましたが、そこで人生初めての挫折をしました。

オーディションで、ほかの芸人さんがすごい笑いをとっていたのを見た瞬間「負けた」と思ってしまったんです。そこで、１回むちゃくちゃに諦めました。

夢を諦めた伊吹さんは、大学１年で就活！？それが再び夢に繋がる...

マルチクリエイター伊吹さん大学１年で就活！？

芸人を目指す中で、自分より面白い人がたくさんいるのを見て「負けた」と感じた伊吹さん。その後にとった行動は驚くべきものでした...！

夢を諦めた大学１年の６月に、就職活動を始めました。夢を諦めているので、とくに希望はなく、単純に年収が高いところを狙いました（笑）

コミュニケーションが得意なこともあって、その時点で「大学卒業したらウチにきてよ」みたいな仮内定をいくつかもらいました。

就職活動は通常、大学卒業を見据えた大学３年の３月頃から始まりますが、伊吹さんは大学１年の時点で就職活動を始めたそうです。

でも、これには理由があって、この就職活動が今のマルチクリエイターとして活躍する伊吹さんに繋がっていきます。

自分は、余裕を持ちたいタイプ。

就活ってすごく大変と聞いていたけど、自分はそれを先にやったことで、余裕ができました。だから、再び夢を目指そうと思ったんです。

ドラマを見て新しい楽しませ方を知ったことで、佐藤二郎さんやムロツヨシさんのようなコメディ俳優をやってみたり、ライブ配信をやってみたり、TikTokで動画を出してみたり。

その中で当たったのが、TikTokだったんです！

こうして、TikTokを通じて「有名人になりたい」という夢を少しずつ実現し始めている伊吹さん。

そんな伊吹さんに「夢がない人はどうすればいい？」とお聞きしました。

今、夢がない人は、夢を追いかけている人を追いかけてみてほしい

マルチクリエイター伊吹さん夢を追いかけている人を追いかけてみてほしい

夢って、自ら考えることではなく、自然とこうなりたいって出てくるものだと思うんです。

だから、夢がない人は、夢を追いかけている人を追いかけてみてほしいです。

そして、夢を追いかけている人の考え方とか、楽しみ方とか、諦めないやり方とか、夢があるからがんばれるってことを知ってほしい。

進路を考えるときに必ず出てくるワードが夢だと思いますが、夢って「見つけるもの」「探すもの」って考えがち。そして、それができないから焦ってしまうんですよね...。

そんな人に対して、伊吹さんは「夢があるからがんばれる」ということを伝えたいそうです。

夢を追いかけている人を追いかける・応援することで、自分の夢もいつの間にかできている。キミも、身近で夢を追いかけている人に注目してみるといいかもしれませんね！

では、伊吹さんは今、どんな夢や目標を持っているのでしょうか？お聞きしました！

クリエイターの価値を高めたい

マルチクリエイター伊吹さんクリエイターの価値を高めていきたい

SNSやYouTubeで活躍するマルチクリエイターは、まだ職業としての歴史も浅く、なかなか認知されていないという現状があります。

今は若い方々にたくさん応援してもらって、マルチクリエイターとして活動をしていますが、どうしても「軽く稼いでる」って見られがちなんです。

だから、大人にも自分たちの活動を伝えていき、クリエイターの価値を高めていきたいですね。

動画は１本作るのにも、企画出しのためのアイデア作りから、撮影場所の選定、アングルの決定、撮影後の編集作業など、大変な労力がかかっています。

その苦労は、他の職業と変わらないのに、仕事・職業として認められにくい現状を変えたいというのが、今の伊吹さんの目標だそうです！

インタビュー中の伊吹さん

伊吹さんはクリエイターの価値を高めたいという思いから、コロナ禍で苦しむ飲食店に対して、無償で応援・拡散するプロジェクトに取り組むなど、地域創生などの活動も行っています。

夢がない人は、そんな伊吹さんを応援してみると、夢ができるきっかけになるかもしれませんよ！？

伊吹さんが伝える、高校生の今やってほしい３つのコト

最後に、伊吹さんから高校生のキミに、今やってほしい３つのコトをお聞きしました！

今日から実践できることばかりなので、日常生活や学校生活で、意識してみよう！

①「余裕を持つ」大切さを知ろう！

②がんばる姿は、誰かに伝わることを知ろう！

③楽しいと思えることを作ろう！

マルチクリエイター伊吹さん高校生の今やってほしい３つのコト

①「余裕を持つ」大切さを知ろう！

伊吹さんがTikTokをはじめたきっかけにもなった、「余裕を持つ」ということ。これはどの場面でも大切です。

『伊吹とよへ』では、毎日のように動画を配信していますが、「今日撮影したものは1週間後に出す」みたいに、ストックを作って、余裕をもって動画を作るようにしています。

それは、考える時間が必要だから。余裕があるほど、考える時間が増えて、よりクリエイティブになれるんです！

余裕ができることで、考える時間が増える。これは勉強にも通じることなんです！

自分はしっかり勉強するタイプ。動画撮影と同じで余裕を持ちたいので、勉強もテスト１週間前に完璧にしたいと思っていました。

あと、勉強は絶対にやったほうがいいと思う。芸人をやっていたときも、動画撮影をしているときも、ワードとして出てくるものは、勉強で学んだことが生きています。

勉強はやってよかったと思うし、まだ足りなかったとも思っています。

こんなふうに、勉強の大切さを教えてくれました！

高校生のときって、「こんなこと勉強しても将来絶対使わないよね」って考えがちですが、実はそういうことでも将来必ず生きています。今は愚直に信じて勉強してみませんか？

②がんばる姿は、誰かに伝わることを知ろう！

伊吹さんは、YouTubeチャンネルで、すべてのコメントに対して返信をしているのをご存知ですか？

実はこれって、めちゃくちゃ大変なこと。それだけ自身のファンを大切にしていることの表れでもありますが、それについてこんなふうに語ってくれました。

SNSでコメントをするアクティブな人は、リアルで自分を出せない人なんじゃないかなって思っています。

だから、シンプルにコミュニケーションをとる。４～５時間かかっても、返すようにしています。

その中で、動画制作やコメント返信など自分ががんばってくれていることに気付いてくれたコメントがあると、すごく嬉しいですね！

みなさんの高校生活や日常生活に繋がることで、勉強をがんばったり、部活をがんばったりしている姿をちゃんと見てくれている人が、必ずいます。

家族や友達が、そういう姿を見て応援してくれることもありますよね。だから、諦めずにがんばることも大切です。

ちなみに、コミュニケーション力について、大学１年で就活を成功させた伊吹さんが、そのヒケツを教えてくれました！

コミュニケーション力のヒケツは、第一印象をどういうふうに思わせたいかに尽きると思います！

コミュニケーションが苦手な人は、最初の１秒２秒を大切にして、明るい雰囲気を出す、イメージをもたせることを意識してみてください。

TikTokでも最初の１秒２秒で楽しい人間、明るい人間だと思わせるために、声を高くするなど、工夫していますよ！

これはぜひ参考にしたいですね！