ネットの情報はウソが4割!? 気軽に拡散すると、自分がウソつき扱いされるかも...
スマホでいろいろな情報をチェックしていると、「スゴイ情報」に出合うことがありますよね。
たとえばこのマンガのように、「あるサプリを1週間飲み続けたらモデル体型になった」とか。
または、政治家や芸能人など有名な人が信じられないような行動をしたとか。
びっくりするような情報やニュースを見ると、ツイッターでリツイートしたりして、友達に知らせたくなるかもしれません。
でも、その情報やニュースは真実なのでしょうか?
デジタル犯罪の専門家によれば、「SNSに流れている情報は個人の推測な情報や誤った情報が多いため、4割は根拠のない情報だと言われています」とのこと。
安易に信じて拡散したりすると、このマンガのように周りの人に迷惑をかけてしまうことも...。
そして結果的には、「あの子が流す情報はウソばっかり」と、あなた自身が信用を失うことになるのです。
では、正しい情報かどうかを見極めるにはどうしたらよいのでしょうか?
まず「スゴイ!」「面白い!」と感じる情報やニュースを見たら、本当なのかを一度疑ってみることが大切。
その情報に出てくるキーワードを検索し、新聞サイトなどでどんなふうに取り上げられているかチェックしてみましょう。
そのうえで、「この情報は真実だ」と納得できたときに、初めて共有すればいいのです。
情報を発信するときは、「慎重過ぎる」ということはありません。
スマホを使って情報やニュースをキャッチするのは手軽で便利ですが、「ネットの情報が真実とは限らない」という視点をもつことが大切です。
スマホのヤバイ事例&対策を連載中です
スマホは楽しくて時間を忘れる反面、全世界とつながっていて、犯罪・詐欺・予想もできない事故に巻き込まれるリスクがあります。
「自分は大丈夫!」
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スマホ犯罪の手法は巧妙化しているので、いつ巻き込まれるかは大人ですらわからないのです。
大事なのは、知識を身につけること。
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この夏、ミライ科では「あなたのスマホがヤバイ」と題した連載をお届けしています。
高校生のあなたが安心してスマホとつきあうための考え方や、危険な目にあわないための対策をお伝えするので、ぜひ毎日チェックしてくださいね!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
監修:佐々木成三
元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の警部補。現在は一般社団法人スクールポリス理事として活動。著書に『あなたのスマホがとにかく危ない』(祥伝社)、『スマホで子どもが騙される』(青春出版社)など。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
碓氷軽井沢
2022年1月 1日 15:33
拡散危険
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