危ないWi-Fiで、あなたの個人情報が奪われる可能性も!
町にあるファストフード店やカフェの中には、無料でWi-Fiが使えるスポットが意外にたくさんあります。
実際に、外出先で動画を見たりゲームをしたりするのに、フリーWi-Fiを使っている人も多いかもしれません。
フリーWi-Fiはとても便利なモノですが、使うときには注意が必要です。
多くのフリーWi-Fiは安全に利用できますが、中にはスマホとアクセスポイントの間の通信が暗号化されない危険なWi-Fiもあるからです。
これをネット用語で「野良Wi-Fi」といいます。
「お店のWi-Fiだと思って利用したら、実は野良Wi-Fiだった」というケースは少なくありません。
野良Wi-Fiを利用すると、悪意のある第三者に通信内容が漏れてしまう恐れがあります。
また、あなたのスマホに悪質なウィルスが送り込まれて遠隔操作されるなど、悪用される場合もあります。
では、野良Wi-Fiのリスクを避けるには、どうすればよいのでしょうか?
ポイントは4つあります。
①鍵マークのついた(暗号化された)フリーWi-Fiスポットを選ぶ
②提供元不明のフリーWi-Fiスポットを使わない
③フリーWi-Fiを使うときは、個人情報の入力や送信をしない
④スマホのWi-Fiの自動接続をオフにしておく
特に①は強く心がけたいところです。
ただし、注意点もあります。
安全なフリーWi-Fiはパスワードが設定されていることがほとんどですが、お店に貼ってあるポスターなどに「Wi-Fi使えます」という表示と共にパスワードが出ている場合は、少し注意が必要です。
最近はお店などが正規に提供しているWi-Fi名に似せていたり、同じネットワーク名(SSID)に偽装したりする【なりすましWi-Fi】というものがあり、それを使用すると個人情報や通信内容を盗み見られてしまう可能性があるため、注意が必要なのです。
Wi-Fiは本当に必要なときだけ接続する。
ちょっと不便かも知れないけれど、「いつでもフリーWi-Fiを使う」という習慣を見直すことが、結果的にあなたを守ります。
7月20日~26日、スマホのヤバイ事例&対策を連載中です
スマホは楽しくて時間を忘れる反面、全世界とつながっていて、犯罪・詐欺・予想もできない事故に巻き込まれるリスクがあります。
「自分は大丈夫!」
と思っているあなた。
スマホ犯罪の手法は巧妙化しているので、いつ巻き込まれるかは大人ですらわからないのです。
大事なのは、知識を身につけること。
やってはいけない、最低限のルールを知っておくこと。
知るだけでも、あなたの人生を守ることができるのです。
それがひいては、大事な友達・家族を守ることにつながります。
この夏デジタルMy Visionでは、7月20日~7月26日で「あなたのスマホがヤバイ」と題した連載をお届けしてきました。
ゼミはこれからも、スマホと安全に付き合うための情報をお伝えしていきます!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
監修:佐々木成三
元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の警部補。現在は一般社団法人スクールポリス理事として活動。著書に『あなたのスマホがとにかく危ない』(祥伝社)、『スマホで子どもが騙される』(青春出版社)など。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
ハニエル
2021年7月25日 11:01
暗号化されたフリーWiFiならいいんですよね?
ただし動画や、画像検索などの時は低リスクの為暗号化されないらしいですが…
心配ですね…、、
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