たった1つのSNSの投稿が、自分の人生を狂わせることすらある
長期休みや休日には、スマホをいじる時間がつい長くなりがちです。
特に高校生は、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを使うことも増えますよね。
SNSは、学校外の友達や趣味の仲間とつながることができて楽しい反面、使い方に注意が必要です。
たとえばこのマンガのように、SNSで不適切な動画を投稿した場合。
「鍵アカウントだから、時間が経てば自動的に消えるから大丈夫...」と思っていませんか?
でもそれは、実は大きな誤解です。
その画像が永遠にSNSやウェブサイト上に残ってしまうことだってあるのです。
その画像を見た人が、「これ、まずいんじゃないの?」「ふざけてる!」と判断して拡散すれば、あなたはネット上で大勢の人に非難されることになります。
俗に言う「炎上」です。
SNSで「炎上」すると、画像に残っているさまざまなヒントから、あなたの本名や学校名がネット上にさらされてしまうこともあります。
「炎上」から始まる負の影響は、計り知れません。
高校生なら、停学・退学になる可能性があります。
不適切投稿が原因でお店の営業ができなくなった場合、保護者の方が損害賠償で数百万~数千万円単位のお金を支払わなければならない場合もあるのです。
さらに、画像が実名といっしょに残り続けた場合には、大学入試や就職、結婚などあなたの人生の重要な場面に、大きな負の影響を残すことも...。
たった1回の「仲間内でのおふざけ」の写真をアップすることが、あなたの人生を、大きく狂わせるのです。
ちなみに、「鍵アカウントだから、何を投稿しても大丈夫」というわけではありません。
悪意ある(もしくは偏った正義感を持った)誰かが、スクリーンショットを撮って意図的に拡散すれば、あなたの不適切画像はあっという間に多くの人の目にふれることになります。
大事なのは、「現実社会でやってはいけないことは、SNSでもやらない」こと。
当たり前かもしれませんが、これがホントに重要です!
スマホのヤバイ事例&対策を連載します
スマホは楽しくて時間を忘れる反面、犯罪・詐欺・予想もできない事故に巻き込まれるリスクがあります。
「自分は大丈夫!」
と思っているあなた。
スマホ犯罪の手法は巧妙化しているので、いつ巻き込まれるかは、大人ですらわからないのです。
大事なのは、知識を身につけること。
やってはいけない、最低限のルールを知っておくこと。
知るだけでも、あなたの人生を守ることにつながるのです。
それがひいては、大事な友達・家族を守ることにもなります。
この夏「ミライ科」では、「あなたのスマホがヤバイ」と題した連載をお届けします。
高校生のあなたが安心してスマホとつきあうための考え方や、危険な目にあわないための対策をお伝えするので、ぜひ毎日チェックしてくださいね!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
監修:佐々木成三(ささきなるみ)
元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の警部補。現在は一般社団法人スクールポリス理事として活動。著書に『あなたのスマホがとにかく危ない』(祥伝社)、『スマホで子どもが騙される』(青春出版社)など。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
アブラナ
2021年7月21日 07:32
俺こういうことになるの怖いからそもそもTwitterとかインスタ入れてない。依存とか怖いし。
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