ゴールデンウィーク、部活もお休みで家にいる人も多いかもしれません。
「ああ、もっと部活をやりたーい!」と思う人も、「部活には入ってないけど、ゴールデンウィークだしマンガが読みたい!」と思う人もいることでしょう。
そこで今回は、進研ゼミ生が「部活と言えば、これ!」と答えてくれたマンガと小説を紹介します。
部活をテーマにした作品なので、部活のやる気があがるのはもちろん、知らない世界をのぞいてワクワクできることも間違いなし!そんなアツい作品ばかり揃っています!
ハイキュー!!/古舘春一
ハイキュー!! 1/古舘春一
集英社 484円(税込)
部活をテーマにした漫画・小説で、もっとも推す声が多かったのが、言わずと知れた高校バレーマンガの金字塔『ハイキュー!!』でした。
週刊少年ジャンプで連載され、2020年7月に完結を迎えた作品です。
あらすじ
ふとしたきっかけでバレーボールに魅せられた少年、日向翔陽。部員がいない逆風にも負けず、やっとの思いで出場した中学最初で最後の公式戦で、日向のチームは「コート上の王様」と異名を取る天才プレイヤー、影山飛雄に惨敗。
リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩いた日向だが、何とそこにはにっくきライバル、影山の姿が...!?
ボールを落としてはいけない、持ってもいけない、3度のボレーで攻撃へと"繋ぐ"スポーツ、バレーボール。だからこそ、少年たちはぶつかり合いながらもたった一つのボールを繋ぐ。繋いだ先に見える景色を目指して、少年たちはコートを駆ける!!
青春のヒリヒリもイライラもワクワクも詰め込んで、熱血青春バレーボール物語、いざ開幕!!!
筆者もずっとジャンプで読んでいた作品で、アニメも新シーズンが放送される度に見ていますが、何と言っても心が震えるほどアツさがイイ...!!
バレーボールでは圧倒的不利と言われる低身長の主人公、日向翔陽をはじめとする登場人物すべての"諦めないアツい心"に、常に勇気をもらえます。
高1 くろみ
バレー部の子にはめっちゃおすすめー!アニメ、漫画、どっちもおすすめだけど、アニメのほうが見やすくていいかも!
「苦しい。もう止まってしまいたい。そう思った瞬間からの1歩」という言葉に、受験期は何回も助けられました!!
高1 ほのるん
バレー部でなくても、最後まで諦めない姿や仲間との絆、とっても励まされます!
高2 こうちゃん
一生懸命に、ストイックに、部活に取り組む姿を見ると、自然とがんばりたくなる。
『ハイキュー!!』はやる気がもらえるとともに、主人公たちと一緒に自分の成長していける気にさせてくれる作品です。
あと少し、もう少し/瀬尾まいこ
あと少し、もう少し/瀬尾まいこ
新潮社 693円(税込)
2つめの作品は、中学駅伝をテーマにした小説『あと少し、もう少し』です。
6人のランナーを中心とした物語ですが、駅伝なので章ごとにランナーが替わり、そのランナーが語り手となるのが特徴の作品です。
あらすじ
陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが......。
元いじめられっ子の設楽、不良の大田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。
あと少し、もう少し、みんなと走りたい。涙が止まらない、傑作青春小説。
陸上部なら強く共感できるところがあるのはもちろん、それ以外の部活の人からも推す声がありました。
高1 Smire@明兎
陸上部でした。私は夏に「あと少し、もう少し」を読んでやる気を上げました。
陸上の話なんですけど、陸上だけじゃなくて、陸上を通して繋がっていく人間関係がすごく素敵でした。
高3 さくら
自分は運動部ではないけど、頑張ろうと思える。
さわやかな青春小説でありながら、泣ける作品でもあり、仲間との絆やひたむきにがんばる気持ちから部活のやる気をもらえる作品です。
つるぎのかなた 著/渋谷瑞也 イラスト/伊藤宗一
つるぎのかなた 著/渋谷瑞也 イラスト/伊藤宗一
KADOKAWA 693円(税込)
3つめの作品は、剣道をテーマにした小説『つるぎのかなた』です。
登場人物たちが、戦いを通じて強い絆で結ばれていく、スポーツ作品のアツい要素が詰まった作品です。
あらすじ
「好きじゃないんだ、剣道。......俺を斬れる奴、もういないから」かつて"最強"と呼ばれながら、その座を降りた少年がいた----。
"御剣"の神童・悠。もう二度と剣は握らないと決めた彼はしかし、再び剣の道に舞い戻ることに。悠を変えたのは、初めて肩を並べる仲間たち、彼に惹かれる美しき『剣姫』吹雪、そして----孤高の頂でただひたすらに悠を追い続けていた、
高校剣道界最強の男・快晴。二人が剣を交えた先で至るのは、約束の向こう、つるぎのかなた。「いくぞ悠。お前を斬るのは、この僕だ!」剣に全てを捧げ、覇を競う高校生たちの青春剣道物語、堂々開幕!
なにより勢いや臨場感が抜群の剣道描写が面白いので、剣道をやったことがない人でもやってみたいと思わせてくれます。
高1 SAISHO
読むと自分もやりたくなる。
1作品だけでも楽しめますが、4作目で完結となる作品なので、気に入った人は4作目まで読んでみると、世界観に浸れるかも!
ブルーピリオド/山口つばさ
ブルーピリオド 1/山口つばさ
講談社 693円(税込)
部活をテーマにした漫画と言えば、運動部のものをイメージするかもしれませんが、文化部にもアツい作品がありますよ~!
美大受験という異色のテーマで美術の世界が描かれるマンガ『ブルーピリオド』です。アフタヌーンで連載中で、2021年にアニメすることが決定しています。
あらすじ
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。
その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。
美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポコン受験物語、八虎と仲間たちの戦いが始まる!
大学受験マンガは世の中にも有名なものがいくつかありますが、『ブルーピリオド』は美術をテーマにして、how to要素まで詰まっているのが面白いところ。
それでいて、主人公の美術にかける情熱がアツいし、グッと引き込まれます。
高2 SHUN
好きなことに熱中するのはいいなと思って、部活頑張れる。
高1 るっこら
美術部で芸大目指してる私にとっては、すごく勉強になる。
セリフによる説明だけに終始せず、しっかりと絵で美術作品を見せてくれるので、その画力でも楽しめます。
美術と接点がない人こそ、きっと魅かれる作品なのでは?試し読みをしたら、きっとハマるはず!
この音とまれ!/アミュー
この音とまれ! 1/アミュー
集英社 528円(税込)
最後に紹介するのは、琴を演奏する筝曲部(そうきょくぶ)をテーマにした漫画『この音とまれ!』です。ジャンプS.Q.で連載中、2019年にアニメ化もされています。
あらすじ
先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?
音楽をテーマにしたマンガって、どうしても誌面から音のイメージが伝わりきらないことも多いと思うんですが、『この音とまれ!』はしっかり作品の中から音が、感情が聞こえてくるんです。
さまざまな困難を乗り越えて、絆を深めた仲間たちと演奏に臨む光景は、部活をがんばるみなさんにも同じ経験があるはず。
そんな緊張感や達成感、そして感動が味わえる作品です。
高3 あきゆっち
部活存続の危機に陥って、部員は私を入れて3人だった時に出会った作品。1人の力では無理なことでも、みんなで力を合わせれば、なんだってできると勇気づけてくれた。
相当な努力をしても結果は形として残せない時もあるが、結果はどうであれ、そこまで頑張った過程がとても重要な意義をもつとわかった。
自分の想いを伝えることの大切さや、今一緒に過ごせるメンバーがいることの有り難み...一歩でも前に進み、仲間とともに成長していきたいと思わせてくれる作品でした。
筆者も大好きな作品で、部員同士の人間関係をメインにしながらも、部活をがんばるアツさも味わえます。
部活をがんばっている人にとって、部活をテーマにした作品は、まさに等身大で感情移入もしやすいと思います。
超人的な能力・才能をもった登場人物もいるけど、そんな彼らでも挫折や困難を乗り越えて行く姿は、きっとキミにも勇気・やる気を与えてくれるはず!
ここで紹介した作品は、そんなアツい作品ばかりなので、ぜひ読んでみてくださいね!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
スッシー
2021年5月 4日 10:14
ハイキュー!! 持ってます❗絶対オススメ
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