どもです。文房具ライターのきだてたくです。
夏休み、いかがお過ごしですか。勉強あり部活ありイベントありで、わりと楽しく過ごされているんですかね。
ところで、皆さんに夏休みの間にやっておいていただきたいことが、ひとつあります。
それが、いま使ってる筆箱の中身の再チェック。
なんせ学校のある期間は、バタバタしてて文房具の新製品チェックもままならないでしょう。
こういう落ち着いた時にこそ、筆箱の中を見直して、「そろそろコレとか買い替え時期かな」というのを確認してもらいたいんです。
で、今回紹介したいのは、こういうタイミングでもないとまず買い直さない、15cm定規。
グラフを書いたり、アンダーラインを引いたりで、わりとヘビーに使ってるのに、なぜか買い替えが後回しになってしまうんですよね。
実は、最新の文房具では便利な機能性定規がいくつかあるので、ぜひチェックしてみてください。
紙がスパッと切れる!多機能折りたたみ定規
ノートに貼る用にプリントの必要なとこだけ切るとき、ハサミやカッター使うのが面倒だから定規を当てて破っちゃう人、わりと多いと思います。
ところが、定規カットは意外とコツがいって、きれいに切るのが難しいんですよね。
そこで、オススメしたいのが、そういうのに最適な、紙を切りやすい特殊加工が施された定規です。
『紙が切れる折りたたみ定規』(クツワ)
▲二重ヒンジ構造で、たたんだ状態がコンパクトな「紙が切れる折りたたみ定規」
クツワの「紙が切れる折りたたみ定規」は、紙の切りたい部分に当てて、定規の板面に印刷された矢印の方向に、紙の端を引っ張るだけで気持ちよくピーッと切れる、というもの。
エッジが45°に加工されているので、切りズレなく、確実に紙を切ることができるんです。
さらに、折りたたみ式で、展開すると15cm→30cm定規に早変わり。
ノートの縦方向にも一発で線を引くことができるので便利なんですよ。
▲紙が切れる!&ゼロ位置がピタッと決まって線が引きやすい!
もうひとつ便利なのが、折りたたみ用ストッパー兼用のスライダーパーツを使った「ゼロピタ」機能。
定規の端から線を引くときのスタート位置が、ズレずに確実に決まります。つまり、図形も線のはみ出しがなくピシッときれいに書けるんです。
あと、折りたたみ部分で角度も測れるので、三角形を正確にかくこともできたり。いろいろ多機能で使いやすいですよ。
線を連続して引いても疲れない、ノンスリップ定規
表組やグラフをかくのに、平行線を何本も引くのって、ズレないように定規をしっかり固定しなきゃいけないから、割と指が疲れるんですよね。
そういう場合は、裏面にゴムのストッパーがついたノンスリップ機能の定規が便利なんですが、今度は動かすときに紙の上で滑らないのが不便だったり。
線を引くときは固定されて、動かすときはスルスル滑る。
デザインフィルの「ノンスリップアルミ定規」は、そんな相反する機能を備えた、都合のよすぎる定規なんです。
『ノンスリップアルミ定規』(デザインフィル)
▲見た目シンプルで高級感のある「ノンスリップアルミ定規」
波状の板面に指を軽く乗せると、ストッパーオンになり、ノートにしっかり固定できます。
で、定規をずらしたいなと思ったら、波板の後ろの方に指の重心を傾けてやるだけで、ストッパーオフ。すると、スルーッと動かすことができます。
▲後ろに重心を傾けるとストッパーが浮いて、スーッと軽く動かせる仕組み。
従来のノンスリップ定規って、指でグッと押しつけることでストッパー機能がオンになるものがほとんど。
これだと何本も線を引いてると、指が痛くなってくるんですよ。
基本は常時ストッパーオンで、指に力を入れるとオフ......というこの構造だと無駄がなくて、疲れも圧倒的に少ないと思います。
メガネなしでも黒板が見える定規
最後にちょっと変わり種の定規を紹介しましょう。
サンスター文具の「メガミエ」は、なんと目に当てるだけで、メガネなしでも遠くがしっかり見える定規なんです。
......何言ってるかわからない?僕もですよ。なんだこの機能。
『メガミエ』(サンスター文具)
▲板面にびっしり開いた細かい穴がポイントの「メガミエ」
朝、うっかりコンタクト入れてくるのを忘れたりすると、授業中に黒板が見えなくて困るじゃないですか。
目を細めてなんとか見ようとしても、目が疲れるし。
そういうときに「メガミエ」を目に当てると、おお、ほんとによく見える!
定規を顔に乗せてる姿は、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが。
▲たしかによく見える!
板面に細かな穴がいっぱい開いているのが、よく見える秘密。
この細かな穴を通して見ると、ピンホール効果(小さな穴を通して光が入ることで、網膜のピントが合いやすくなる)によって、近視の人でもメガネ不要でよく見えるんです。
穴のサイズは大小の2種類あって、小穴は通常用、大穴は暗いところで使ったり、モニターなど発光するものを見る用と使い分けてください。
メガネやコンタクトをつけてるときは、普通の15cm定規としても使えます。
長さを測るだけじゃない!この夏、進化系定規に買い替えよう!
最新の定規って、単に直線を引いたり長さを測るだけじゃなくて、いろんな機能を搭載している便利ツールに進化しているんですよ。
いま使ってる定規、そろそろメモリがすり減って見えなくなってたりしませんか?
エッジがささくれて、直線を引くとガタッとした線になったりしてませんか?
2学期が始まる前に新しいのに交換しておくと快適だと思うので、夏休みの間に買い替えるの、どうですか。
バックナンバーも参考にしてください。
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<この記事を書いた人>
文房具ライター きだてたく
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
お嬢113番
2021年6月 3日 23:02
全部ほしい!するーってとりやすい定規いいな。
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