いつもと違う夏で、どこかあわただしい毎日。
いそがしい毎日でちょっと一息つきたいときや、テスト後、時間ができた日、夏休み中に息抜きで読みたい5つの本をご紹介します。
今回は、『進研ゼミ』の高校生のみんなが推す運命の本!人生を変えたと言えるくらいのインパクトがあった本を教えてくれました!
※このデータは2020年5月「デジタルMyVision」で高校生330人に行ったアンケートをもとにしています。
高校生が推しの運命本①:住野よる『君の膵臓をたべたい』
©君の膵臓を食べたい/住野よる/双葉社
1冊目は、80万部突破のベストセラー作品『君の膵臓をたべたい』です。
実写映画・アニメ映画も制作されているので、読んだことはなくてもタイトルは知っているという人も多いのでは?
あらすじ
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。
それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて----。
©君の膵臓を食べたい/住野よる/双葉社
高1 まやまや
中学生の時に読み、命の大切さを改めて考えさせられ、生きる楽しさがより分かった。
高3 ぴー
生きるってどういうことかということを考えさせてくれる本でした!最後の方は涙が止まりませんでした!!
高1 めだか
人は、いつ死ぬかわからないということを改めて感じました。毎日を、大切に生きたいと思います!
生死について考えさせられるテーマの作品だけに、一生を変えたと言えるインパクトを受けた人も多かったです。
この作品を挙げる人も多かったですが、住野よるさんの他作品『また同じ夢を見ていた』、『よるの化け物』、『青くて痛くて脆い』を挙げる人もいました。
高校生のみなさんにオススメできる、人気の作家さんです。
高校生が推しの運命本②:有川浩『図書館戦争』シリーズ
©『図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)』有川 浩
KADOKAWA/角川文庫
2冊目はシリーズ累計640万部突破のベストセラー『図書館戦争』。
コミックスやテレビアニメなど、様々なメディアで展開している作品です。
あらすじ
2019年(正化31年)。
公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。
高校時代に出会った、図書隊員を名乗る"王子様"の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から良書を守るための組織・図書隊に入隊した一人の女の子がいた。
名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが......!?
様々な困難と出来事、そして、本を狩る組織・メディア良化委員会にひたむきに立ち向かう、郁を始めとする図書隊の面々。
そう、すべては本と自由を守るため......。
©『図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)』有川 浩
KADOKAWA/角川文庫
高2 みふ
初めて児童書以外で読んだ本で、とにかく何回読んでも飽きない!図書館戦争は全巻揃え、有川さんの本もほとんど全て読みました。中1の時ハマったのですが、今でも1番好きな本です。
この間、久々に休校で時間が出来たので読んだら、思いっきり笑えて、胸がドキドキして、ほんとに大好きです。
高2 ゆりな
主人公が最初はいつも失敗ばかりしていて怒られていたけれど、それでもへこたれることなく一生懸命頑張る姿勢に勇気をもらいました。
高校生活は忙しくて大変で辛いことも多いけど、主人公のように一生懸命頑張ろうと、自分を鼓舞できるようになりました。
高1 ぺんた
ラブコメでありアクションでもあってとても面白かった。友達に勧めたら、その子もはまっていた。
作品の登場人物に自分を重ねることで強く共感したという人が多くいました。
普段、小説をほとんど読まない人でも読みやすく、その世界観やストーリーに引き込まれる作品なので、思いっきり気分転換したいときの小説にぴったり!
高校生が推しの運命本③:J.K.ローリング『ハリー・ポッター』シリーズ
©J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社
3冊目は『ハリー・ポッター』シリーズ。もはや説明不要とも言えるファンタジー小説の金字塔です。
あらすじ
ロンドン郊外の、どこにでもありそうな平凡な街角、ある晩不思議なことがおこる。そして額に稲妻の形をした傷を持つ赤ん坊が、一軒の家の前にそっと置かれる。生まれたばかりの男の子から両親を奪ったのは、暗黒の魔法使い、ヴォルデモート。
平凡な俗物のおじ、おばに育てられ、同い年のいとこにいじめられながら、その子、ハリー・ポッターは何も知らずに11歳の誕生日を迎える。突然その誕生日に、ハリーに手紙が届く。魔法学校への入学許可証だった。キングズ・クロス駅の「9と3/4番線」から魔法学校行きの汽車が出る。ハリーを待ち受けていたのは、夢と、冒険、友情、そして自分の生い立ちをめぐるミステリー。
©J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』静山社
高1 クラリネット
この本を小学校2年生のときに読み始めて、それから読書をたくさんするようになりました。
速読もできるようになり、テストで早く読めるなど、良いことがたくさんありました!!
高1 エリー
小学校の時に夢中になって、朝から夕方まで図書館で借りたハリーポッターシリーズを何冊も読んでいた。
魔法の世界への憧れと、ハリーの運命にハマってしまった。
高2 リーコ
中3の時、受験のために分厚い本を読んで読解力を高めようと友達に借りたら、思いのほか面白くて、全シリーズを2ヶ月かからず読破した。
この作品はストーリーの面白さ・楽しさ・没入感に魅了されたという人が多かったです。
世界中にファンがいることからもわかるように、みんな壮大な世界観に魅了されています。
翻訳版ではなく英語版を読めば、英語の勉強を兼ねることもできるかも?
高校生が推しの運命本④:辻村深月『かがみの孤城』
©『かがみの孤城』辻村深月/ポプラ社
4冊目は『かがみの孤城』。2018年の本屋大賞で第1位に選ばれた作品です。
あらすじ
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
©『かがみの孤城』辻村深月/ポプラ社
高2 Happiness
一人一人境遇は異なり、考え方も様々で、それぞれが懸命に生きているということを改めて考えさせられた。自分の世界観が広がった。
高1 たらこスパゲティ
本がこれほど面白いとは知らなかった、と思うほどハマって読んだから。
高1 あーちゃん
中学生の頃に本屋大賞に選ばれていたため、読みたいと思い買って一気に読んだのを覚えている。世の中の考えを考えさせられた。
一気に読み終えてしまうくらい、面白くて夢中になったという声も多かった作品です。
中学生の主人公を中心とした少年少女の物語なので、高校生のみなさんにとっては「その経験、わかる」など、共感しやすいかもしれません。
高校生が推しの運命本⑤:重松清『きみの友だち』
©重松清『きみの友だち』新潮社
最後の1冊は、直木賞作家・重松清さんの『きみの友だち』。
あらすじ
わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる――。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない......。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。
©重松清『きみの友だち』新潮社
高1 Slumber
いとこのお姉さんに薦められて読みました。絶対に最後は涙です。何度読んでも泣きました。
読んだら必ず自分の友達を思い浮かべるはず。友達ってなんだろうと考えるはずです。
高2 ゆきりん
中学生の時に読んで、友達の本当の意味を考えさせられました。
中学生で友達との関係に悩んでいたので、共感出来る部分が多くて、勇気をもらったのを覚えています。
高校に通うみなさんにとって、友達との関係で悩んだりすることもあるかもしれません。そんな"友達"について深く考えさせられるテーマ。
強く影響を受けて、まさに人生を変えたというインパクトを受けた人も多かった作品です。
運命の本が、進路も決めるかも!?
人生を変えるほどのインパクトがある本。"将来なりたい自分"にも影響を与えて、それがきっかけで、みなさんの進路が決まったりすることも。
この中にも、そんなきっかけになる本があるかもしれません。興味があれば、ぜひ読んでみてくださいね!
<この記事を書いた人>
上智大学大学院卒 クロロ
映画化もされた、海外のティーン向けSF『メイズ・ランナー』がオススメです。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
匿名
2020年7月23日 21:45
ヽ(=´▽`=)ノ住野よるさん大大大大大好きなので、この記事読んでめっちゃテンション上がりました!!! きみの友達も、すごく好きです!!かがみの孤城、読んでみたいです!!
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