こんにちは、文房具ライターのきだて たくです。
ノート取る時の筆記具、なに使ってます?
僕がここ数年で高校生の皆さんに話を聞いた感覚だと、シャープペンシル(少数の鉛筆派含む)派が8割でボールペン派が2割...ってところなんですが、実際どうでしょうか。
でも、高校生がボールペンをメインの筆記具として使うのって、意外とメリットあるんです。
例えば、基本的にボールペンの方が紙の上での滑りがよいため、筆記スピードはシャープペンシルより速いです。
なめらかな分だけ、長時間書き続けた時の手の疲労もちょっとマシ。
また、筆跡も基本的にボールペンの方がくっきりしているので、あとからノートを読み返すのもラクです。
もちろん、消しゴムで消せないなどの大きなデメリットもあるんですが、間違えた部分は斜め線を引いて消す、と割りきってしまえるなら、勉強にボールペンは割とオススメです。
ということで、まずはお試ししてほしい高機能なボールペン3本をご紹介します。
ブラインドノックができる多色ペン『リポーター4』(トンボ鉛筆)
ノートをわかりやすくまとめようとするなら、カラー化は必然。
そうなると、複数の色を1本にまとめた多色ペンが便利です。
各筆記具メーカーから多色ペンはいろいろ発売されていますが、その中でも使いやすさでポイント高いのが、トンボ鉛筆の『リポーター4』。
▲ノックに秘密があるトンボ鉛筆の4色ボールペン『リポーター4』
4色なのに普通の単色ボールペンとほぼ同じ軸径というスリムなやつ。
例えば多色ペンの黒で書いてて、赤に切り替えたいとします。
いったん書いてるノートから目を離して、赤のノックノブを確認して、それからノックする、という工程が必要になりますよね。
勉強に集中してきたタイミングでそういう作業的ノイズが入ると、気がそがれてしまいます。
▲いちいち目で見なくても、手触りだけで色がわかるノックノブ。慣れると色の切り替えがメチャ速!
『リポーター4』は、ご覧の通りノックノブが、赤は2山、緑はアーチ、といったように色によって形が違います。
つまり、目で見なくとも指先の感覚だけで色を見分けてペン先を出すことができるということ。
これなら、視線はノートから外すことなく、集中力を持続させたままでカラフルな紙面がつくれます。
もともとは看護師さんの「夜勤中、暗い病室の中でも患者さんのカルテに血圧や心拍数を色分けして書き込みしたい」という要望から生まれたペンなんだそう。
実際、病院でも看護師さんのポケットにささってる率は高いです。
蛍光マーカーを塗ってもにじまない!『サラサ マークオン』(ゼブラ)
ノートのカラー化という点では、色ペンと同じく欠かせないのが蛍光マーカー。
注目ポイントをめだたせるのに大事なツールですが、ボールペン(水性/ゲルインク)で書いた文字の上からなぞると、ペンのインクがにじんでラインが黒ずんだり、マーカーのチップが汚れたりして、イヤな感じに。
...ごめんなさい、最初に言い忘れたけど、それもボールペンの弱点のひとつでした。
でも、その弱点を克服したボールペンがあるんです。
▲インクに特殊な成分を配合したゼブラ『サラサ マークオン』。0.4mm・0.5mmとも各3色あります。
ゼブラの『サラサ マークオン』は、サラッとした書き味とくっきり濃い色で書けることでおなじみのゲルインクボールペン『サラサ』の最新モデル。
このゲルインクに特殊な成分を配合することで、サラサの書き味と発色はそのままに、蛍光マーカーを塗ってもにじまないという機能を持っています。
▲効果は一目りょう然。これなら清書ノートも安心してつくれます。
インクがにじまなくなるまで、乾燥に約5秒が必要なんですが、ペンを置いて、蛍光マーカーのキャップを外して、ラインを引いて...でだいたい5秒は経っているはず。
なので、時間はあまり気にしなくて大丈夫。
気を遣ってきれいな字で書いたノートが、最後の仕上げの段階で汚れてテンションがた落ち、みたいなことはもうなくなるはず。
2色+シャープ+消しゴムの複合型ペン『モノグラフマルチ』(トンボ鉛筆)
これだけ「ボールペン便利だよ!オススメだよ!」って言ってるのに、まだ「いやー、でもシャープペンシルもいるよなー」とか言う人、いますか。
とはいえシャープペンシルも便利なので、その気持ちはわかります。
じゃあ、多色ペンにシャープペンシルも入った複合型の多機能ペンでどうですか。
今なら超ロングタイプの消しゴムもおつけします。
▲筆箱の中はこれ1本でOKなマルチペン、トンボ鉛筆『モノグラフマルチ』。MONO柄がかわいい
トンボ鉛筆の『モノグラフマルチ』は、低粘度油性インクでなめらかな書き味の黒・赤ボールペンに0.5mmのシャープペンシルを搭載。
......と、まぁここまでは普通にある多機能ペンと同じ。
ですが、『モノグラフマルチ』は、さらにペン軸の後端に回転繰り出し式のロング消しゴムがたっぷり26mmも入っています。
▲キレイに消せて、たっぷり使えるスティックタイプのMONO消しゴムを内蔵。
トンボ鉛筆といえば、やっぱりMONO消しゴムですよね。
そのよく消えるMONO消しゴムが円柱状になって内蔵されているので、普通のシャープペンシルの後ろにちょろっとついてるオマケの消しゴム粒とは比べものにならないレベルでよく消えます。
ノートの中の1行だけ消したい......のような細かい作業だったら、四角いいつもの消しゴムよりも使いやすいぐらい。
使いきったら別売の消しゴムと交換もできるので、安心してガシガシ消してください。
ボールペンとシャープペンシルを使い分けたいなら、これが便利ですよ。
最初にも述べた通り、シャープペンシル、ボールペンともにそれぞれ使うメリット・デメリットはあります。
シャープペンシル派の人も、試してみる前から「ボールペンはダメだな」なんて言わないで、まずは1日だけでも授業にボールペンを使ってみるの、どうでしょう。
気分転換になるかもだし、もしかしたらすごいハマって快適に勉強が進むかもしれませんよ。
<この記事を書いた人>
きだてたく 文房具ライター。
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
匿名
2020年3月28日 14:39
見つけたらぜひ買ってみたいです!
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