大学入試センターが令和4年11月に公表した、「令和7年度大学入学共通テスト」試作問題の解説その2をお届けします。
読解力に加え、解答スピードも必要に。
まずは次のグラフを見てみましょう。
このグラフは、23年度共通テストと、試作問題のち地歴公民、情報Ⅰを分析したものです。
縦軸はマーク数、横軸はページ数です。
※ページ数は、問題文が多い場合のほかに、図や写真が多い場合でも多くなります。
※本番の問題で必ずこうなるとは限らないことにはご注意ください。
右上に点があるほど、短時間で問題文を読み、たくさん解答する必要がある、ということになります。
これを見ると、23年度の問題に比べて試作問題の方が点の位置が右上、つまりページ数が多く、マーク数も多いという傾向が分かります。その中でも、情報Ⅰは、マーク数が多い傾向があります。
読解力に加えて、解答スピードも求められそうだ、ということが言えます。
情報は数学の学習内容にも直結!
「データの活用」の範囲である第4問を見てみましょう。
問題中に図が全部で6つ登場します。
(出典:大学入試センター)
これらの図は、数学で学習する箱ひげ図や散布図ですね。
また、問われる内容についても、データの読み取り、データの散らばりの度合い、外れ値などです。
『数学Ⅰ、数学A』の試作問題においても箱ひげ図、外れ値が問われています。
つまり、数学と情報Ⅰにはかなり共通性があるということです。
数学の勉強を頑張れば情報にも生き、情報の勉強を頑張れば数学にも生きるという関係です。
まとめ
「進研ゼミ」でこれから一緒に学習していきましょう!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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