ああ!! どうしよう!!
びっくりした! 何、どうしたの?
さっき、記述模試の結果が返ってきたんだけど、その結果がひどくて...。
この前受けた共通テスト模試は手ごたえあったんだけどな。
ああ~、そうだよね、私も返ってきた。記述問題、解答欄は埋めているんだけど、減点ばかりだったよ。
わかる。記述ってどうすればいいんだろうね。受験でも使うのにさ~。
あのー...。
はい?
初めまして。これまで25年以上高校生の記述答案の指導をしてきた、赤ペン先生です。
赤ペン先生!?!?
ごめんね、話が聞こえちゃって。記述が苦手だな、って思っているんだよね。でも、実は記述って、ちょっとしたツボを押さえておくだけで、ぐっと点数が上がるよ。
ツボがあるんですか? 教えてほしいです!!
〝問題文〟を正しく読む
まずは、問題文を正しく読むこと。例えば、国語では理由を聞かれた時は「~だから。」と解答する、といったように問題文によって解答形式が決まっているものがあるよね。
それはもう気をつけている...つもりです!
〈英語〉日本語に引っ張られすぎない
ちゃんと意識できているんだね! いいね。
じゃあ、これはどうかな。例えば英語で、こんな問題があったとするよ。
この時、「彼が来たら」はどう訳す?
えーっと〝If he comes〟かな。
文法的には間違っていないね。でも実は、ifは単なる条件を表し、「彼が来るか来ないかわからないけれど」という意味になる。
あれ、でも彼が来ることは決まっているから...。
そう、彼は来ることになっている、とあるので、彼が来ることはほぼ確実。
となると、ifではなく、whenを使って、when he comesの方が適切、となるよ。
そうなんだ。そんなことまで意識できてなかった...。
日本語をそのまま英語にするのではなく、問題文の状況に合う英語はなんだろう、と考えることが大切なんですね。
〈数学〉思い込みをしない
次は数学。例えば、2次方程式で、「実数解をもつとする」という条件がある時、判別式の不等号は...
あっ!! これ、私ミスしたことある...。
よく見るミスだよ。「異なる2つの」という条件なら、判別式で使う不等号は=がないけれど、「実数解をもつ」だと、重解も含まれるから、=がある不等号になるよね。
なんとなく、見たことある問題だと、さらっと読んで解いてしまうこともあるけれど、問題文を正しく読まないと条件などを見落としてもったいない失点をするね...。
各教科の見直しのポイントを押さえよう
問題を正しく理解して解いた後は、見直しで最終確認!
見直しが大事ってわかってはいるんですけど、ただ単にだらだら流し読みしちゃうというか...。
心のどこかで、合ってる!って思っちゃうんだよなあ...。
そうだよね、わかるわかる。だから、各教科で重点的に確認すべきポイントをまとめてみたよ!
主語と動詞の呼応、というのは、主語の形に合わせて動詞を正しい形にする、ということ。主に、三人称単数現在の-sを落とさない。be動詞は主語の人称と単数・複数に合わせて適切な形にする、といったことを見逃さないようにしよう。
簡単なようで、案外見落としていることもあるから注意!
記述試験は、どのように答えを求めたのか採点者に伝える必要があるよ。数式だけではなく、「○○だから△△になる」という言葉や、図・グラフをかいて自分の解答のプロセスを明確にしよう。
計算ミスは、特に問題の前半に注意!
解答要素が不足していないか、という観点は、字数から判断しよう。
あまりにも字数に余裕がある、となった場合は、問われている箇所の前後以外にも要素があるかもしれないよ。
【朗報】3/31までの提出で努力賞ポイント2倍&赤ペン先生からのメッセージがもらえる!
赤ペン先生、ありがとうございます。見直しポイントがわかって、記述での失点が少なくなりそうです!
正直、模試での判定もよくないのですが、こういう細かな点数の積み重ねで志望大合格にも近づける気がします...!
そうだね! そして、解答を客観的に見てもらって修正していくことが、記述問題マスターへの一番の近道。今伝えたことを実践するために、『受験準備チャレンジ』3月号の「総復習完成 添削課題」に取り組んでみてね。
いや...でも「ゼミ」教材めっちゃたまってて...。
チャレンジ冊子に取り組めていなくても大丈夫。まずは1教科、そしてできたところまででいいから、提出してみて、赤ペン先生からのアドバイスをもらおう。3/31までの提出なら、努力賞ポイント2倍と、わたしたち赤ペン先生からの応援メッセージがもらえるよ!
わかりました、アドバイスをもとにして添削課題にさっそく取り組んでみます!!
赤ペン先生、すぐに使える記述のコツ、教えてくれてありがとうございました!
いえいえ、こちらこそ。私たち赤ペン先生は、いつでもみんなの答案を待っているよ。応援しています!
<この記事を書いた人>
「進研ゼミ高校講座」 学習法アドバイザー
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
Financial planner
2023年3月 9日 17:05
説得力がありますね。(いや、誰が言うとんねん)ここにあることを意識して、数をこなしたいです。
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