歴史総合、地理総合、公共、日本史探究、世界史探究、地理探究、政治・経済、倫理、の8科目からなる『地歴・公民』。
※高2は日本史A、世界史A、地理A、日本史B、世界史B、地理B、現代社会、政治・経済、倫理の9科目
「部活で忙しくて、英数国もあるし、手が回らない!」
「テスト前に暗記するだけでも大丈夫...?」
このように地歴・公民の勉強って何をすればイマイチわからないという人も多いのでは?
そんなキミに、「高校講座」地歴・公民編集担当の横山が、勉強法をお教えします!
「高校講座」地歴・公民編集担当の横山です。
忙しい高1・2生でも、短時間の勉強で地歴・公民の成績をアップさせられる勉強法を紹介します!ぜひ実践してみてくださいね!
普段の予習復習でやるべきことや、授業を受けるときの心構え、各科目の勉強するときのポイントなどを解説します。
時間がないからこそ、授業をフル活用しよう!
地歴・公民は基本的に予習はあまり必要ありません。もちろん予習できるに越したことはないのですが、高1・2は英数国の土台を作る時期なので、そちらをまず優先しましょう。
では、地歴・公民は何をやればいいか。時間がないからこそ、とにかく授業に全集中!授業を受けている時間を無駄にせず、有効活用します。
授業を受けるときのポイントは、先生が板書中心なら、しっかりとしたノート作りをすることです。
トーク中心なら、重要な個所を聞いて把握することを大事にしましょう。
復習では、全体を把握して、繋がりを意識しよう!
時間がないと、地歴・公民はどうしてもテスト前にガッと見直し&暗記で終わりにしてしまいがちですが、テスト前ではなく早い時期に一度復習をしておくと、テスト前に焦らずにすみます。
授業をしっかり聞いておけば、ポイントは理解しているはずなので、復習では各出来事の繋がりを見ていくようにしましょう。
地歴・公民どの科目でも共通していることですが、一歩引いた視点で、全体を見るようにするようにすれば、出来事の流れや背景がわかるようになります。
そうした大きな流れ=幹を把握しておくと、そこから関連事項や文化史=葉の部分がスッと頭に入ってくるようになります。
授業でポイントを理解しておく
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流れ・因果関係をおさえながら復習
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アプリの『速攻Q暗記よく出る基礎』で確認
ここまでやっておくとテスト前に焦ることがなくなります!
各科目を勉強するときのポイントはコレだ!
歴史科目は、今やっているところを把握して、迷子にならないようにしましょう。
歴史科目を勉強するときは、常に年表を手元に置くこと!世界史はさらに地図もあるとGood!
地理・公民は、仕組み図・表をまとめノートに作ると、視覚的にわかりやすくなるし、なによりまとめる過程で全体像が掴めるので、理解が深まります。
教科書で太字になっている用語を見返していく、図解・資料を追っていくようにするだけでも、グッとわかるようになりますよ!
大切な『受験0学期』でやるべきことは?
共通テストまで残り1年となる高2の3学期は『受験0(ゼロ)学期』と言われ、基礎固めやこれまでの学習の振り返りなどを行う大切な時期とされています。
地歴・公民に関しては、とくに定期テストで用語暗記だけに徹していた人は、受験科目を理解していくことを重視しましょう。
ところで、この『受験0学期』では、やってしまいがちなことがあります。
科目の『サキドリ』より、今勉強している科目を優先しよう!
それは受験科目の『サキドリ』。例えば、歴史総合を今学校で勉強しているけど、この先やる日本史探究を独学で進めてしまうようなことです。
『サキドリ』は、無理にがんばりすぎなくても大丈夫ですよ。先に進むよりも、今やっていることを完璧にすることが、次の科目で生きてくるからです。
また、受験0学期では、英数国の基礎を固めるほうが大事です。
まだやっていない科目は、始まったときにゼミ教材も活用して、しっかり取り組めば大丈夫なので、焦らないでくださいね!
もし、高1・2のうちに『サキドリ』したいというのであれば、時間がある今だからこそできることをしましょう。
例えば、マンガでも大河ドラマでもYouTubeでもいいので、興味を広げておきましょう。
その科目を好きになることで、頭にスッと入ってきやすい土台が作れます。そうすることで、暗記効率もグッと上がりますよ!
暗記が中心となる地歴・公民では、どうしてもテスト前にガッと詰め込む勉強をしがち。
でも、こうして普段の授業や復習を心掛けるようにするだけで、忙しくて時間がない人でもテスト前に慌てることなく、他の教科にもバランスよく取り組めますよ!
時間がないからこそ、あるものを有効活用して、できるときに勉強をしていくようにしましょう!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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