歴史総合、地理総合、公共、日本史探究、世界史探究、地理探究、政治・経済、倫理、の8科目からなる『地歴・公民』。
※高2は日本史A、世界史A、地理A、日本史B、世界史B、地理B、現代社会、政治・経済、倫理の9科目
「地歴・公民のテスト勉強って、どんなことやればいいの?」
「暗記科目だし、直前に一気に詰め込んで乗り切ればOKだよね?」
ついつい暗記に走りがちで、テスト前にいつも後悔してる...。そんなキミに、「高校講座」地歴・公民編集担当の横山が、勉強法をお教えします!
「高校講座」地歴・公民編集担当の横山です。
地歴・公民はたしかに暗記が必要な科目ではありますが、ちょっとの工夫でその暗記がグッとラクになるんです。テスト前に慌てない勉強法で、地歴・公民の得点アップを狙いましょう!
テスト勉強がグッとラクになる地歴・公民の取り組み方、科目別のテスト対策など、テスト勉強に臨む前に知っておくと得点アップに繋がる勉強法がわかります!
テスト前に詰め込む勉強から抜け出すことが、高得点を取るポイント!
暗記科目のイメージが強い地歴・公民は、テスト前にガッと暗記して終わりにしてしまいがち...。
日頃家での復習ができていれば理想です(笑)ただ、それができない時もあるので、授業中の意識を変えてみましょう。
テスト前の負担が減るし、他の科目にも時間を割くことができるので、全体的な成績アップに繋がります!
とくに地歴・公民がニガテな人は、テスト前の短期間での暗記はさらに苦痛となります。そうならない勉強法で取り組みましょう。
日頃の勉強では、授業中や授業の直後の休み時間の5分でよいので、各出来事の繋がりを見ていくようにしましょう。
地歴・公民どの科目でも共通していることですが、一歩引いた視点で、全体を見るようにするようにすると、出来事の流れや背景がわかるようになります。
まずは本格的なテスト勉強に入る前に、全体の流れをおさえるために、資料集や年表を見ておくのがベスト!
全体像を理解しておくことで、いざ暗記しようと思ったときに、スッと頭に入ってくるようになります。
地歴・公民の各科目、テスト勉強では、いつ、どんなことをやっておけばいい?
それでは、ここからは地歴・公民の各科目でどんなテスト勉強をすればいいのか、解説していきます。
歴史総合(歴史)
テスト前に詰め込むことにならないように、普段から勉強を続けておくと、2週間くらい前から演習問題に取り組むことができるので、高得点を狙えます。
普段はアプリの『速攻Q暗記よく出る基礎』を使って、一問一答で確認しておくクセをつけよう!
そうすると、テスト勉強では演習問題に取り組む余裕ができます。
歴史科目の暗記がどうしてもニガテという人は、「用語」だけを覚えていて、「歴史の大きな流れ」がわかっていない可能性があります。
理解を深めるとグッと暗記がしやすくなるので、暗記を始める前に、年表や資料集を見て、出来事の流れ・繋がりをおさえて理解することを意識するようにしましょう。
ニガテな人が多い記述対策では、出来事の流れ・繋がりをおさえることが重要です。
自分の言葉で、流れを説明できるようにしておくと、記述で文章が書けるようになりますよ!
公共(公民)
公共は難しい用語も多く、テスト勉強ではしっかりと理解していく必要があります
その前提として、授業にしっかり取り組んで理解する+ノートなど暗記ツールを作っておくと、テスト前に慌てずに済みます。
また、日常のニュースに気を配っておくことで、時事的な問いかけにも対応でき、これは受験でも役立ちます。
ネットのニュースだと、自分の興味のあることしか見なくなってしまうので、例えば高校生向けのニュースサイトなどで、興味の幅を広げられる機会を見つけるようにしましょう!
公共は聞き慣れない要素が多いので、テスト勉強でやってしまいがちな、前日に駆け込みで詰め込むのはツラいのが現実。テスト2週間前くらいから、用語の意味や内容をおさえるようにしましょう。
地理総合(地理)
地歴・公民の中で、地理は少し違った特徴を持つ科目と言えます。なぜなら、他の科目と比べて暗記量が異なり、必要な能力も異なるから。
地理では、資料を読み取る力、理解する力、考察する力が問われます。
そのため、テスト勉強というより、普段の勉強から資料をよく見て特徴をおさえるクセをつけましょう!
例えば、地図を見ながら、その場所や地形に着目します。そうすると、ここではこういう気候だから、この産業・農業・工業が発展しているんだなと想像することができます。
世界の国で考えると馴染みがない分、難しいと感じるかもしれませんが、日本の北海道を例にするとみなさんにもわかりやすいはず。
北海道は北に位置する寒冷地で、広大な土地があるという地理的特徴があります。
その中でも十勝平野は畑作が中心です。これは稲作が盛んな石狩平野と比べると夏が冷涼で年間降水量が少ない、という気候の特徴に注目すると、なぜ畑作中心なのかが見えてきます。
国・大陸ごとに、気候・土地・産業の流れを理解する練習を普段からしておくことがテスト対策にも繋がります。
テスト前にガッと暗記をする詰め込み型の勉強から抜け出すのって、現実的にはなかなか難しいかもしれません。
その気持ちはすごくわかります。でも、デキる人は日頃からテストに繋がるための小さな行動をしています。
時間もないし、めんどくさいかもしれないけど、これを続けると1年後・2年後の自分を助けることになると信じて、まずは次の定期テストで今回紹介した勉強法を実践してみてくださいね!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
社会が苦手な国の民
2021年5月13日 19:00
私は暗記詰め込み型だったので、次の定期テストに向けてコツコツと勉強したいと思います。
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