『ノート術』と聞いて、みなさんが思い浮かべるのは、きっと授業ノートの取り方ではないでしょうか?
『デジタル My Vision』でも、これまで授業ノートの『ノート術』をたくさん紹介してきましたが、ノートの使い方はそれだけではありません!
例えば、問題集や演習をこなすときのノートってどうしてますか?見直したときに、間違えたポイントをすぐに思い出せる書き方をしていますか?
また、『デジタルMy Vision』の読者からの関心が高いノートまとめですが、まとめる時間がないという人もいるかもしれません。
そこで、先輩が実際にやっていた演習ノートグッと見やすくなるノート術、さらに時間がない人でも手軽にできる教材パワーアップ術を紹介します!
演習ノートは3つのポイントを抑えて効率的に!
例えば、数学の問題を解くとき、テキトーにいらない紙の裏で計算していませんか?
他の科目でも言えることですが、問題を解くときときは、どこで間違えたのかを意識しながらノートを作ることが大事。
自分のニガテが見えてきたり、問題のパターンや解き方がわかったりして、効率的に勉強できるからです。
そんな演習ノート作りの3つのポイントを、ノートマニアのきょうやん先輩が、数学を例に解説してくれました!
①『縦』の使い方を意識する
例えば、方程式を解くときには、「=」を縦にそろえることで、すっきりした見た目になります。
このように改行を使うことで、読みやすいノートを作ることができます。
普段からこうした読みやすい計算式を意識しておくと、大学入試の記述式問題でも採点者に伝わる解答を書くことができます。
②『解いた跡』を残す
演習ノートでは、どこまで自力で解くことができたのかという『解いた跡』を残ることが大切。こうすることで、自分がどこでミスしたのかがわかります。
③『色分け』でオリジナル教科書に
最後は自分の解答に色分けで書き込みをして、オリジナル教科書を作ってみましょう!
・模範解答を読んで、自分の解答に色ペンで補足
・自分の計算過程の横に改めて色ペンで計算をした後、どこで計算ミスをしたのかをマークする
・覚えていなかった公式を、色ペンで書く
こうすることで、見返したときにどこがポイントなのかがひと目で分かるノートが出来上がります。
演習の効率がグッとあがる3つのポイントを意識して、ノート作りをしてみてください!
①『縦』の使い方を意識する
②『解いた跡』を残す
③『色分け』でオリジナル教科書に
ほかにも、キャヌレ先輩が、英語を例にノート作りのコツを紹介してくれています。
英語(主に文法問題)の場合
教材のページ数、問題番号などを明記する。
↓
ノートのページを2等分して、英文/日本語訳を書く。
↓
英文の下に、その文の中で重要な単語や熟語表現をまとめる。
演習ノートでは最終的に出る答えよりも問題を解く過程を大切にすること、疑問点をメモするツッコミ力を鍛えることをポイントとして教えてくれました。
ノートまとめをする時間がない人は?→教材をパワーアップさせよう!
ノートまとめをすると、理解がグッと進み、成績もあがるというのは、よく聞く話。
逆に、ノート作りで満足してしまって、それを有効活用できなかったというのもよく聞く話。
とくに部活で忙しい人など、ノートまとめをする時間がないという人もいますよね。そんな人に向けてマーゴ先輩がオススメするのが、教材をパワーアップさせる方法!
自分だけの最強の教材を作り上げる方法
ノートまとめをする理由って何か、みなさんはわかりますか?
それは、自分のニガテやわからなかったポイントを補足しながらまとめていくことで、見直したときに理解しやすくなるからです。
しかし、ゼミの教材や参考書だって、理解できるように、わかりやすくまとめられています。
だったら、イチからノートを作るのではなく、元々あるものを自分向けにカスタマイズして最強の教材を作ればいいじゃん!というのが、この方法!
具体的に何をするかというと、マーキングとふせんを使って教材をパワーアップさせていきます。
他の教材にあった知識も1つの教材にまとめていくことで、その1冊さえ見ておけば完璧というものを作り上げるんです。
演習では間違えた原因をわかるようにしておく
演習で問題を解くときにも、解いて終わりにせず、間違えた原因がわかるようにしておきましょう。
【①ケアレスミス】
用語を付箋に書いたり、該当部分をマーキングしたり、ケアレスミスしたことがあるから注意が必要だとわかるようにする。
【②見たこと・聞いたことはあるが答えられなかった】
【③初見】
うろ覚えや初見は、自分の勉強不足が原因なので、繰り返し解く。
②は苦手分野にもなり得るので、しっかり知識をインプットした後に正解するまで繰り返す。
ノートは『理解するための手段』!自分に合ったノート術を見つけよう
ノート作りにどれだけ時間をかけるかは、まさに人それぞれ。
ノートはあくまで『理解するための手段』なので、ノート作りに情熱を捧げすぎて問題演習がおろそかになってしまっては本末転倒です。
バランスを大事にして、自分に合ったノート術を見つけてくださいね!この記事がその参考になれば嬉しいです。
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
元素記号
2021年4月25日 14:38
そうすればよかったのかと感心しました。ノートとるのは得意じゃないので…
数学の計算もノートでやろうと思います。
このコメントに返信する >