苦手な人にとっては、できればクチにしたくない数学の受験用語。
でも、ちょっと語感が気になる用語や、かわいい用語が意外とたくさんあるんです。
今回はついクチにしたくなる、数学の受験用語TOP10を進研ゼミ高校講座編集室 ざっきーが紹介します!
第1位 部分分数分解
部分分数分解、激しく「ぶ」が主張するこの用語。
ちょっとリズミカルに言えば、立派なラッパーです。
【ついでに用語解説!】
ある分数の分母が多項式の積で表される時、その分数を複数の分数の和や差の形にすること。
第2位 sin・cos・tan(サイン・コサイン・タンジェント)
複雑な公式だって、サイ・コスモス・坦々麺で覚えれば、一発です。
【ついでに用語解説!】
直角三角形では、直角ではないもう1つの角の大きさを与えることで3辺の比が決まり、サイン、コサイン、タンジェントなどの値が決まる。
まとめて三角比と呼ぶ。
第3位 ∫(インテグラル)
ヘビが直立したかのようなこの用語。
そう思ったら、途端に可愛く見えてくる気がします。
【ついでに用語解説!】
もともとは、「全体、完全な」などを表す英単語。
数字では、整数を意味するintegerの派生語として、積分を意味する。
第4位 ハミルトン・ケーリーの定理
トントントントン、ハミルトン。
言葉のリズムですんなり覚えられそうです。
【ついでに用語解説!】
線形代数学の定理の一つ。
アイルランドの数学者ハミルトンの研究をもとにイギリスの数学者ケーリーが定理としてまとめた。
第5位 ベン図
「べんずぅ」と書くと方言風。
「VENZ」と書くとバンドの名前風。
好みの方でクチにしてみましょう。
【ついでに用語解説!】
イギリスの数学者、ジョン・ベンが考案した、いくつかの集合の範囲やそれらの関係を閉曲線(円)を使って図式化したもの。
第6位 背理法
少し冷たくて、かっこいいイメージの「背理法」。
日常会話に取り入れるだけで、一気に理系感が増します。
【ついでに用語解説!】
ある事柄Pがある場合、Pの否定を仮定し、そこに矛盾が起こることを示し、Pが真であることを証明していく手法。
第7位 Σ(シグマ)
トリのクチ?トランポリン?
思わず落書きしたくなるこの用語。
落書きしていくうちに愛着が湧きそうです。
【ついでに用語解説!】
Σはギリシャ文字の一つで、数学では数列の総和を表し、物理学では座標系を表す記号として用いられる。
第8位 たすきがけ
人生で大切な「三がけ」。
命がけ、雑巾がけ、たすきがけ。冗談です。
【ついでに用語解説!】
もともとは、たすきを使って和服のそでをまとめる方法のこと。
数学では、2次の因数分解や2次や3次の行列式を展開する時に登場。
第9位 lim(リム)
名前の響きの可愛さに惹かれる先輩続出!
でも実はlimitの略なんです。
なんかかっこいい...。
【ついでに用語解説!】
数列において、ある値に限りなく近づいていく時、ある値のことを数列の極限(極限値)と呼び、lim(limit[リミット]の略)という記号を用いて表す。
第10位 加法定理
「加法定理」がクラスで一時期流行語になったという先輩も。
なぜ?その理由をとっても知りたいです。
【ついでに用語解説!】
2つ以上の変数の和として表される変数における値を、各変数における値によって表したもの。
加法法則、加法公式ともいう。
いかがでしたか?
気になる受験用語はガンガンクチにして覚えていきましょう!
<記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座編集室 ざっきー
圧倒的「部分分数分解」の存在感。
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
キム
2020年3月 7日 12:37
君と僕はいつでも共役な複素数さ!(^O^)
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