「理科は暗記教科だから、定期テスト前だけ勉強している」という人はけっこういるのではないでしょうか。
「そのとおり!」という人も、「そんなことないよ」という人にも読んでほしい!
今回、「高校講座」の理科担当者に聞いた「あるあるNG→こうしたらGOOD!」な勉強法を高校講座編集室N子が紹介します!
定期テスト前の理科の勉強法とは?ノート作りから始めるのはNG!
これは理科に限った話ではないのですが、定期テスト勉強はまず「ノートづくり」と思っている人は注意が必要です。
■定期テスト勉強を「ノートづくり」から始めるデメリット
・範囲が広いと、とてもカバーしきれない
・まとめで終わってしまい、演習問題に取り組む時間がない
「あ〜やってるかも......」という人は、次の勉強法にチェンジしてみましょう!
理科の効率の良い勉強法とは?書き出し&見直しで時間短縮!
高得点に近道なし......!そして実は負荷が少ないのがこの「日々の復習」。
人は時間がたつほど忘れやすい生き物なので、授業から時間がたてばたつほど、記憶はなくなっていきます。
つまり、授業後すぐに復習することが大事!
忙しい高校生は、ついつい理科の勉強はあとまわしになりがちですよね。
でも、授業の直後や週末に、まずは次のことをおさらいするだけでも効果あり!
1、どんなことを学習したのか?
2、先生が大事と言っていたのは、どんなことだったか?
3、どんな用語や公式が出てきて、どんな意味だったか?
いずれもサッとでOK。
ちなみに、ノートまとめ自体がダメな学習法なわけではなく、定期テスト前にノートまとめを始めることがNGなのです。
ノートは、学習したことや考えたことを整理するためのツール。
大事なポイントを書き出したり、繰り返し見直し、書き込みを加えながら活用すれば、「復習」をより効果的に行えます。
ここで大事にしたいのは、書き写すことに時間をかけないことです!
図や表などはコピーを貼って整理したほうが、復習が効率化できますよ。
理科の丸暗記はもったいない!仕組みを覚える&深く理解することで、成績アップ!
理科のどの科目でも、暗記は必要。
でも、用語を丸暗記しても点数が取れるとは限りません。
「それって、用語の意味まで覚えればいいってことでしょ?」
と思った人、実はそれでは全然足りません。
次に科目ごとに気をつけるポイントを紹介していきます。
物理:公式を覚えるのではなく「理解する」
例えば、文字式を使った公式がたくさん出てくるので、文字の意味をひとつずつ書いておきましょう。
「s=vt」と言うと難しそうですが、「距離」=「速さ」×「時間」と言葉にするとわかりますよね!
文字式に慣れるまでは、言葉で考えるとぐっとわかりやすくなります。
化学:なぜその現象や反応が起こるのか?をつながりで覚える
ポイントは「なぜその現象や反応が起こるのかの原理の理解」です!
例えば、「原子」は「原子核」と「電子」でできています。
「原子核」は「陽子」と「中性子」でできている......というのがつながり。
それぞれの用語を「どんな関係にあるのか」と、相互のつながりを考えると理解しやすくなります。
生物:現象をイメージし「仕組みを理解」する
生物は、図なども見ながら、現象をイメージをしていくのが大切!
用語をただ「丸暗記」するのではなく、【図と一緒に流れやしくみまで理解して覚えていく「理解型の暗記」】が効果的です。
流れやしくみは授業の中で出てくるものだから、授業の学習内容は、なるべく授業内で覚えておくと、テスト前の負担が軽くなりますよ。
地学:常に「なぜ?」を頭におく
教科書の内容を丸暗記するのではなく、「なぜこうなるのか?」ということを常に頭において学習しましょう。
地学は時間的・空間的な広がりを図に表して考えます。
教科書に出てくる図は、何がどのように読みとれるかをきちんと理解しておくことが大切です。
つまり、図と文章をセットで学習していくのがおすすめです!
テスト勉強はノートまとめから入って時間がなくなってしまった、ポイントがいまいちわからなかった、理科の勉強はあとまわし、という人のお役に立てれば幸いです!
<この記事を書いた人>
高校講座編集室N子
暗記してテスト後には忘れてしまうタイプでした......。
この記事で言われていることをもっと早く知りたかった〜。
Special Thanks 進研ゼミ高校講座理科担当 Utako
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
匿名
2020年2月26日 22:33
自分の勉強法を見直すことが出来た。
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