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難関大合格のための効率的暗記メソッド【1】理科・地歴×授業活用編
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- 2025/02/20

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定期テスト対策でも、受験勉強の基礎固めでも、単語や重要語句の暗記は避けて通れない ものです。一方で、暗記がニガテという人も少なくないでしょう。
この記事では「覚えるのが面倒」「暗記はつまらない」という人のために、「難関合格 進研ゼミ√Route」監修で効率的な暗記メソッドを2回に分けて紹介します !
第1回目は、理科と地歴の暗記にフォーカスし、授業を活用した暗記メソッド を解説します。
理科・地歴の暗記を後回しにしてはいけない理由
難関大合格をめざして受験勉強を始める際、まずは対策に時間がかかる英語、数学、国語の主要3教科を優先するのがセオリーです。
そのため、「理科や地歴の対策に本格的に取り組むのは高3 の夏以降」という人も多く見られます。
しかし、理科・地歴は暗記事項の量が多い教科です。
すべての暗記作業を高3・夏以降に回すと、時間が足りなくなり、覚えきれない可能性も。
これを防ぐために、物事の背景や成り立ちは普段の授業を活用して理解し、高3・夏からは細かい事項を暗記して補強していくやり方が効果的 です。
人は「理解できないもの」を覚えるのがニガテ
認知心理学では「意味のないもの、理解できないものは覚えにくく、覚えてもすぐに忘れてしまう」ということが実証されています。
例えば、歴史は人物名や事件・戦いの名前、年号、場所名など覚えるべき細かい事項がたくさんありますが、全体の流れを理解せず、「部分」だけをいくら覚えようとしても、なかなか頭には入ってきません 。
では、どう覚えたら“忘れにくい記憶”になるのでしょうか?
ポイントは「記憶の軸」を作ること にあります。
忘れにくい暗記に必要な「記憶の軸」とは
「記憶の軸」とは、木の幹にあたる部分。
歴史科目であれば、「歴史の流れや時代背景」、理科であれば「しくみや法則などの基本事項」が記憶の軸にあたります。
この軸をしっかり作ることで、枝葉になる細かい知識が結びつきやすくなります 。
暗記のために背景やしくみを深く理解することは、一見、遠回りに見えますが、意味や因果関係とセットで覚えるほうが記憶に残りやすくなります。
化学式なども、その成り立ちやしくみを理解して覚えると、仮に忘れたときでも、あとから思い出しやすくなるでしょう。
「記憶の軸」は授業で作る
しっかりした「記憶の軸」を作るには、自分で教科書や参考書を読むより、授業を活用するのが効率的です。
授業では、先生が「考え方の背景」や「なぜそうなるのか」を詳しく説明してくれる からです。
概念的な説明は、自分で文章を読んで理解するよりも、先生の話を聞いたほうが頭に入りやすくなります。
授業では「その場で理解する」ことを意識しましょう。
先生の解説に集中し、手を動かして要点を書き込んだり、マーカーを引いたりして理解を深めるとよいでしょう。
わからない部分があれば先生に質問すること。理解することを先延ばしにしない習慣をつけましょう。
「授業で理解→即チェック」を繰り返そう
授業で理解したことは、即チェックすると記憶の定着度が上がります 。
「定期テスト前にまとめて暗記しよう」と考えて、後回しにするのはよいやり方とは言えません。
記憶に定着させるためのチェックは、「一問一答」式の問題集やアプリを使うのが有効です。
ポイントは「授業を受けた当日」と「翌朝」にチェックすること 。間を置かずに 2回確認することで、記憶が確実に強化されます。
一問ずつにそれほど時間をかけなくてもよいので、さっと一通り復習をするように習慣づけるとよいでしょう。
暗記のコツを知ることで、効率が大きく変わる!
重要事項の暗記というと、定期テスト直前にがむしゃらに覚えた人も少なくないでしょう。
しかし、大学受験に必要な暗記量は膨大で、短期間に一気に覚えるのは困難です 。
また、丸暗記は記憶に定着しづらく、なによりつまらない作業。
時間と努力が必要なのは間違いありませんが、授業を活用して「記憶の軸」をつくり、暗記のコツを知ることで、効率が大きく変わります 。
ぜひ、ここで紹介した暗記メソッドを実践してみてください!
関連記事「難関大合格のための効率的暗記メソッド【 2】英単語・古語×単純暗記編」 では、英単語や古語などを暗記する際のコツを紹介しています。
こちらもぜひ参考にしてくださいね。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。