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難関大へ向けての進路選択
【文系受験生必見】科目選択で失敗しないための3つのルール
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- 2025/02/18

難関大合格のためには、入試で必要となる科目を見定め、対策に力を入れていくことが重要になります。
そこで多くの高校では、高校2年生の12月までに、高3で履修する科目の選択希望を提出することになります。
例えば文系の場合は、英語と国語に加え、受験での勝負科目を地歴・公民あるいは数学から選ぶことが必要です。
そして、選択した科目が大学の入試科目に含まれない場合、受験可能な大学が限られてしまうことも考えられます。
そのため、高1あるいは高2の早い時期に、どの科目を選択すべきか、何を基に選択するべきかを知っておくことで、効率よく勉強計画を立てることが可能になります。
この記事では、文系志望者に向け、合格をめざすための科目選択で迷わない&失敗しないための3つのルールと、そのための考え方を紹介します。
【文系】科目選択3つのルール
①大学で学ぶ内容をベースに必要な科目を見極める!
②地歴・公民の科目は、相性のよい組み合わせを選ぶ!
③共通テストで理科を受ける場合は、「基礎」科目を選ぶ!
①大学で学ぶ内容をベースに必要な科目を見極める!
大学や学部によって受験科目が異なるのは、高校で特に勉強しておいてほしい科目が異なるためです。実際に大学で学ぶ際、基礎や前提知識として必要となる科目が受験科目になっていることが多く見受けられます。
例えば、文学部や語学、国際関係学などの場合、歴史の知識が必要となるため、入試でも日本史や世界史が重要視される傾向があります。
大学で学びたい分野が明確であれば、その内容に関連する科目を選択するのが望ましいです。その際、国公立大と私立大では、試験の傾向が異なることに注意が必要です。
【国公立大】
国公立大の中には、公民では個別試験の受験ができない場合もあります。
【私立大】
私立大では、基本的には①英語、②国語、③地歴・公民の3科目が受験の主流となるため、競争は厳しくなります。このため、科目選択の誤りは合格に影響を及ぼす可能性が高くなります。実際、私立大では地理で受験できないところが意外に多いため、日本史または世界史を選択することで受験可能な大学の範囲を広げることができます。
大学での学びを視野に入れ、科目を慎重に選択した先輩も多く見受けられます。
大学で西洋史を学ぼうと考えていたため、その予習にもなる世界史という科目を選択しました。
公民科目は、倫理、政治経済にしました。大学で経済学を学ぶ際にその知識を活用できると考えたからです。
②地歴・公民の科目は、相性のよい組み合わせを選ぶ!
国公立大の文系学部では、共通テストで地歴・公民から科目を選ばせることが多いです。
実は、地歴・公民の中には、相互作用によって理解度が向上する分野の組み合わせもありますので、その相性を考慮するようにしましょう。
例えばこのような組み合わせがあります。
日本史×政治・経済
日本史の近・現代の内容は政治・経済と重なる部分が多く、勉強しやすいです。
世界史×倫理
世界史の文化史には、倫理の西洋思想などが含まれているため、効率的に学習できます。
世界史×日本史
とりあえず、これらを選択しておけば多くの文系学部を受験できますが、内容が重なることが少なく、どちらも必要とされる知識量が多いため、負担が大きくなってしまいます。ただ、世界の歴史の中に日本の歴史を位置付けることができるので、歴史の学習としては意義のある選択といえます。
地理×政治・経済
地理で学ぶ各国・地域の産業や経済は、政治・経済の内容と重なる部分が多いです。
③共通テストで理科を受験する場合は、「基礎」科目を選ぶ!
ほとんどの国公立大では、共通テストで理科の受験が必要となります。
共通テストの理科には基礎科目と専門科目(基礎を付さない科目)があり、各大学・学部によって必要な科目数などが異なります。
【基礎科目】
・物理基礎
・化学基礎
・生物基礎
・地学基礎
【専門科目(基礎を付さない科目)】
・物理
・化学
・生物
・地学
高2の段階で、理系科目についても選択をする必要があります。自分にとっての最適な科目を選びましょう。
合格に向けた科目選択を!
以上のように、科目の選択は、大学合格に向けた受験対策の重要な一歩となります。ちなみに、7教科24科目学び放題の
などで各科目の対策を効率的にしていくこともできますが、科目選択で失敗しないように、今回の3つのルールを参考にしてみてくださいね!